「ドライガーデンとロックガーデンって何が違うの?自分の庭にはどっちが合う?」
そんな疑問を持つ初心者さん向けに、特徴・見た目・メンテナンス・コスト・おすすめ植物・作り方までをわかりやすく解説していきます。

読み終えるころには、あなたの庭にぴったりのスタイルがはっきりイメージできるはずです。
この記事でわかること
ドライガーデンとは?特徴とメリット
人気急上昇中の“乾きに強い庭”の魅力をわかりやすく解説。
アガベ・ユッカ・コルジリネなど、リゾート感あふれるワイルドな雰囲気づくりのコツや、「水やりが少なくてOK」「管理がラク」など、忙しい人に支持される理由までまとめています。
ロックガーデンとは?特徴と魅力
石組み×植物で“自然の景観”を切り取ったような庭づくり。
アルプス風・ナチュラルスタイルなど具体的なデザイン例を交えながら、「植物が引き立つ」「小スペースでも映える」などの魅力を紹介します。
ドライガーデンとロックガーデンの3つの違い(スタイル・手入れ・コスト)
どちらに向いているか迷う人のために、
- 見た目(ワイルド系/ナチュラル系)
- 手入れの手間(乾燥地向き/季節の管理)
- 初期費用と維持費
を表や具体例で比較。「あなたはどっち派?」がすぐ分かります。
スタイル別・おすすめの植物が一目でわかる
乾燥に強いアガベ・サボテン・ユッカ、ロックガーデン向けのセダム・ハーブ・高山植物など、“初めてでも失敗しにくい植物リスト”を具体的に紹介。
植える場所や日当たりの目安もセットで理解できます。
自宅の庭で始めるときの基本ステップ&注意点
「何から始めればいい?」にすぐ答えられるよう、
- 日照と排水チェック
- 地面づくり(防草シート・砂利・土壌改良)
- 石・植物の配置のコツ
- 失敗しやすいポイント(石の置き過ぎ/水抜き不足など)
をステップ形式で解説。
ライフスタイル別|あなたに合うガーデンスタイル診断
「忙しい」「かっこいい庭にしたい」「自然な雰囲気を楽しみたい」など、暮らし方・好み・メンテのしやすさから“最適なガーデンスタイルを提案”。
初心者でも迷わず、後悔しない庭づくりがスタートできます。
ドライガーデンとは?:乾燥に強い植物で作る“手間いらずで映える庭”
ドライガーデンとは、乾燥地帯に自生する植物(アガベ・ユッカ・サボテンなど)を主役に、砂利やロックで魅せる省メンテナンスな庭のこと。
とくに、余白を活かしたシンプルで力強いデザインが特徴で、都会的・スタイリッシュ・海外風の外構をつくりたい人に人気のスタイルです。
そのため、戸建てはもちろん、マンションの専用庭・狭小スペース・駐車場まわり・玄関アプローチなど、場所を選ばず取り入れられます。
また、植物の“存在感”が強いので、小さなスペースでも驚くほど絵になるのが魅力です。
ドライガーデンの主な特徴・魅力
1.乾燥に強い“ワイルドで美しい”植物が主役
ドライガーデンでは、次のような耐乾性の高い植物が使われます。
- サボテン
- アロエ
- アガベ(王者の風格で人気No.1)
- ユッカ(鋭い葉がアクセントに)
- セダム(多肉で地面を彩る)
これらは葉・茎に水分を蓄える構造になっており、「極端に乾燥しても枯れにくい」「水やりが少なくてOK」という扱いやすさが魅力。
とくに、アガベやユッカは、1株置くだけで“オブジェ級の存在感”を放ち、庭の印象を一気にグレードアップしてくれます。
2.水やりの手間が大幅減(週1以下でも元気)
ドライガーデンが支持される最大の理由が、水やり頻度の少なさ。
- 高温・乾燥に強い
- 暑さのピークでも“放置気味”で耐える
- 雨の多い地域なら自然降雨だけで育つケースも多い
そのため…
「仕事で帰りが遅い」「数日家を空ける」「旅行が好き」
という人でも、無理なく維持できる庭です。
3.砂利×防草シートで雑草が激減 → 圧倒的にラク
メンテナンスの手軽さもドライガーデンの大きな魅力です。
- 庭全体を砂利やロックで覆うため、雑草が出にくい
