- 「庭を緑の芝生にしたいけれど、高麗芝を選んで後悔しないかな?」
- 「初心者でも自分で張れるの?」
- 「芝刈りや雑草対策が大変そう……」
このような疑問や不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
高麗芝は、日本の気候に適した丈夫な芝生です。葉が細かく見た目も美しいため、公園やゴルフ場だけでなく、一般家庭の庭でも広く使われています。
一方で、張る場所や下地づくりを間違えると…
- 芝が根付かない
- 水たまりができる
- 雑草だらけになる
- 部分的に枯れる
- 手入れが想像以上に大変になる
といった失敗につながることがあります。
この記事では、高麗芝の特徴やメリット・デメリットから、初心者でも失敗しにくい張り方、年間のお手入れ方法、よくあるトラブルの解決方法まで分かりやすく解説していきます。
さらに、高麗芝とTM9・西洋芝・人工芝の違いや、DIYと業者依頼の比較も紹介します。

「できるだけ失敗せず、ラクにきれいな芝庭を作りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
- 高麗芝とは?初心者に人気の理由
- 高麗芝のメリット
- 高麗芝のデメリットと注意点
- 高麗芝・TM9・姫高麗芝・西洋芝の違い
- 高麗芝が向いている人
- 高麗芝が向いていない人
- 高麗芝を張る前に確認したい庭の条件
- 芝張り前に準備する道具と資材
- 高麗芝を張るのに適した時期
- 初心者でも失敗しない高麗芝の張り方
- 高麗芝を張った直後の管理方法
- 高麗芝の基本的な手入れ方法
- 高麗芝の年間管理カレンダー
- 高麗芝を長く美しく保つメンテナンス方法
- 初心者がやりがちな高麗芝の失敗例
- 高麗芝が部分的に枯れる原因と対処法
- 高麗芝がスカスカになったときの復活方法
- 高麗芝のDIYと業者依頼はどちらがおすすめ?
- 高麗芝の管理が大変な場合の選択肢
- 高麗芝におすすめの商品・サービス比較
高麗芝とは?初心者に人気の理由
高麗芝とは、日本の庭で広く使われている暖地型の芝生です。
暑さに強く、日本の高温多湿な夏にも比較的適応しやすいため、家庭用の天然芝として定番になっています。
また、葉が細く密度の高い芝生に育つため、きちんと手入れをすると庭全体が美しい緑のじゅうたんのようになります。
高麗芝の基本的な特徴
高麗芝には、次のような特徴があります。
葉が細かく見た目が美しい
高麗芝は葉が比較的細く、密度が高いのが特徴です。とくに、芝刈りや目土入れを続けることで、均一で上品な芝庭に仕上がります。
👉 和風の庭はもちろん、洋風ガーデンやナチュラルガーデンにも合わせやすい芝生です。
日本の暑さに強い
高麗芝は暖地型芝生に分類され、気温が高くなる春から秋にかけてよく成長します。とくに、日当たりのよい庭では元気に育ちやすく、夏には青々とした芝生を楽しめます。
適度な踏みつけに耐えられる
高麗芝は、適度な踏みつけにも比較的強い芝生です。そのため、子どもの遊び場やペットが過ごすスペース、庭の歩行部分にも利用できます。
ただし、同じ場所を毎日強く踏み続けると芝が弱るため、通路には飛び石を設置するなどの工夫がおすすめです。
冬は茶色くなる
高麗芝は冬になると休眠し、地上部分が茶色くなります。見た目は枯れたようになりますが、根が生きていれば春になると再び緑色に戻ります。
👉 一年中緑の芝生を楽しみたい方は、西洋芝や芝生用着色剤、人工芝も比較してみましょう。
高麗芝のメリット
高麗芝には、家庭の庭に取り入れやすい多くのメリットがあります。
