「芝生が固くて水はけが悪い」「色ムラや薄い所が直らない」
それ、エアレーション不足が原因かも…
この記事では、エアーレーションの効果・最適な時期・手順・地域別の目安・道具の選び方を、初心者でも失敗しないように解説していきます。

エアーレーションをすることで、綺麗な芝生にすることが出来ます。
ぜひ参考にしてください。
エアレーションとは?芝生の不調を防ぐ基本のメンテナンス
エアレーションとは、芝生に細かい穴を一定の間隔で開け、空気・水・養分が根まで届くルートをつくり直す作業のことです。
芝生の下では、踏みしめや雨の影響で土が少しずつ締まり、そのまま放置すると、気づかないうちに“呼吸しにくい状態”へ。
その結果…
- 水はけが悪くなる
- 根が浅いまま広がれない
- 夏の高温ストレスに弱くなる
- 色ムラや薄い部分が増える
といったトラブルが連鎖し、芝生全体が弱っていきます。
そのため、エアレーションはこの悪循環を断ち切って芝の地盤をいったんリセットするメンテナンス。見た目を整えるだけでなく、「根が気持ちよく呼吸できる環境」をつくるのが目的です。
エアレーションで改善できること
① 土の締まりをほぐし、根が深く伸びる
固くなった土に隙間が生まれることで、根が動ける“余白”ができます。そして、根が深い芝は乾燥や暑さに強く、葉色も安定するからです。
② 通気・排水を改善し、蒸れや病気を防ぐ
芝は根から酸素を吸収しています。
そのため、穴を開けることで空気が入り、余分な水分も抜けやすくなるので、「蒸れ → 病気”」の流れを断ち切ることができます。
③ 肥料や水が均一に浸透し、ムラが減る
エアレーション後は、穴が“吸い込み口”のような役割を果たし、与えた水や肥料がまんべんなく土中へ広がりやすくなります。
これにより、薄い部分が改善しやすく、芝面がそろい始めます。
④ サッチ(枯れた葉の層)の分解が進む
穴の中に酸素が入り込み、微生物が働きやすくなるため、サッチの自然分解が活発に。そのため、サッチによる通気不良や病気のリスクを減らすことができます。
最適な時期:春・秋にやるべき理由と地域別の目安
エアレーションは「穴を開ければ終わり」ではなく、その後に芝が自力で回復できるかが重要です。そのため、芝が最も元気に根を伸ばす成長期(春・秋)がベストタイミングになります。
春(3〜5月):根を育てる“準備の季節”
冬の休眠から目覚めた芝は、気温上昇とともに根を深く伸ばし始めます。そのため、この時期に土の通り道を作っておくと…
- 夏の高温でも根が枯れにくい
- 雨の蒸れに強くなる
- 葉色が安定し、密度が上がる
という“夏バテ予防”の効果が得られます。
とくに、新芽が動き始めたタイミングは絶好のチャンス。作業後の回復も早く、「やってよかった」を実感しやすい時期です。
秋(9〜11月):夏のダメージを戻す“整えの季節”
夏の暑さで弱った芝は、秋になると一気に回復モードに入ります。そのため、この時期は根の更新が活発になり、エアレーションの効果が最大化しやすいのが特徴。
- 夏の傷みをリセット
- 通気性が上がり冬越しが安定
- 翌年の緑が揃いやすくなる
という、来シーズンの品質を左右する仕上げのメンテナンスになります。
※特に「秋のエアレーション+軽い目土補修」はプロもよく使う方法です。
避けるべきタイミング
エアレーションは“タイミングのミス”で逆効果になることがあります。
真夏の猛暑期
- 芝が弱っているうえ、高温での穴あけはストレスが大きく、回復が追いつかずに枯れ込むリスクがあります。
冬の休眠期
- 芝が活動していないため、穴を開けても回復力ゼロ。そのため、ただ痛めるだけになってしまいます。
雨の直後で土が泥状