- 防草シートを併用すれば草むしりの頻度が“1/10以下”になることも
- 雑草の季節でも、手入れがほぼ不要
とくに、広い庭や共働き家庭での評価が非常に高いポイントです。
4.余白が美しい“モダンで洗練されたデザイン”
ドライガーデンが人気の理由は、管理のラクさだけではありません。デザイン性の高さも注目されています。
- 余白を活かした“引き算の庭”
- 直線的でシャープなレイアウト
- 砂利×石×コンクリートの無機質な質感が映える
- カリフォルニア風・ブルックリン風・モダン外構との相性抜群
植物のフォルムがアートのように際立つため、「庭をインテリアの延長として楽しみたい」人に最適です。
ロックガーデンとは?:石と山野草で作る“山の風景”を切り取った庭
ロックガーデンとは、石や岩の配置を中心に、山間部や岩場に広がる自然の景色を庭に再現するガーデンスタイル。
そのため、人工物を極力省き、自然のままの美しさをそのまま取り込むようなナチュラル感が最大の魅力です。
とくに、日本の山野草や湿り気を好む植物とも相性がよく、春の可憐な花、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の静けさ…と四季の変化をしっかり楽しめるため、「癒される庭をつくりたい」「自然が好き」「眺めのいい庭にしたい」人に最適。
和風住宅・北欧風・ナチュラルモダンなど、どんな建物にもなじみやすい万能スタイルでもあります。
ロックガーデンの主な特徴
1.石や岩が景観の中心:自然地形をそのまま庭に再構築
ロックガーデンは、まず石選びと配置が命。とくに、大中小の自然石を組み合わせ、山の斜面や渓流のほとりを思わせるようなレイアウトにすることで…
- “自然の重なり”
- “積み重なった地層”
- “風雨に削られた岩肌”
など、人工物では出せない奥行き感とワイルドさが生まれます。
石の形や向き、高さの差し込み方ひとつで景観が dramatically 変わるため、センスと創造性が楽しめる庭でもあります。
2.湿り気を好む植物との相性が抜群 → 北側・日陰の庭にも最適
ロックガーデンは、半日陰や湿度の高い環境を好む植物が多く使われます。
代表的な植物例
- シダ類(涼しげで影を彩る)
- コケ類(石と相性抜群。自然風に仕上がる)
- シャクナゲ(春の華やかな花がアクセントに)
- ヤマアジサイ(淡い花色で上品)
- イワシャジン(繊細で可憐な山野草)
とくに、これらの植物は建物の北側・家の影・風が通りにくい場所でも生育しやすいため、日当たりが弱い庭でも成立しやすいガーデンスタイルなのも大きなメリットです。
3.高低差を活かした“立体的な景色”が作れる
ロックガーデンは立体感を演出しやすいため、平坦な庭でも奥行きが生まれます。
- 大きな石を高い位置に据える
- そのすき間に山野草を植え込む
- 手前に低い石を置いて斜面を再現する
こうすることで、自然の崖・岩場・山肌のような雰囲気になり、同じ面積とは思えないほど“風景の密度”が増します。
また、視線が上下に動くため…
「狭い庭でも広く見える」
という効果もあります。
4.四季の移ろいが豊か。ずっと眺めていられる庭に
ロックガーデンは、季節ごとの美しさが格別。
- 春・・・山野草の小さな花が岩間から顔を出す
- 夏・・・濃い緑と涼しい陰影が心地よい
- 秋・・・モミジなど落葉樹の紅葉が石に映える
- 冬・・・落葉後の静けさが“侘び寂び”を生む
“庭の中に小さな山の四季がある”ような、情緒ある庭に仕上がります。
ドライガーデンとロックガーデンの違い:3つの比較ポイント
「乾いた景色がかっこいいドライガーデン」と「自然の山風景を再現するロックガーデン」。どちらも人気のガーデンスタイルですが、見た目・手入れ・費用の3つで大きく特徴が異なります。
ここでは、初めての人でも迷わず選べるように、スタイルの特徴・メンテナンス性・コスト感の3項目でわかりやすく比較。
あなたのライフスタイルや庭の条件に合うのはどちらなのか、読み進めるだけで自然と答えが見つかる内容になっています。