日本の気候に適している
高麗芝は、日本の夏の暑さに比較的強い芝生です。そのため、日当たりと水はけのよい場所であれば育てやすく、初めて天然芝に挑戦する方にも向いています。
庭の見た目が明るくなる
土や砂利だけの庭に高麗芝を張ると、庭全体が明るく柔らかい印象になります。とくに、植物や庭木、ウッドデッキとの相性もよく、庭で過ごす時間を楽しみやすくなるのも魅力です。
夏の地表温度を抑えやすい
天然芝には、コンクリートや砂利と比べて地面の照り返しを抑えやすい特徴があります。そのため、夏の庭を少しでも快適にしたい方にも向いています。
土ぼこりや泥はねを抑えられる
芝生が地面を覆うことで、風による土ぼこりや雨の日の泥はねを軽減できます。そのため、洗濯物を干す庭や、子どもが遊ぶスペースにも取り入れやすいでしょう。
西洋芝より管理しやすい
高麗芝は、種類や育て方にもよりますが、西洋芝と比べて日本の夏に適応しやすく、管理の負担を抑えやすい傾向があります。
👉 冬に茶色くなることを気にしなければ、家庭用としてバランスのよい芝生です。
高麗芝のデメリットと注意点
高麗芝は初心者向けの芝生ですが、まったく手入れをしなくても育つわけではありません。そのため、張ってから後悔しないために、デメリットも確認しておきましょう。
定期的な芝刈りが必要
春から夏は高麗芝がよく成長するため、定期的な芝刈りが必要です。とくに、夏は成長が早く、時期によっては1週間に1回程度の芝刈りが必要になることもあります。
👉 芝刈りの時間を確保できない方や、庭仕事をできるだけ減らしたい方には負担になる可能性があります。
雑草が生える
芝生を張っても、雑草が完全になくなるわけではありません。なぜなら、芝と芝の隙間や、密度が低くなった部分から雑草が生えてくるからです。
👉 雑草を放置すると芝の栄養や日光を奪うため、早めの除草が必要です。
日陰では育ちにくい
高麗芝は日当たりを好みます。
そのため、建物の北側や大きな木の下など、一日を通して日陰になる場所では、芝の密度が低くなったり、部分的に枯れたりする可能性があります。
冬は茶色くなる
冬の茶色い見た目を「枯れてしまった」と感じる方もいます。そのため、一年中緑の庭を維持したい場合は、高麗芝だけでなく、西洋芝や人工芝も検討しましょう。
管理をやめると荒れやすい
芝刈りや雑草取り、目土入れを長期間行わないと、芝が伸びすぎたり、雑草が増えたりして庭が荒れてしまいます。
👉 高麗芝は比較的丈夫ですが、最低限のお手入れは必要です。
高麗芝・TM9・姫高麗芝・西洋芝の違い
芝生を選ぶときは、高麗芝以外の種類と比較することも大切です。
価格を抑えながら、自然な芝庭を作りたい方には高麗芝が向いています。
👉 芝刈りの回数を減らしたい方はTM9、冬も緑を楽しみたい方は西洋芝、管理の負担を大幅に減らしたい方は人工芝を候補にするとよいでしょう。
高麗芝が向いている人
高麗芝は、次のような方におすすめです。
- 自然な緑の庭を作りたい
- 春から秋に青々とした芝生を楽しみたい
- 定期的な芝刈りや水やりができる
- 日当たりのよい庭がある
- 子どもやペットが遊べる庭を作りたい
- 人工芝より自然な質感を重視したい
- DIYで芝張りに挑戦したい
とくに、10〜20㎡程度の比較的小さな庭であれば、初心者でもDIYに挑戦しやすいでしょう。
高麗芝が向いていない人
次のような方は、高麗芝以外の方法も検討した方がよいかもしれません。
- 芝刈りや雑草取りをしたくない
- 庭の大部分が日陰になっている
- 水はけが非常に悪い
- 一年中緑の庭を維持したい
- 庭仕事をする時間がほとんどない
