ガーデニングに興味はあるけれど、日々の手入れに時間をかけられない方に朗報です。
ドライガーデンは、乾燥に強い植物や石、砂利を組み合わせて作る庭のスタイルで、手間が少なく初心者でもおしゃれなデザインを楽しめるのが魅力です。
そこでこの記事では、初心者でも簡単に始められるドライガーデンの作り方をステップバイステップでご紹介していきます。

ドライガーデンを作ることで、美しい庭にすることが出来ます。
ぜひ参考にしてください。
ドライガーデンとは?その魅力と特徴
忙しくても手軽に楽しめる、おしゃれな庭づくりをお探しではありませんか?「ドライガーデン」は、乾燥に強い植物と砂利や石を組み合わせた、手間いらずで洗練されたガーデンスタイルです。
なぜなら、水やりの回数が少なく、雑草の発生も抑えられるからです。そのため、メンテナンスの手軽さとデザイン性を両立できるのが大きな魅力。
ここでは、そんなドライガーデンの特徴とメリットを詳しく解説していきます。
ドライガーデンの定義
ドライガーデンとは、乾燥に強い植物を中心に、砂利・石・流木・岩などを使って構成するメンテナンスが少なくて済む庭のスタイルです。
もともとはアメリカ南西部や地中海沿岸など、雨が少ない地域の景観を模倣したガーデンデザインで、日本でも手間をかけずにおしゃれな庭を楽しみたい方に人気が高まっています。
主に使われる植物は以下のような種類です。
- アガベやユッカ・・・鋭く美しい葉が特徴の造形的な植物
- サボテン類・・・個性的な形でアクセントになる
- 多肉植物(セダム、エケベリアなど)・・・彩りや質感のバリエーションが豊富
ドライガーデンのメリット
1. 水やりが少なく手間いらず
- ドライガーデンで使われる植物は、根に水を蓄える能力が高く、乾燥にとても強いのが特徴です。
- 真夏でも週1回以下の水やりで十分なため、旅行が多い方や忙しい方にも最適です。
- 自動潅水システムと相性が良いので、さらに手間を減らすことも可能です。
2. 雑草が生えにくい
- 地面には防草シートを敷き、その上に砂利や石を敷き詰める構造が基本です。
- 雨水や光が地表に届きにくいため、雑草の発生が抑えられ、除草作業の回数が大幅に減ります。
- また、虫の発生も少なく清潔な印象を保ちやすいのもメリットです。
3. おしゃれでモダンな印象
- 幾何学的なフォルムの植物や、無機質な素材(石・鉄・コンクリート)を組み合わせることで、洗練された雰囲気に仕上がります。
- 配置や高さを工夫すれば、奥行き感のある立体的な庭に演出可能です。
- 色味を抑えたシンプルな構成が、現代建築やモダン住宅と調和しやすいのも人気の理由です。
初心者でもできる!ドライガーデンの作り方ステップバイステップ
ドライガーデンは、乾燥に強い植物と砂利や石を組み合わせてつくる、手間いらずでスタイリッシュな庭づくりのスタイルです。
「興味はあるけど、どう始めればいいかわからない…」という方でも大丈夫。
ここでは、道具選びから植え付け、仕上げのポイントまで、初心者でも安心して取り組める手順をわかりやすく解説していきます。
このガイドを参考に、あなただけの美しいドライガーデンを作ってみませんか?