とくに、「自分の家にはどっちが向いている?」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
① スタイルの違い:見た目・素材・デザイン性
ドライガーデン
直線的・ミニマル・都会的な雰囲気が魅力。
砂利・コンクリート・多肉植物を中心に構成し、余白の美しさや、造形のシャープさを楽しむスタイルです。
- 直線ラインが多く、スタイリッシュで無機質な印象
- アガベやユッカなど、シンボリックな植物が主役
- 砂利・ブラックロック・アイアンなど硬質素材と相性◎
- 外構デザインの一部として取り入れやすく、狭いスペースでも絵になる
そのため、植栽というより、「植物×素材のアート」として楽しむイメージに近いです。
ロックガーデン
自然の地形や山の風景を“そのまま庭に切り取った”ようなナチュラル感が魅力。
- 自然石を組み合わせて斜面・渓流・山肌のような景色を再現
- 山野草・コケ・シダなど“しっとりした植物”が中心
- 配置の仕方で表情が大きく変わるため、自然風のレイアウトを楽しみたい人向け
- 和モダン・北欧ナチュラル・雑木の庭との相性が抜群
そのため、人工的な直線より、自然のランダムさを美しく見せるデザインになります。
② メンテナンス性の違い:管理のしやすさ
ドライガーデン
管理が圧倒的にラク。とくに、忙しい人・初心者にぴったり。
- 乾燥に強い植物が多く、週1以下の水やりでも元気
- 砂利×防草シートで雑草が激減
- 葉が固く丈夫な植物が多いため、剪定はほぼ不要
- 夏の高温や直射日光にも強く、自然降雨だけで育つケースも多い
また、植物の生育スピードも遅いため、形が崩れにくい庭として長く美観をキープできます。
ロックガーデン
自然の雰囲気が魅力な分、育てる手間が楽しみになる庭。
- 半日陰・湿度を好む植物が中心のため、水やり頻度がやや多め
- 山野草は生長スピードが速く、剪定・株分け・植え替えが必要
- 植物が増えて“景色が変化する”ため、四季を強く感じられる
- 手間がかかる分、「育てる楽しさ」「庭仕事の喜び」が大きい
そのため、メンテナンスは必要ですが、「庭と一緒に季節を楽しみたい」タイプの人に最適です。
③ コスト感の違い:初期費用とランニングコスト
ドライガーデン
初期費用は高めになることも。ただし、維持費は最小レベル。
- アガベ・エクスカリバー・ユーフォルビアなど、一部の植物は“1株数千円〜数万円”と高価な場合も…
- 白砂利・化粧砂利・ロック・アイアンポットなど、素材にこだわるほどコスト上昇
しかし、一度つくれば水やり・肥料・剪定が少なく、ランニングコストは非常に低いので、最初に投資 → 長く美観維持”が特徴のコスト構造です。
ロックガーデン
植物・石の選び方で大きくコストを調整できる。
- 自然石をホームセンターや産地で調達すればコストダウン可能
- 山野草は比較的リーズナブルで、種類も豊富
- ただし、本格的な石組み・斜面づくりをプロに依頼する施工費が高くなる(重機・技術が必要)
- メンテナンスの手間があるため、肥料・増えた植物の管理コストはやや増える傾向
“DIYで自然石を並べるシンプルなロックガーデン”なら費用を抑えられます。
ドライガーデンにおすすめの植物:乾燥に強く“形が絵になる”品種を厳選
ドライガーデンでは、水分の少ない環境でも育ちやすく、シルエットが美しい植物を選ぶことで一気に雰囲気が整います。
ここでは、初心者でも育てやすく、かつ“ドライガーデンらしさ”が出る人気植物を詳しく紹介していきます。
代表的なおすすめ植物
アロエ(Aloe)
多肉植物の代表格で、耐乾性・耐暑性がトップクラス。
- 肉厚の葉が太陽光を反射してスタイリッシュ
- 大鉢に植えるとホテルライクな雰囲気に
- 種類が多く、葉色・サイズ・トゲの強さで印象が変わる
とくに、乾燥に強いので、「水やりは月数回で十分」という育てやすさも魅力です。
サボテン(Cactus)