- 車を頻繁に乗り入れる場所に施工したい
- できるだけ管理不要の庭にしたい
👉 管理の負担を減らしたい方には、人工芝や砂利、防草シートを使った庭づくりも選択肢になります。
高麗芝を張る前に確認したい庭の条件
高麗芝をきれいに育てるためには、芝を張る前の環境確認が重要です。とくに、芝張りは芝を並べる作業よりも下地づくりが仕上がりを左右します。
日当たりを確認する
高麗芝は、一日5〜6時間程度の日照が確保できる場所が理想です。とくに、午前中に日が当たる場所は、芝が育ちやすく、病気や蒸れも発生しにくくなります。
半日陰でも育つことはありますが、日当たりのよい場所より密度が低くなりやすいため注意が必要です。
👉 木の枝が日光を遮っている場合は、芝張り前に剪定を検討しましょう。
水はけを確認する
雨が降った翌日まで水たまりが残る場所は、そのまま芝を張ると根腐れや病気の原因になります。そのため、水はけが悪い場合は、砂や土壌改良材を混ぜたり、排水勾配をつけたりする必要があります。
👉 粘土質の庭では、表面だけに芝用の土を入れるのではなく、既存の土と混ぜながら改良することが大切です。
庭の凹凸を確認する
地面に凹凸があると、低い場所に雨水がたまりやすくなります。
さらに、芝刈り機の刃が地面に当たり、芝を短く刈りすぎる原因にもなります。そのため、芝を張る前にレーキなどを使い、できるだけ平らに整えておきましょう。
雑草を取り除く
芝の下に雑草の根が残っていると、芝を張ったあとに隙間から雑草が伸びてくることがあります。とくに、地下茎で増える雑草は、地上部分だけを刈っても再び生えてきます。
👉 芝張り前に根まで取り除き、必要に応じて土を入れ替えましょう。
芝張り前に準備する道具と資材
高麗芝をDIYで張る場合は、次の道具を揃えておくと作業しやすくなります。
- 高麗芝
- 芝生用の土
- 目土
- 芝生用肥料
- スコップ
- レーキ
- ほうき
- 散水ホース
- 芝切り用のハサミやカッター
- 転圧ローラーまたは板
- 手袋
- 一輪車
小さな庭であれば、転圧ローラーがなくても、丈夫な板を置いて上から踏む方法で代用できます。ただし、庭が広い場合はローラーや耕運機を利用した方が、作業時間を短縮できます。
高麗芝を張るのに適した時期
高麗芝を張る時期は、芝が成長を始める春がおすすめです。
初心者には4〜6月がおすすめ
4〜6月は気温が上がり、高麗芝の根が伸びやすくなる時期です。とくに、梅雨前に張ることで、適度な雨も活着を助けてくれます。
👉 初めて芝張りをする方は、この時期を選ぶと失敗を減らしやすいでしょう。
真夏は水切れに注意する
7〜8月でも芝張りはできますが、高温と乾燥によって芝が弱りやすくなります。とくに、張った直後は乾燥しやすいため、朝夕の水やりが必要になることがあります。
👉 旅行や仕事などで毎日の管理が難しい場合は、真夏の施工を避けた方が安心です。
秋は早めに張る
秋に張る場合は、芝が休眠に入る前に根付かせる必要があります。そのため、地域にもよりますが、気温が下がりすぎる前の9月頃までを目安にしましょう。
冬の芝張りは初心者には不向き
冬は高麗芝が休眠しているため、張ってもすぐには根付きません。とくに、芝が風でめくれたり、乾燥したりしやすいため、初心者は春まで待つのがおすすめです。
初心者でも失敗しない高麗芝の張り方
ここからは、高麗芝の張り方を順番に解説していきます。
大切なのは、芝を並べる前の下地づくりです。
ステップ1:雑草・石・古い根を取り除く
まずは、施工する場所に生えている雑草を取り除きます。とくに、地中に残った根や石、建築資材などもできるだけ取り除いてください。