ステップ1:場所の選定
まずは、ドライガーデンを設置する場所を選びましょう。
日当たりが良く、風通しの良い場所が理想的です。なぜなら、日光を好む植物が多いからです。そのため、半日以上日が当たる場所を選ぶのがポイントです。
また、水はけの良さも非常に重要です。そして、地面に水がたまりやすい場合は、以下のように改善しましょう。
- 土を掘り起こし、川砂や軽石を混ぜて排水性を向上させる
- 土壌改良材(パーライト、バーミキュライトなど)を活用する
ステップ2:道具と材料の準備
準備する道具と材料を一覧でご紹介します。
道具
- ガーデン用スコップ(掘り起こし・整地用)
- 手袋(サボテンの棘や土による手荒れ防止)
- 定規や縄(レイアウトを整えるための目安)
- じょうろまたはホース(植え付け後の水やり用)
材料
- 水はけの良い培養土(サボテン・多肉植物用がおすすめ)
- 防草シート(雑草防止に必須)
- 砂利や化粧石(白、黒、ベージュなど好みに応じて)
- アクセント用の石やウッドパーツ
植物例
- アガベ、ユッカ、アロエ・・・立体感を出す主役に
- サボテン、多肉植物(エケベリア、セダムなど)・・・彩りや質感を追加
ステップ3:植物の配置と植え付け
デザイン性と植物の成長を考慮した配置が大切です。そのため、高低差をつけることで、奥行きと立体感のある庭になります。
- 背の高いユッカやアガベは奥または中央に配置
- 低めの多肉植物やセダムは手前や隙間に配置
また、色合いや形のバリエーションを持たせると、より自然でダイナミックな景観にすることができます。そして、レイアウトが決まったら、スコップで植穴を掘り、植物をやさしく植え付けましょう。
最後に根元に軽く水をあげて、定着を助けましょう。
ステップ4:仕上げと装飾
仕上げの工程で、庭全体の完成度がぐっと上がります。
1.地面全体に防草シートを敷く
- 雑草を抑えるだけでなく、土の乾燥や泥はねも防ぎます。
- シートの上からピンなどでしっかり固定してください。
2.砂利や化粧石を敷き詰める
- 色や粒の大きさを変えると、デザインに奥行きが生まれます。
- 白や黒の化粧砂利はモダンな印象を演出できます。
3.石やアクセサリーで装飾
- 流木や大きめの石をアクセントに使うと、自然な雰囲気がアップします。
- 陶器鉢、アイアン雑貨、ソーラーランタンなどを配置すれば、より洗練された印象に。
このように、このステップを踏むことで、初心者でもおしゃれで手間のかからないドライガーデンが完成します。
また、「水やりの回数を減らしたい」「管理が簡単な庭がほしい」そんな方にもぴったりです。
ドライガーデンにおすすめの植物10選
乾燥に強く、おしゃれな景観を演出できる植物を厳選しました。形や質感、色合いのバリエーションを活かして、自分だけのドライガーデンを作りましょう。
1. アガベ(Agave)
- 特徴・・・
放射状に広がる剣のような葉が印象的。 - 魅力・・・
品種によって葉色やサイズにバリエーションがあり、シンボルツリーのような存在感を放ちます。 - 管理ポイント・・・
日当たりと水はけの良い場所を好み、水やりは控えめに。
2. ユッカ(Yucca)
- 特徴・・・
直立する剣葉で、縦のラインを強調するフォルムが魅力。 - 活用法・・・
背景や奥に配置することで、高さと立体感を演出できます。 - 管理ポイント・・・
乾燥に強く、耐寒性もあり、日本の気候にも適応しやすいです。
3. アロエ(Aloe)
- 特徴・・・
肉厚な葉にトゲのある種類が多く、グリーンが美しい。 - 魅力・・・
日陰にもある程度強く、初心者でも育てやすい多肉植物の代表格。 - 補足・・・
アロエベラなどは薬用としても知られています。
4. サボテン類(Cactus)
- 特徴・・・
球状・柱状など種類が非常に豊富で、独特のフォルムと花も楽しめる。 - 活用法・・・
鉢植えや化粧砂利との組み合わせでアクセントに最適。 - 注意点・・・
トゲに注意しながら植え付けを。寒さにはやや弱いため、冬場の管理に配慮が必要です。