砂漠を思わせるルックで、一点投入するだけでドライ感が強まる存在。
- 球状・柱状・扁平などフォルムが豊富
- シンプルな庭のアクセントに最適
- 直射日光と乾燥に強く「ほぼ放置」で育つ種類が多い
また、白砂利や黒砂利とのコントラストが映えるため、モダン外構との相性が抜群です。
アガベ(Agave)
“ドライガーデンの王様”と呼ばれるほど存在感のある植物。
- ロゼット状に広がるシャープな葉が圧倒的に美しい
- 耐暑・耐乾性が極めて高い
- 一株植えただけで庭が一気に海外風に変わる
とくに、人気のアガベ・アメリカーナ、アガベ・パリ―、アガベ・アテナータなどは、玄関アプローチや駐車場のシンボルにぴったり。
ラベンダー(Lavender)
見た目・香り・丈夫さの三拍子がそろった万能ハーブ。
- 乾燥と風通しを好むのでドライガーデンに最適
- 紫の穂花が砂利の白・グレーに映え、柔らかい印象に
- 花期は香りが広がり、「癒しのエリア」が作れる
とくに、モダンに寄りすぎるデザインに“彩りと優しさ”を加えたいときにおすすめ。
ローズマリー(Rosemary)
“見る・香る・使える”三拍子揃った常緑ハーブ。
- 乾燥に強く、暑さにも負けないタフな植物
- 立性・ほふく性を使い分けると立体感のある植栽に
- 一年中グリーンが保たれるため、冬の景色も寂しくなりにくい
- 料理にも使え、実用性も◎
とくに、砂利の間からほふく性が流れるように広がると、海外のナチュラルドライガーデンのような雰囲気になります。
ロックガーデンにおすすめの植物:山の風景をより深く感じられる厳選種
ロックガーデンでは、石組みや岩肌に合う山野草・木陰植物・落葉樹を組み合わせることで、「庭の中に小さな山の景色がある」ような奥行きと情緒が生まれます。
とくに、湿り気を好む植物や繊細な葉を持つ植物は、自然石との相性が抜群。ここでは、ロックガーデンの雰囲気をぐっと高める代表的な植物を詳しく紹介していきます。
代表的なおすすめ植物
シダ類(Ferns)
木陰や沢沿いの自然風景を再現するなら欠かせない存在。
- 細かい葉が重なり合い、光を受けると陰影が美しい
- 岩の間や半日陰の場所でよく育つ
- 夏でも涼しげな雰囲気を保ち、見た目が柔らかい
とくに、リョウメンシダ、クジャクシダなど種類も豊富で、影の美しさを楽しむ庭をつくりたい人にぴったりです。
コケ類(Moss)
石と最も調和し、ロックガーデンの完成度を上げる植物。
- 岩肌に沿って広がり、自然な“山の湿り”を演出
- 保湿性が高く、周囲の山野草も育ちやすい環境に
- 踏むとふわふわした柔らかさがあり、足元が美しくなる
とくに、石組みのすき間、木陰、少し湿ったゾーンに植えるだけで、山の空気そのものを感じられます。
シャクナゲ(Rhododendron)
春に華やかな花を咲かせ、山道の景色をそのまま庭に。
- つやのある葉と大きな花房が、石組みに色を添える
- 半日陰でも育ちやすく、ロックガーデンの背景に最適
- 白・ピンク・赤など花色が豊富
静かで落ち着いたロックガーデンに、山で出会う春の風景を持ち込める貴重な植物です。
ミヤコワスレ(Miyako-wasure)
控えめなのに存在感がある、ロックガーデン向きの多年草。
- 半日陰を好み、岩の間でひっそり咲く雰囲気が魅力
- 青紫・白・ピンクなど淡い花色が石の質感に映える
- 開花期間が長く、春〜初夏の彩りを持続
また、優しい色調が多いため、ロックガーデンの硬さを和らげる役割も果たします。
モミジ(Japanese Maple)
ロックガーデンの中心・背景として四季を演出する落葉樹。
- 春の芽吹き、初夏の新緑、秋の紅葉、冬の枝姿→ 四季の移ろいを最も美しく見せる樹種
- 石組みとの相性が良く、影が岩に落ちるだけで情緒が生まれる
- 樹形が繊細なので大きくなりすぎず扱いやすい品種も多い
とくに、モミジを1本迎えるだけで、「日本の山景色」をコンパクトに味わえるロックガーデンになります。
自宅でできる!ドライガーデン&ロックガーデンの基本的な作り方