👉 異物が残っていると、芝の根が伸びにくくなったり、地面に凹凸ができたりします。
ステップ2:地面を10〜15cm程度耕す
スコップや耕運機を使って、地面を10〜15cm程度耕します。なぜなら、固く締まった土をほぐすことで、芝の根が伸びやすくなるからです。
👉 粘土質の土には砂や土壌改良材を混ぜ、水はけを改善しましょう。
ステップ3:元肥を混ぜる
芝生用の元肥を、商品の説明に従って土に混ぜます。しかし、肥料を入れすぎると根を傷めることがあるため、多く入れすぎないようにしてください。
ステップ4:地面を平らに整える
レーキを使い、表面の凹凸をなくします。建物側から庭の外側へ向かって、わずかに水が流れる勾配をつけると、水たまりを防ぎやすくなります。
👉 整地後は足で踏み固めるか、ローラーで軽く転圧します。
ステップ5:高麗芝を並べる
高麗芝には、主に「ベタ張り」と「目地張り」があります。
ベタ張り
芝を隙間なく並べる方法です。
施工後すぐに見た目が整いやすく、雑草も入りにくいのがメリットです。必要な芝の量は多くなりますが、初心者にはベタ張りが向いています。
目地張り
芝と芝の間を1〜2cm程度空けて並べる方法です。
使用する芝の量を減らせるため費用を抑えられますが、全面が芝で覆われるまで時間がかかります。そして、隙間から雑草が生えやすいため、目土入れと除草が必要です。
ステップ6:隙間に目土を入れる
芝を並べたら、芝同士の隙間や段差がある部分に目土を入れます。そして、目土は芝の葉を完全に埋めないように、薄く均一に広げましょう。
ステップ7:芝と土を密着させる
ローラーや板を使って、芝を地面に密着させます。
なぜなら、芝の裏側と土の間に空間があると、根が伸びにくくなるからです。そのため、端や角の部分も浮いていないか確認してください。
ステップ8:たっぷり水を与える
張り終わったら、土の中まで水が届くようにたっぷり散水します。とくに、表面だけを軽く濡らすのではなく、芝の下の土までしっかり湿らせることが大切です。
ステップ9:根付くまで立ち入らない
芝張り後の約2週間は、できるだけ芝生の上を歩かないようにします。そして、芝を軽く持ち上げても浮かなくなれば、根付き始めたサインです。
高麗芝を張った直後の管理方法
芝張り直後は、最も水切れを起こしやすい時期です。そのため、ここで管理を失敗すると、部分的に枯れたり、根付きが悪くなったりします。
最初の2週間は乾燥させない
芝の裏側が乾かないように、土の状態を確認しながら水を与えます。
とくに、春は一日1回、暑く乾燥する時期は朝夕2回必要になることもあります。ただし、土が常に水浸しになるほど与えると根腐れの原因になるため、天候に合わせて調整しましょう。
強く踏まない
芝が根付く前に何度も踏むと、芝がずれたり、地面に凹凸ができたりします。そのため、水やりの際も、同じ場所を歩き続けないように注意してください。
最初の芝刈りは根付いてから行う
芝を張ってすぐに芝刈りをすると、芝が土から剥がれることがあります。そのため、芝の高さが十分に伸び、根付いていることを確認してから刈り始めましょう。
高麗芝の基本的な手入れ方法
高麗芝を美しく保つためには、水やり・芝刈り・肥料・雑草対策の4つが基本です。
水やり
根付いたあとの高麗芝は、毎日水を与える必要はありません。
そのため、土の乾燥状態や天候を見ながら、必要なときにたっぷり与えます。とくに、真夏は朝の涼しい時間帯に水やりを行いましょう。
昼間の高温時に少量の水をまくと、表面だけが湿って蒸れやすくなることがあります。
👉 旅行や出張が多い方は、自動水やり器や散水タイマーを利用すると管理がラクになります。
