芝生の冬の茶色さにお悩みの方、必見です!
一年中、鮮やかな緑色の芝生を保つ方法をご紹介します。
「西洋芝の選択」、「ウィンターオーバーシード」、そして「芝生用の着色剤」の活用により、冬でも春のような緑の芝生を実現することができます。
この記事では、それぞれの方法を詳しく解説し、美しい芝生を保つコツをお伝えしていきます。

一年中緑色の芝生を楽しみたいって思っている方は、ぜひ参考にしてください。
一年中「緑の芝生」を保つには?
冬でも「緑の芝生」を楽しむ方法には以下の3つあります。
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寒さに強い「西洋芝」を選ぶ
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ウィンターオーバーシードを試す
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芝生に色をつける、そう、着色するんです!
この3つの方法をすることで、一年中「緑の芝生」を楽しむことが出来ます。では、ひとつずつみていきましょう。
1. 寒さに強い「西洋芝」を選ぶ
冬の寒さにも負けない西洋芝は、一年中緑色を保つのに最適です。
特に、ケンタッキーブルーグラスやパークペレニアルライグラス、クリーピングベントグラスなどは、気温が5℃以上で生育を始め、0℃以下でも枯れません。
しかし、夏の暑さや乾燥には弱いため、適切なケアが必要です。
植える際は、地域の気候や土壌に合った種類を選びましょう。また、適切なタイミングで植え、丁寧なケアを心がけることが大切です。
西洋芝の選び方
西洋芝にはさまざまな種類があり、それぞれの特性や適した地域、育て方のポイントが異なります。
そのため、初心者でも最適な芝生が選べるように、代表的な西洋芝の種類とその特徴を詳しく解説していきます。
ケンタッキーブルーグラス
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特徴・・・
ケンタッキーブルーグラスは、寒地型芝の代表的な種類で、非常に美しい緑色を保つのが特徴です。特に耐寒性が強く、冬でも比較的緑を維持しやすい芝です。
また、繊細で密度の高い芝生を作ることができるため、ゴルフ場や庭園に多く使用されています。 -
適した地域・・・
冷涼な気候に適しており、北日本や標高の高い地域でよく育ちます。
そのため、夏の暑さにはやや弱いですが、春と秋には活発に成長します。 -
育て方のポイント・・・
夏場にはこまめな水やりが必要で、特に高温乾燥に弱いため、日陰や風通しの良い場所で育てると良いでしょう。
ペレニアルライグラス
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特徴・・・
ペレニアルライグラスは、発芽が早く、成長が速いことが特徴です。
そして、鮮やかな緑色で、比較的管理が容易なことから、初心者にも向いています。
また、ウィンターオーバーシードに利用されることが多い品種です。 -
適した地域・・・
寒冷地でも温暖地でも育つため、日本全国で植えることができますが、寒冷地で特に適しています。 -
育て方のポイント・・・
成長が速い反面、定期的な芝刈りが必要です。
また、肥料や水分を適切に与えることで、芝の密度を保つことが重要です。
クリーピングベントグラス
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特徴・・・
クリーピングベントグラスは、特にゴルフ場のグリーンで使用されることが多い高級芝で、耐寒性と耐踏圧性が高いです。
また、非常に緻密で、滑らかな芝生を作ることができます。 -
適した地域・・・
北海道や東北などの寒冷地に適しており、涼しい気候で良好に育ちます。
また、高温多湿な環境には弱いので、温暖地では慎重に管理する必要があります。 -
育て方のポイント・・・
非常に密度の高い芝生を保つためには、定期的な芝刈りと施肥が不可欠です。
とくに、水はけの良い土壌を好むため、土壌の改良も重要です。
2. ウィンターオーバーシードを試す
ウィンターオーバーシードは、暖地型芝の上に寒地型芝の種をまくことで、冬でも緑を保つ方法です。
この技術により、夏は暖地型芝が、冬は寒地型芝がそれぞれの季節に合わせて緑を保ってくれます。
最適な時期は、秋の9月〜10月頃です。成功のコツは、芝刈りを10mm以下にし、肥料を適切に混ぜ込みましょう。そして、寒地型芝の種をたっぷりまき、水やりをしっかり行うことです。
では、ウィンターオーバーシードの具体的な手順をみていきましょう。
具体的な手順
ウィンターオーバーシードは、冬でも緑を維持するために非常に有効な技術です。
そのため、以下にて、具体的な手順を解説していきます。
土壌の準備
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ウィンターオーバーシードを成功させるためには、まず既存の芝生を短く刈り、10mm以下に整えます。その後、エアレーション(芝生に小さな穴を開ける作業)を行い、土壌を柔らかくし、種が根付きやすくなるよう準備します。
肥料の施用
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種を撒く前に、芝生専用の肥料を土壌に均一に撒きます。これにより、新しい芝の発芽と成長をサポートします。
種まき
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寒地型芝の種を均一に撒きます。
また、撒く量は、1平方メートルあたり10〜20gが目安です。
そして、種はしっかりと土に接触するよう、軽く押さえつけるか、軽く覆土をします。
水やり
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種を撒いた後は、しっかりと水を与えます。
また、最初の2〜3週間は毎日適度に水やりを行い、発芽を促進させましょう。
そして、発芽後は、成長に応じて水やりの頻度を調整します。
3. 芝生用の着色剤で緑色をキープ
芝生用の着色剤は、手軽に緑の芝生を実現する方法です。
ゴルフ場やスタジアムで使用されている着色剤は、家庭の芝生にも効果的です。また、使用する際は指定の濃度で着色剤を混ぜ、均一に散布し、しっかり乾かすことが重要になります。
ただし、雨の前には使用を避け、時間が経つと色が薄れるため、定期的な再散布が必要です。
参考記事:
まとめ:【ガーデニング初心者必見!】一年中「緑の芝生」を保つ3つの秘訣!
いかがでしたか?
ガーデニング初心者でも、これらの方法を取り入れることで、一年中美しい緑の芝生を実現することができます。
「寒地型の西洋芝」の選択、「ウィンターオーバーシード」の実施、そして「芝生用の着色剤」の使用により、目を楽しませるだけでなく、心もリラックスさせる美しい芝生を手に入れましょう。
美しい芝生のケアについての詳細は、こちらの記事でチェックしてください。
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