初心者でもポイントを押さえることで、自宅の一角にスタイリッシュなドライガーデンや、山の情緒を感じるロックガーデンを再現できます。
ここでは、それぞれの特徴に合わせた“つくり方のコツ”を紹介していきます。
ドライガーデンの基本ステップ
乾燥に強い植物と白砂利・黒砂利・ロックを組み合わせて、ミニマルで都会的な庭を手軽に作れるのが魅力。とくに、初めてでもつくりやすい、おすすめの方法はこちらです。
① 日当たり・水はけをチェック
ドライガーデンの植物は乾燥を好むため、日照と排水性が重要。
- ベスト・・・南〜西向きで日当たりの良い場所
- OK・・・午前〜昼に日が当たる場所
- NG・・・水が溜まりやすい、日陰が多い場所
もし、水はけに不安がある場合は、砕石を薄く敷いてから砂利を重ねると改善しやすくなります。
② 雑草・石・ゴミを取り除き、地面をならす
下地を整えることで、砂利の厚みが均一になり、見た目がきれいに仕上がります。とくに、雑草は放置すると後々手間になるため、根からしっかり取り除くことが大切。
③ 防草シートを敷く(重ね幅10cm・ピンで固定)
ドライガーデンは砂利を多用するため、防草シートで雑草の侵入を徹底ブロック。
- 重ねは10cm
- 風で浮かないようにU字ピンでしっかり固定
- 水の流れを邪魔しないように“ゆるい傾斜”を意識
これだけで、後々の手入れが驚くほどラクになります。
④ 砂利・化粧砂利を敷く(厚み3〜5cm)
砂利は色・粒の大きさで印象が大きく変わります。
- 白砂利 → 明るくクリーン、モダン系に
- 黒ロック → シックで高級感
- ベージュ系 → 温かみのあるカリフォルニア風
とくに、厚みは3〜5cmを目安にすると、歩いても下地が見えず美しく保てます。
⑤ 主役植物 → 小株 → 地面のグランドカバーの順でレイアウト
配置のポイントは“主役を先に置く”こと。
- アガベ・ユッカ・大きめ多肉など主役の株を決める
- その周りを小さな多肉やハーブで囲む
- 最後にセダムなどのグランドカバーで立体感やつながりを演出
とくに、株の高さや葉の広がりを意識すると、庭全体が引き締まります。
ロックガーデンの基本ステップ
ロックガーデンは、石の置き方次第で景色が“山らしく”なるため、「順番」と「石の角度」が成功のポイント。
① まずは“再現したい山の景色”を決める
- 低い山の緩やかな斜面
- 渓流沿いの湿り気のあるエリア
- 荒々しい岩場
- 苔むした木陰
このように、イメージを決めることで、石の高さや植物の選定がスムーズになります。
② 大きな石から先に据えて骨格をつくる(最重要ポイント)
ロックガーデンは大きな石=構造の柱。
- 傾き・向き・高さを変えて“自然の乱れ”を表現
- 大石を3つほど組むと“自然の地形”が生まれやすい
- 土に埋める深さも調整して、埋まっている感を出すとリアルに
※「ただ置く」ではなく「据える」ことで安定し、自然らしい景色ができます。
③ 中〜小の石で高低差と自然な崩れを演出
大石のまわりに、バラバラの角度で中・小石を配置。
- スロープ(緩斜面)
- 崖(急斜面)
- 段々になった地形
など、ミニチュアの山地形をつくるイメージで組むと雰囲気が一気にアップ。
④ 山野草・シダ・コケを石のすき間や木陰に植え込む
植物は日照や湿度を意識して配置。
- コケ → 大石の影・湿った場所
- シダ → 半日陰の石の根元
- 山野草 → 明るい半日陰〜ほどほどの日当たり
- モミジなど落葉樹 → 背景や中心の“シンボル”に
これにより、岩 × 緑 × 陰影が合わさり、一気に山の景色が完成します。
⑤ 水やりと湿度管理で環境を維持する
ロックガーデンでは、乾燥しすぎはNG。
- 表面が乾いたらたっぷり
- 夏は朝夕のどちらかで調整
- 風が通るように植物の間隔は少し広めに
とくに、石やコケが乾きすぎないように気を配ることで、山らしいしっとり感が保てます。
あなたに合うのはどっち?ライフスタイル別おすすめスタイル