芝刈り
芝刈りは、見た目を整えるだけでなく、芝の密度を高めるためにも必要です。
高麗芝の刈高は、一般家庭では20〜30mm程度を目安にすると管理しやすくなります。そして、一度に刈る長さは、芝全体の3分の1以内に抑えましょう。
とくに、伸びすぎた芝を急に短くすると、葉の緑色部分がなくなり、茶色く見えることがあります。
👉 春から初夏は2週間に1回程度、成長が早い夏は1週間に1回程度が目安です。
肥料
高麗芝は、春から秋の成長期に肥料を与えます。
春は芝の芽出しを助けるために施肥し、夏は芝の状態を見ながら控えめに与えます。そして、秋は冬越しと翌春の成長に備えるため、適量を施しましょう。
また、肥料を多く与えすぎると、葉だけが急激に伸びたり、肥料焼けを起こしたりする可能性があります。
👉 必ず商品の使用量を守ってください。
雑草対策
雑草は、小さいうちに根から取り除くのが基本です。なぜなら、雑草が大きくなるまで放置すると、根が広がり、芝まで傷めることがあるからです。
また、芝生に使用できる選択性除草剤を使う方法もありますが、対象となる雑草や使用時期を確認してから使いましょう。
👉 芝も枯らす非選択性除草剤は、芝生全体には使用できません。
高麗芝の年間管理カレンダー
高麗芝の管理は、季節によって異なります。
春の手入れ
春は、高麗芝が休眠から目覚める時期です。
- 枯れた芝やゴミを取り除く
- 低くなりすぎない程度に芝刈りを始める
- 目土を薄く入れる
- エアレーションを行う
- 芝生用肥料を与える
- 雑草を早めに取り除く
👉 芝が薄くなっている場所は、春に補修すると回復しやすくなります。
夏の手入れ
夏は高麗芝が最も成長する時期です。
- 週1回程度を目安に芝刈りする
- 朝に水やりを行う
- 刈高を短くしすぎない
- 刈りカスを残さない
- 病害虫を確認する
- 同じ場所を踏み続けない
とくに、真夏は芝を短く刈りすぎると、乾燥や葉焼けの原因になります。
👉 通常より少し長めに残すと、地面の乾燥を防ぎやすくなります。
秋の手入れ
秋は、高麗芝が冬越しの準備に入る時期です。
- 芝の成長に合わせて芝刈り回数を減らす
- 雑草を取り除く
- 目土やエアレーションを行う
- 必要に応じて肥料を与える
- 枯れ葉をこまめに取り除く
👉 落ち葉を芝生の上に放置すると、日光不足や蒸れの原因になります。
冬の手入れ
冬は高麗芝が休眠するため、芝刈りや頻繁な水やりは基本的に必要ありません。
- 落ち葉やゴミを取り除く
- 霜が降りた芝を踏まない
- 春の補修計画を立てる
- 芝刈り機の刃や道具を整備する
また、冬の茶色い芝は異常ではありません。
👉 春になって気温が上がると、少しずつ新芽が出てきます。
高麗芝を長く美しく保つメンテナンス方法
日常的な芝刈りや水やりに加えて、年に数回のメンテナンスを行うと芝生が長持ちします。
目土入れ
目土入れとは、芝生の上に薄く土や砂をまく作業です。
そして、目土には次のような効果があります。
- 地面の凹凸を整える
- 芝の根や茎を保護する
- 芝の密度を高める
- 水はけを改善する
- 芝の乾燥を防ぐ
👉 目土は一度に厚くかけず、芝の葉が見える程度に薄く広げます。
エアレーション
芝生の上を歩き続けると、土が固く締まって水や空気が根まで届きにくくなります。
エアレーションは、芝生に穴を開けて土の通気性を改善する作業です。そのため、春または秋に年1回程度行うと、芝の根が伸びやすくなります。
👉 芝が薄くなった場所や、水が染み込みにくい場所には特に効果的です。
サッチを取り除く