5. エケベリア(Echeveria)
- 特徴・・・
バラのようなロゼット形状が可愛らしい。 - 魅力・・・
ピンク、ブルーグリーンなど彩りが豊かで、群植するととても美しい。 - 管理ポイント・・・
蒸れに弱いため、風通しを良くして育てましょう。
6. ユーフォルビア(Euphorbia)
- 特徴・・・
柱状・低木状・多肉状など様々な形態があり、独特な質感を持つ。 - 魅力・・・
乾燥に非常に強く、一部の品種は耐寒性も高いため、通年管理がしやすい。 - 注意点・・・
樹液に毒性がある種類もあるため、取り扱いには注意。
7. セダム類(Sedum)
- 特徴・・・
小さな葉が密に生えるグランドカバー向けの多肉植物。 - 魅力・・・
地面を彩りながら雑草の侵入を防ぐ役割も果たします。 - 品種例・・・
虹の玉、ブロンズ姫、乙女心などカラーバリエーション豊富。
8. ローズマリー(Rosemary)
- 特徴・・・
細い葉と立ち上がる枝が特徴的な常緑低木。 - 魅力・・・
ドライガーデンにハーブの香りと機能性を加えることができます。 - 補足・・・
刈り込んで形を整えやすく、花も楽しめる万能植物。
9. ラベンダー(Lavender)
- 特徴・・・
細長い葉と淡紫色の花穂が美しい香りを放つ。 - 魅力・・・
乾燥した環境に強く、ドライガーデンの彩りと癒しの香りをプラスします。 - 補足・・・
開花期の花姿が華やかで、剪定でコンパクトに保てます。
10. ドラセナ・ドラコ(竜血樹)などエキゾチック系
- 特徴・・・
南国の雰囲気を演出できる個性的な樹形。 - 魅力・・・
フォーカルポイントとしてドライガーデンの中心に最適。 - 管理ポイント・・・
やや寒さに弱いため、冬場は保護が必要な場合も。
これらの植物を組み合わせることで、デザイン性と機能性を兼ね備えた美しいドライガーデンを実現することができます。
ドライガーデンのデザインアイデア
限られたスペースでも、配置や素材の工夫次第で印象的な庭を演出できます。そのため、以下のアイデアを取り入れて、ワンランク上のドライガーデンを目指しましょう。
1. 高低差を活かして立体的に
平面的なレイアウトでは単調になりがちです。しかし、植物の高さに変化をつけることで、奥行きと動きのあるデザインに仕上がります。
- 背の高い植物(ユッカ、アガベなど)を庭の奥や中央に配置し、視線の起点に。
- 中〜低木(ローズマリーやユーフォルビア)を中間に。
- 低い多肉植物(エケベリアやセダム)を手前や縁取りとして使うと、自然なグラデーションが生まれます。
- 傾斜や段差を意図的に作ると、自然の丘や斜面のような雰囲気を演出できます。
2. 砂利・石を使った自然な演出
ドライガーデンでは、砂利や石は植物と同じくらい重要な構成要素です。そのため、以下のように工夫することで、アートのような空間を作ることができます。
1.色やサイズの違う砂利を層状に敷くことで、地層や模様のような表現が可能になります。
- 例・・・白い砂利と黒い砂利を交互に重ねてコントラストを出す
2.川の流れや波模様を石で表現
- 小石を曲線状に配置して「流れ」を演出
- 丸石と砕石を交互に使って「波」や「うねり」のあるデザインに
3.石の配置でリズム感を出す
- 大・中・小の石を散らすことで、自然な山景や岩場のような情景になります。
3. 小物でアクセントを追加
シンプルなドライガーデンに小物や装飾を加えることで、テーマ性や個性をプラスできます。
- 陶器鉢・テラコッタ鉢・・・
色味や形にこだわることで、和風・モダン・地中海風などスタイルに変化が出せます。 - ランタンやアイアン雑貨・・・
置くだけでエキゾチックな雰囲気やナチュラルな温かみを演出できます。 - ユニークな石や流木・・・
自然素材ならではの表情が庭の「見せ場」になります。
また、鳥の置物、サボテンのオブジェなどを加えれば、遊び心のある空間にも…
4. 夜間照明で幻想的な雰囲気に
夜の庭も楽しむために、照明の配置も忘れずに。
