地植えとは、植木鉢などを使用せずに、地面に直接植物を植えることを指しています。地植えと鉢植えの違いは、植物の生育環境に大きな影響を与えるものであり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
この記事では、地植えについての基本的な知識とともに、地植えを行う際に知っておくべきポイントをまとめました。

これから地植えのガーデニングを楽しみたいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。
地植えのメリットとは?
鉢植えと比べた地植えのメリットは下記の通りです。
植物が大きく育つ
地植えされた植物は、鉢植えに比べて地面に深く根がはれるため、大きく育つことができます。
鉢植えでは育てられる植物のサイズに制限がありますが、地植えはのびのびと植物が大きく成長できるのです。
水やりの手間がかからない
地植えした植物は、植え替えてすぐのタイミング以外は、水やりをしなくても雨や地面の水のみで生きていくことができます。そのため毎日の水やりの手間がかからず、お手入れが楽なのです。
地植えのデメリットとは?
次に、地植えのデメリットについて説明しましょう。メリットとデメリットを比較してみてください。
害虫被害が拡大しやすい
地植えした植物はお手入れの手間が少ないことから観察の機会が減り、害虫の被害に気付きにくいというデメリットがあります。
害虫被害に気付くのが遅れるため、その被害が広範囲に渡ってしまうのです。
土壌に左右される
地植えはどこに植えても上手くいくというものではなく、ふかふかの栄養のある土壌を用意しなくてはいけません。
鉢植えに比べて土壌を整えるために、多くの労力が必要になるでしょう。
植物の耐寒性に左右される
地植えした植物のすべてが冬を越せるというものでなく、南国の植物など耐寒性の弱い植物は冬を越せずに枯れてしまうデメリットがあります。
冬を越すための防寒対策が必要になりますので、植える前にしっかりと確認しておきましょう。
地植えをする前に知っておくべきポイントとは?
植物を地植えする際には、次のポイントに注意しましょう。
植物が育つ大きさを調べておく
苗や種の状態で植物を地植えする場合は、最終的にどのくらいの大きさに育つのかが把握しにくいです。
植物が育つサイズが分かっていないと、植物を複数植える際に必要な間隔の開け方が定まらないでしょう。
ほとんどの場合はラベルに、予想される植物の草丈や推奨される間隔が記載されているため、必ず内容を確認しておいてください。
日当たりや風通しを考える
植物によって望ましい生育環境が変わりますが、多くの植物は風通しが良く日の当たる場所を好みます。
日当たりが悪い場所では、思うように植物が成長しない可能性があるでしょう。
水はけを考える
植物を植える場所を軽く掘ってみて水を入れ、どのくらいの時間で水が消えていくかを確認します。数分経っても水が残っているようであれば、水はけの悪い土壌だと言えるでしょう。
水はけが悪い場所に植物を植えるためには、土壌改良をする必要があります。
必要であれば土壌改良をする
水はけの悪い土壌以外に、肥料分の少ない硬い土でも植物は育ちにくいです。植物に土壌が適していないのであれば、腐葉土を追加し、土を柔らかくしましょう。
虫が発生してしまっているのなら、殺菌作業も必要です。
植物の耐寒性を調べておく
日本の植物なら日本の気候に適していますが、南国の植物の場合は耐寒性や住まいの気候などを確認しておくことが大切です。
まとめ:【ガーデニング初心者向け】地植えとは?地植えをする前に知っておくべきポイント!
いかがでしたか?地植えをする前に知っておくべきポイントには
・植物が育つ大きさを調べておく
・日当たりや風通しを考える
・水はけを確認する
・必要であれば土壌改良をする
・植物の耐寒性を調べておく
などがあります。
地植えを楽しみたいと考えているのなら、今回紹介したポイントを理解し、植物が育ちやすい場所でガーデニングができるようにしてください。
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