サッチとは、枯れた芝や刈りカスが芝生の根元に積み重なったものです。そして、サッチが厚くなると、水や肥料が根まで届きにくくなり、病気や害虫も発生しやすくなります。
👉 レーキやサッチング用の道具を使い、春や秋に取り除きましょう。
初心者がやりがちな高麗芝の失敗例
高麗芝で失敗する原因の多くは、芝を張ったあとではなく、施工前の準備や管理方法にあります。
日陰に張ってしまう
高麗芝は、日照不足になると密度が低くなります。そのため、芝を張る前に、一日のうち何時間ほど日が当たるか確認しておきましょう。
👉 日陰部分だけ砂利やグラウンドカバーに変える方法もおすすめです。
水はけを改善せずに張ってしまう
雨のたびに水たまりができる場所では、芝の根が傷みやすくなります。とくに、粘土質の土は、そのまま芝を張らず、砂や改良土を混ぜて排水性を高めましょう。
芝を短く刈りすぎる
芝を一度に短く刈ると、光合成に必要な葉まで失われてしまいます。そのため、芝が伸びすぎた場合も、一度に切らず、数回に分けて短くしてください。
水を毎日少しずつ与える
根付いた芝に毎日少量の水を与えると、根が地表付近にしか伸びなくなることがあります。そのため、根付いたあとは、土が乾いたタイミングで深く水が染み込むように与えましょう。
雑草を放置する
雑草は小さいうちなら簡単に抜けますが、大きくなると根が広がり、除去が難しくなります。そのため、見つけた段階で早めに取り除くことが大切です。
下地を平らにしない
凹凸のある地面に芝を張ると、水たまりや芝刈りのムラが発生します。そのため、芝を並べる前に、レーキと転圧で丁寧に整地しましょう。
広い庭を一人で施工する
広い庭の整地や芝張りは、想像以上に体力と時間が必要です。途中で作業が止まると、購入した芝が乾燥して弱る可能性もあります。
👉 一日で施工できない広さの場合は、家族に手伝ってもらうか、業者への依頼も検討しましょう。
高麗芝が部分的に枯れる原因と対処法
高麗芝が部分的に茶色くなっても、根が生きていれば回復できることがあります。
水不足
芝がパリパリに乾燥し、日当たりのよい場所から茶色くなる場合は、水不足の可能性があります。そのため、朝にたっぷり水を与え、土の中まで湿っているか確認してください。
水の与えすぎ
土が常に湿っていて芝が黄色くなる場合は、過湿や根腐れが疑われます。そのため、水やりの回数を減らし、水はけを改善しましょう。
肥料不足
芝全体の色が薄く、生育が遅い場合は肥料不足の可能性があります。そのため、成長期に芝生用肥料を適量与えてください。
肥料焼け
肥料を与えた直後に部分的に枯れた場合は、肥料焼けの可能性があります。そのため、多めに水を与えて肥料分を薄め、次回から使用量を減らしましょう。
病気や害虫
円形に枯れたり、芝が簡単に剥がれたりする場合は、病気やコガネムシの幼虫などが原因かもしれません。症状を確認し、芝生に使用できる殺菌剤や殺虫剤で対処します。
また、被害が広がっている場合は、害虫駆除110番などの専門サービスへ相談する方法もあります。
高麗芝がスカスカになったときの復活方法
芝の密度が低くなって土が見えると、雑草も入りやすくなります。
そのため、次の手順で改善してみましょう。
- 雑草と枯れた芝を取り除く
- エアレーションで土をほぐす
- 目土を薄く入れる
- 芝生用肥料を適量与える
- 水やりを行う
- 裸地が大きい場合は新しい芝で補修する
春から初夏は高麗芝が回復しやすいため、補修に適しています。
👉 管理する時間が取れず、芝生より雑草の方が多くなっている場合は、草刈り110番やお庭マスターに相談する方法もあります。
高麗芝のDIYと業者依頼はどちらがおすすめ?