- ソーラーライトは設置が簡単で、ドライガーデンとの相性抜群。
- 間接照明や下からのライトアップで植物の影を演出すると、幻想的で静かな雰囲気に。
- LEDキャンドル風ライトやアンティーク風ランタンを使えば、ナチュラルさとあたたかみが増します。
このように、これらのアイデアを組み合わせれば、メンテナンスが楽で見た目も洗練された、唯一無二のドライガーデンを作ることができます。
ドライガーデンを長持ちさせる5つのコツ
ドライガーデンは、見た目が美しく、手間も少ないです。
しかし、長く楽しむためには適切な管理と工夫が大切になります。そのため、以下の5つのポイントを押さえて、いつまでも美しい庭を保ちましょう。
1. 適切な場所選びが第一歩
ドライガーデンの成功は、「日当たり」と「排水性」の良い場所にかかっています。
日当たり
多くのドライガーデン向き植物(アガベ、ユッカ、サボテンなど)は日光を好みます。そのため、日照時間が4時間以上確保できる場所が理想です。
排水性
雨水が溜まりにくい、水はけの良い地面を選びましょう。また、水が溜まりやすい場合は、川砂や軽石を混ぜて土壌改良するか、かさ上げ施工で対処できます。
2. 乾燥に強い植物を選ぶ
植物選びは「育てやすさ」と「耐久性」のカギを握ります。
代表的なおすすめ植物
- アガベ、ユッカ・・・大型で立体感を演出できる
- サボテン、アロエ、エケベリア・・・見た目も個性的で手間いらず
- セダムやユーフォルビア・・・グラウンドカバーにも最適
選ぶ際は、地域の気候に合った耐寒性のある品種を選ぶと、冬越しがしやすくなります。そして、植物ごとに成長スピードやサイズが異なるので、長期的な庭の姿をイメージしながら配置しましょう。
3. 水やりは「少なめ」が基本
ドライガーデンは「乾燥に強い植物に合った水やり」が鉄則です。
- 通常は週1回以下の頻度で十分。春・秋は2週間に1回、冬は断水気味でも問題ありません。
- 土の表面が完全に乾いてから与えるのが目安です。
- 鉢植えの場合は、水が鉢底から出る程度にたっぷり与え、受け皿の水は必ず捨てるようにしましょう。
- 水やりのしすぎは根腐れやカビの原因になるので注意が必要です。
4. 防草シート+砂利で雑草と見た目をキープ
雑草の発生は景観を損ね、管理の手間も増やします。事前の対策が重要です。
- 防草シートを下地に敷くことで、光を遮断し、雑草の繁殖を防止。
- その上に砂利や化粧石を敷き詰めることで、景観の美しさと排水性を保ちます。
- 色や粒の大きさを使い分けることで、見た目にも変化が生まれ、ナチュラルな仕上がりに。
- 雑草が出てきた場合は早めに抜き取ることも忘れずに。
5. 定期的な点検で病害虫を防ぐ
ドライガーデンは病害虫のリスクが少ないとはいえ、完全にゼロではありません。
- 月に1〜2回は植物をよく観察し、葉の色・形・ツヤに異常がないか確認しましょう。
- アブラムシ、カイガラムシ、ハダニなどが発生することがあります。そのため、見つけたら早めに取り除き、市販の薬剤や天然系スプレー(ニームオイルなど)で対処。
- 枯葉や落ち葉は病気の温床になるので、定期的に掃除して清潔を保ちましょう。
- 土の表面にカビやコケが出るようなら、風通しを良くする工夫(間隔を空ける、剪定など)も効果的です。
このように、これら5つのコツを意識することで、ドライガーデンは美しく、長く楽しめる空間になります。手間をかけずに、ナチュラルでモダンな庭を保ちたい方にぴったりのガーデンスタイルです。
まとめ:初心者でも簡単!ドライガーデンの作り方
いかがでしたか?
ドライガーデンは、水やりや手入れの手間が少なく、センスの光る庭を作れる理想的なスタイルです。
そのため、忙しい方、庭づくり初心者、個性的なデザインを楽しみたい方にぴったりのガーデニング方法として、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
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