お庭の砂利が、ただの装飾ではなく、あなたの家を守る防犯ツールに変わるとしたらどうでしょう?
砂利には、お庭を美しく見せるためだけでなく、防犯に特化した「防犯砂利」というものがあります。防犯砂利は、歩くだけで74dBの大きな音を発生させ、不審者の接近に気づきやすくするという驚きの効果があります。
そこで今回は、DIY初心者でも簡単にできる「防犯砂利」の敷き方とそのメリットを詳しくご紹介していきます。
さらに、その敷き方はとてもシンプルで、誰でも簡単にDIYできるのも魅力的です。

DIY初心者でも簡単に出来ます。ぜひ参考にしてください。
防犯砂利の特徴とメリット
防犯砂利は、その名の通り、防犯に特化した砂利のことです。
踏むと大きな音がすることで、不審者の接近を知らせてくれます。この砂利の最大の特徴は、その防犯効果にありますが、以下のようなメリットもあります。
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低コストで導入可能・・・
比較的低コストで入手でき、庭や駐車場に敷くだけで、不審者の足音をキャッチすることができます。 -
デザイン性の高さ・・・
様々な色や形があり、お庭のデザインに合わせやすい。
また、粒の大きさは5mm以上が推奨され、大きいほど音が大きくなります。
防犯砂利の防犯以外の効果
防犯砂利の主な目的は防犯ですが、その他にも実用的な効果が多くあります。
とくに、雨水の浸透を助け、排水性を改善するという効果は大きなメリットです。
排水性の向上
庭に防犯砂利を敷くことで、雨水が土壌に素早く浸透しやすくなり、
雨の後に水が溜まってしまう「水たまり」を防ぐことができます。
とくに、水はけが悪い土地や雨量が多い地域では、この効果が顕著です。
また、防犯砂利は、粒と粒の間に隙間ができるため、雨水がその隙間を通って地面に浸透し、庭全体の排水性能を向上させます。
これにより、地面が湿っていると雑草が育ちやすくなる問題も軽減できます。
土壌の保護
防犯砂利は、直射日光や激しい雨から地面を保護する役割もあります。砂利が地面の上に敷かれているため、雨が直接土に当たらず、土の流出や浸食を防ぐことができます。
また、土壌が過乾燥になるのを防ぐ役割も果たし、植栽にも適した環境を提供します。
防犯砂利の敷き方と注意点
防犯砂利を敷く際には、以下のポイントに注意してください。
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敷く場所の選定・・・
不審者が侵入しやすい場所、例えば玄関や勝手口、駐車場などに重点を置いて敷きます。
ただし、音が大きいため、近隣住民への配慮も必要になります。 -
下地の準備・・・
砂利が沈み込んだり、雨風で動いたりしないように、下地作りが重要です。
そのため、土を固め、防草シートを敷くことで、防犯効果を長持ちさせることができます。 -
砂利の厚さ・・・
5mm以上の砂利は、「5cm~10cm」の厚さで敷くことで効果的!
ただし、砂利が飛び散ることもあるため、その点も考慮する必要があります。
防犯砂利の素材選び
防犯砂利には、天然石と人工素材の2種類があり、それぞれに特徴やメリットがあります。
そのため、用途や好みに応じて、適した素材を選ぶことが重要です。
天然石
天然石の防犯砂利は、自然な風合いが特徴です。
そのため、庭全体の景観に馴染みやすく、特に和風庭園や自然派のガーデニングデザインにはぴったりです。
また、見た目の美しさだけでなく、石自体が非常に硬く耐久性も高いため、長期間使用しても割れにくいのが特徴です。
しかし、天然石はやや高価になることが多いため、予算に応じて選ぶ必要があります。
人工素材
一方で、人工素材の防犯砂利は、耐久性に優れ、割れにくいのが利点です。
また、色や形状にバリエーションがあり、デザイン性に富んでいます。
そして、防犯砂利としての音の大きさもコントロールしやすく、製品によってはさらに大きな音を発生させることができるタイプもあります。
さらに、人工素材の砂利はコストパフォーマンスが良く、比較的安価に大量購入できる点も魅力です。
騒音対策と近隣への配慮
防犯砂利は歩くと音が出ることで防犯効果を発揮しますが、その音の大きさが場合によっては近隣に迷惑をかけることもあります。
そのため、防犯砂利を敷く際には、騒音対策と近隣への配慮が重要になります。
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敷く範囲を限定する・・・
防犯砂利は、家の周囲全体に敷くのではなく、不審者が特に侵入しやすい部分にだけ敷くことで、音の影響を最小限に抑えることができます。
例えば、玄関の近くや窓の周辺、目立たない裏庭などに集中して設置することで、侵入を防ぎつつも過度な音を防げます。 -
防音効果のある植栽との併用・・・
防音効果が期待できる植栽(生垣や低木など)を防犯砂利の周囲に植えることで、
音の拡散を防ぎ、周囲への影響を軽減できます。
これにより、家全体の防犯対策とデザイン性も同時に高めることが可能です。
敷き方の詳細ステップ
防犯砂利を敷く際の具体的なステップは以下の通りです。
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場所の選定・・・
不審者が侵入しやすい場所を選定。
例えば、家の周り、特に隠れやすい暗い場所や、窓の近くなどが適しています。 -
下地の準備・・・
敷地を平らにし、雑草や石を取り除き、土を固めてから、防草シートを敷きます。
これにより、雑草の生えるのを防ぎ、砂利が安定します。 -
砂利の敷き方・・・
防草シートの上に砂利を均一に敷きます。
また、5mm以上の砂利を5cm~10cmの厚さで敷くと、歩くときの音が大きくなり、防犯効果が高まります。 -
メンテナンス・・・
砂利は時間が経つと移動したり、埋もれたりすることがあります。
そのため、定期的にチェックし、必要に応じて砂利を足したり、整えたりしてください。
長期的な維持管理
防犯砂利は、敷いた後も定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、長期的に使うためのポイントとして、以下のようなメンテナンス方法を取り入れるとよいでしょう。
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定期的な点検・・・
年に1〜2回、砂利の状態を点検し、
砂利が動いたり沈んでしまっている箇所がないか確認します。
とくに、雨や風で砂利が偏ることがあるため、
必要に応じて砂利を均等に戻すか、足りない箇所に新たな砂利を追加しましょう。 -
防草シートの確認・・・
砂利の下に敷いてある防草シートは、年月が経つと劣化することがあります。
また、防草シートが破れていたり、雑草が生えてきた場合は、部分的にシートを交換することで、砂利がしっかりと機能し続けます。 -
砂利の補充・・・
歩いたり車を駐車したりすることで、防犯砂利がすり減ったり、沈んでしまうことがあります。
そのため、砂利が薄くなっている箇所には定期的に補充することが必要です。
また、砂利が十分な厚さを保っていないと、音が出にくくなり、防犯効果が低下する恐れがあります。
まとめ:DIY初心者でも簡単!「防犯砂利」の敷き方とそのメリット
いかがでしたか?
防犯砂利は、DIY初心者でも簡単に敷くことができ、
防犯対策としてだけでなく、お庭の景観を美しくする効果もあります。
ただし、敷く場所の選定や下地作り、近隣住民への配慮など、いくつかのポイントに注意する必要があります。これらのポイントを押さえることで、安全で快適な生活を実現することができるでしょう。
砂利の敷き方や、砂利敷きの業者、防犯砂利については、以下のリンクからご覧ください。
安全と美観を兼ね備えた防犯砂利で、あなたのお庭をグレードアップしていきましょう!
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