高麗芝はDIYでも張れますが、すべての庭がDIYに向いているわけではありません。そのため、庭の広さや地面の状態、使える時間を考えて選びましょう。
DIYがおすすめな人
- 10〜20㎡程度の小さな庭
- 地面が平らで水はけがよい
- 庭仕事を楽しみたい
- 費用をできるだけ抑えたい
- 芝張り後の管理も自分でできる
👉 初めての場合は、庭全体ではなく小さなスペースから始めると失敗を減らせます。
業者依頼がおすすめな人
- 庭が広い
- 傾斜や大きな凹凸がある
- 粘土質で水はけが悪い
- 雑草や石が多い
- 古い芝や庭木の撤去が必要
- 短期間できれいに仕上げたい
- 土づくりや排水工事から相談したい
広い庭や水はけの悪い庭では、DIYで失敗してやり直すより、最初から業者へ依頼した方が結果的に費用を抑えられることもあります。
とくに、外構・エクステリアパートナーズなどの見積もりサービスを利用すると、芝張りだけでなく、庭全体の外構工事もまとめて相談できます。
また、見積もりを取ったからといって必ず契約する必要はありません。
👉 DIYにするか迷っている段階でも、施工費用の目安を確認するために利用できます。
高麗芝の管理が大変な場合の選択肢
高麗芝を張ったものの、芝刈りや雑草取りが負担になる方もいます。そのため、管理が難しくなったときは、無理にすべて自分で行う必要はありません。
芝刈りや草取りだけ業者へ依頼する
芝張りは自分で行い、成長期の芝刈りや雑草管理だけを依頼する方法があります。とくに、草刈り110番は、伸びすぎた芝や雑草の刈り取りを相談したい方に向いています。
そして、庭木の剪定や庭全体の手入れもまとめて相談したい場合は、お庭マスターも選択肢になります。
雑草が多い部分を砂利に変える
庭全面を芝生にする必要はありません。
とくに、日陰や建物の裏側など、芝が育ちにくい場所は防草シートと砂利に変えることで、管理の負担を減らせます。
本格的な雑草対策を行いたい場合は、防草シート.comなどの専門サービスに相談する方法もあります。
人工芝に張り替える
芝刈りや、水やりを続けるのが難しい場合は、人工芝への張り替えも選択肢です。
なぜなら、人工芝なら一年中緑の見た目を維持しやすく、芝刈りや肥料も必要ないからです。そして、ふわふわターフなどの商品や施工サービスを比較し、耐久性や水はけ、見た目を確認して選びましょう。
高麗芝におすすめの商品・サービス比較
高麗芝の施工や管理で困ったときに利用しやすいサービスを整理しました。
外構・エクステリアパートナーズ
- 芝張りや外構工事をまとめて相談したい人
- 外構工事の業者を比較しやすい
草刈り110番
- 伸びすぎた芝や雑草を刈ってほしい人
- 草刈りや除草を相談しやすい
お庭マスター
- 芝生以外の庭木や庭全体も整えたい人
- 庭のさまざまな作業を相談できる
防草シート.com
- 芝生周辺の雑草対策を強化したい人
- 防草シート選びや施工を相談できる
ふわふわターフ
- 天然芝の管理を減らしたい人
- 人工芝への変更を検討できる
害虫駆除110番
- 芝生の害虫被害が広がっている人
- 自力で難しい害虫駆除を相談できる
蜂バスター
- 庭に蜂の巣ができている人
- 危険な蜂の巣の駆除を相談できる
芝生の状態や庭の悩みによって、選ぶサービスは異なります。そのため、芝張りから依頼したいのか、管理だけを任せたいのかを整理してから比較しましょう。
こんな人は芝張り業者への相談がおすすめ
次の項目に当てはまる方は、DIYだけで進めず、一度業者へ相談するのがおすすめです。
- 庭の面積が広い
- 雨のあとに水たまりができる
- 地面が固くスコップが入らない
- 傾斜地に芝を張りたい
- 雑草や笹の根が広がっている
- 古い芝や庭石の撤去が必要
- 腰や膝への負担が心配
- 一度DIYで失敗している
- 庭全体をきれいに作り直したい
- できるだけ早く仕上げたい
とくに、水はけの改善や勾配づくりは、完成後にやり直すのが難しい部分です。
👉 無料見積もりを利用して、必要な工事内容と費用を確認してからDIYと比較すると判断しやすくなります。
今すぐ高麗芝の庭を作りたい方へ
高麗芝は、庭の条件が合えば初心者でもDIYに挑戦できます。そのため、まずは次の3ステップから始めてみましょう。
ステップ1:庭の日当たりと水はけを確認する
晴れた日に庭を観察し、日が当たる時間を確認します。そして、雨の翌日に水たまりが残っていないかもチェックしましょう。
ステップ2:施工する面積を測る
縦と横の長さを測り、必要な芝の量を計算します。失敗や切り落とし分を考え、少し余裕を持って用意すると安心です。
ステップ3:DIYと業者の費用を比較する
小さく平らな庭ならDIY、広い庭や水はけの悪い庭なら業者依頼が向いています。
そして、迷ったときは、芝や道具の購入費と業者の見積もりを比較してから決めましょう。
なぜなら、「費用を確認したらDIYの方がよかった」という場合もあれば、「道具代や作業時間を考えると業者の方がラクだった」という場合もあるからです。
👉 無理にどちらかに決めず、自分の庭と使える時間に合った方法を選ぶことが大切です。
高麗芝に関するよくある質問【FAQ】
高麗芝について、初心者の方がよく抱く疑問をまとめました。そのため、芝を購入する前や、張ったあとの管理で迷ったときに参考にしてください。
高麗芝は何月に張るのがベストですか?