ガーデンスタイルは、見た目の好みだけでなく、暮らし方や庭に割ける時間によって向き不向きが大きく変わります。
ここでは、ライフスタイルに合わせて“ドライガーデン”と“ロックガーデン”どちらが自分に合うかを判断しやすいように説明していきます。
忙しい・初心者の方には… ドライガーデン
「庭に手間をかける時間がない」「でも格好よくしたい」そんな人に最も向いているのがドライガーデンです。
メリット
- 水やりは週1以下でOK
- 砂利×防草シートで雑草が激減
- 手を加えなくても、アガベやユッカの存在感だけでスタイリッシュ
- 植物の生長スピードが遅め=フォルムが崩れにくい
そのため、「まずは簡単に、失敗しにくく、見栄えがいい庭を作りたい」という方にぴったりです。
四季の移ろいをしっかり楽しみたい方には… ロックガーデン
- 「季節ごとに庭の表情が変わるのを楽しみたい」
- 「自然が好き・山歩きが好き」
そんな人はロックガーデンが断然おすすめ。
魅力
- 春・・・山野草の可憐な花
- 夏・・・濃い緑と涼しい陰影
- 秋・・・モミジの紅葉と岩のコントラスト
- 冬・・・枝姿と静けさの美しさ
このように、一年を通じて変化する景色を味わえるため、庭が第二のリビングに変わるほど癒されるスタイルです。
また、コケ・シダ・落葉樹を使うことで、日本らしい風景の縮図を自宅で再現できます。
メンテナンスを極限まで減らしたい方には… ドライガーデン
- 「共働きで庭はいじれない」
- 「セカンドハウスだから管理は最低限にしたい」
という方は、迷わずドライガーデン。
- 多肉植物・アガベ=育てやすさ抜群
- 水やり・肥料・剪定が最小限
- 砂利がベースなので雑草の侵入もほぼシャットアウト
- 見た目が“崩れづらい”ので、キレイな景観をほぼ維持できる
“ほぼノーメンテ”でも成立する庭は、ドライガーデンの大きな強みです。
自然や山の風景が好きな方には… ロックガーデン
- 「庭=自然の一部として楽しみたい」
- 「人工物が多い庭ではなく、癒される空間がほしい」
というタイプはロックガーデンが理想。
- 石・コケ・シダ・山野草を自由に組み合わせられる
- “山の一場面”を自宅に再現できる
- 手入れを重ねるほど、庭に深みと味わいが出る
- 景色の変化を眺める時間が心のリセットに
とくに、ただの庭ではなく「自然を切り取ったような風景」を自宅に作りたい方に向いています。
まとめ:ドライガーデンとロックガーデンの違い&今日からできる行動
いかがでしたか?
要点まとめ
- ドライガーデン・・・
乾燥に強い植物+砂利で作る、省メンテナンス&スタイリッシュな庭 - ロックガーデン・・・
石と山野草で山の風景を再現し、四季の変化を楽しむ庭 - 手入れのラクさ重視ならドライガーデン、自然感と季節感重視ならロックガーデンがおすすめ
- どちらも防草シート+砂利をうまく使うことで、管理がグッと楽になる
今日からできる行動
- 庭の日当たり・水はけ・日陰の有無をチェックして、どのスタイルが合うかイメージする
- 気になる植物を1〜2種類選び、まずは鉢植えから試してみる
- 「DIYでやるか、プロに頼むか」を検討し、予算感をざっくり把握する
外構・ガーデンづくりに役立つおすすめサービス
- 砂利敷きや雑草対策をプロに任せたい方
👉 年間受付20万件以上の【砂利110番】が安心。 - 外構全体のデザイン・リフォームを相談したい方
👉 おしゃれな施工例が豊富な【ロイヤルガーデン】 - 複数業者を比較して予算内で進めたい方
👉 相見積もりが簡単に取れる【外構・エクステリアパートナーズ】
そして、「自分でできる部分はDIY」「難しいところはプロへ」この組み合わせが、時間もコストも無理なく理想の庭に近づくコツです。
まずは各公式サイトで、施工事例・料金・得意分野をチェックして、あなたの庭に合うスタイルを見つけてみてください。
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