初心者には、芝が成長し始める4〜6月がおすすめです。なぜなら、気温が上がり根が伸びやすいからです。そのため、真夏や冬よりも根付きやすくなります。
高麗芝はホームセンターで購入できますか?
高麗芝は、春から初夏にかけてホームセンターや園芸店で販売されることが多いです。
入荷直後の新鮮な芝を選び、購入後はできるだけ早く張りましょう。なぜなら、長時間積み重ねたままにすると、芝が蒸れて傷むことがあるからです。
高麗芝は半日陰でも育ちますか?
半日陰でも育つことはありますが、日当たりのよい場所より芝の密度が低くなりやすいです。一日5〜6時間程度の日照を確保できる場所が理想です。
👉 日陰部分だけ砂利やグラウンドカバーに変える方法もあります。
ベタ張りと目地張りはどちらがおすすめですか?
初心者には、芝を隙間なく並べるベタ張りがおすすめです。必要な芝の量は増えますが、仕上がりが早く、隙間から雑草も生えにくくなります。
👉 費用を抑えたい場合は目地張りも可能ですが、隙間が埋まるまで目土入れや除草が必要です。
高麗芝は冬になると枯れますか?
高麗芝は冬に休眠し、地上部分が茶色くなります。枯れたように見えますが、根が生きていれば春に再び緑色になります。
高麗芝に毎日水やりは必要ですか?
芝を張った直後は乾燥させないように水やりが必要です。しかし、根付いたあとは、毎日ではなく、土が乾いたタイミングでたっぷり与えます。
高麗芝は雑草が生えませんか?
高麗芝を張っても雑草は生えます。しかし、芝の密度を高く保ち、小さい雑草を早めに抜くことで増えにくくできます。
高麗芝の芝刈りはどのくらいの頻度で必要ですか?
春から初夏は2週間に1回程度、成長が早い夏は1週間に1回程度が目安です。ただし、気温や肥料の量によって成長速度が変わるため、芝の高さを見ながら調整してください。
高麗芝と人工芝はどちらがおすすめですか?
自然な見た目や季節の変化を楽しみたい方には高麗芝が向いています。一方、水やり・芝刈り・肥料・雑草管理を減らしたい方には人工芝がおすすめです。
DIYと業者依頼はどちらがおすすめですか?
10〜20㎡程度の平らな庭で、水はけに問題がなければDIYでも施工できます。
しかし、広い庭・傾斜地・粘土質の庭・水たまりができる庭では、業者に依頼した方が失敗を減らしやすくなります。
まとめ:高麗芝は環境と基本の手入れを守れば初心者でも育てられる
いかがでしたか?
高麗芝は、日本の暑さに強く、家庭の庭にも取り入れやすい天然芝です。葉が細かく、きちんと手入れをすると美しい緑の芝庭を作れます。
高麗芝で失敗しないためには、次のポイントが大切です。
- 日当たりと水はけのよい場所を選ぶ
- 4〜6月頃に芝を張る
- 下地を耕して平らに整える
- 張った直後は乾燥させない
- 芝刈り・水やり・肥料を適切に行う
- 雑草や病害虫を早めに対処する
- 目土入れやエアレーションを定期的に行う
小さく平らな庭であれば、初心者でもDIYに挑戦できます。
一方で、庭が広い場合や水はけが悪い場合、雑草や石が多い場合は、業者へ相談した方がきれいに仕上がりやすくなります。
DIYか業者依頼か迷っている方は、まず庭の広さと状態を確認し、必要な道具代と施工費用を比較してみましょう。
👉 無理なく続けられる方法を選ぶことが、高麗芝の美しい庭を長く楽しむ一番のポイントです。
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