- 刃が抜けても土が潰れ、踏むたびにさらに硬くなる“逆エアレーション状態”。そのため、湿っているけど泥ではないが理想です。
作業前のチェックポイント
エアレーションを成功させるために、作業前に次の3点だけは確認しましょう。
① サッチが1cm以上なら、先にサッチング
- サッチが厚いと、「穴 → すぐ詰まる → 効果が出ない」という状態になります。そのため、まずはサッチの量をざっくりチェックしておきましょう。
② 天気は“作業後しばらく晴れ”がベスト
- 雨が続くと、目土が流れたり、穴が潰れたり、回復が遅れます。そのため、最低でも1〜2日は晴れが続く日に。
③ 前日に軽く潅水し、しっとり土を作る
- 乾きすぎ → 刃が刺さらない
- 湿りすぎ → 泥で固まる
という両極端になりやすいため、「指で押すと軽く沈む」程度のしっとり感がベストです。
この状態を作るだけで、穴の形がきれいに揃い、芝のダメージも少なくなります。
方式の違い:コアリングとスパイキングの選び方
エアレーションには大きく「コアリング」と「スパイキング」の2種類があります。
しかし、どちらも芝の通気を良くする方法ですが、目的や効果の深さがまったく違うため、状況に合わせて使い分けることが大切です。
コアリング:土ごと抜き取る本格的な改善方法
コアリングは、中空の刃を使って「芝+土の柱(コア)」を丸ごと抜き取る方法。そのため、穴の大きさ・深さが安定しており、通気・排水の改善効果が高いのが特徴です。
こんな人に向いています
- 水が溜まる・雨後にぬかるむ
- 土を触るとカチカチに硬い
- サッチが厚く、掃除しても改善しにくい
- 芝が弱っていて回復力を高めたい
コアリングは“根本治療”に近く、固まった土にしっかりと風と水の通り道を作ることができます。
メリット
- 通気・排水が劇的に改善
- 根が深く伸び、夏の耐性が上がる
- 効果が長持ちしやすい
- サッチの分解が進む
デメリット
- 体力を使う(広い面積は負担大)
- コアの後処理が必要
- 道具がやや高価
とくに、本格的に芝を立て直したい人には、最も効果の高い方法です。
スパイキング:刺して穴を開けるだけの手軽なメンテナンス
スパイキングは、フォークやスパイクサンダルで 地面に穴を開けるだけのシンプルな方法。とくに、サッチを抜かず、土柱も取り除かないため、軽いリフレッシュに向いています。
こんな人に向いています
- 小さな庭で、軽く通気を良くしたい
- 芝は元気だけど、やや詰まりを感じる
- 週末にサッとメンテしたい
- 初心者でまず試してみたい
メリット
- 道具が安い・準備がラク
- 作業時間が短くて済む
- 後処理がいらない
- 芝への負担が小さく、失敗しにくい
デメリット
- 土柱が残るため、劇的な改善は期待しにくい
- 土が硬すぎる場合は、刃が入りにくく効果が出にくい
とくに、「日常の軽い“呼吸補助”」として使うイメージです。
どちらを選べばいい?
読者が迷わない判断基準も加えておきます。
状態
- しっかり改善したい・土が硬い
- 水が溜まりやすい
- 新築後2〜3年で密度が落ちてきた
- 芝は元気で軽いケアだけしたい
- 狭い庭で気軽に通気を良くしたい
おすすめ
- コアリング
- コアリング
- コアリング
- スパイキング
- スパイキング
プロも「併用」をよく使います
- 春にコアリングで大きく改善
- 秋にスパイキングで維持する
という組み合わせは、管理しやすく効果も安定します。
DIYで用意する道具と選び方(庭の広さ別)
エアレーションは、同じ作業でも庭の広さによって向いている道具が大きく変わります。
そのため、「何を買えばいいかわからない…」という迷いをなくすために、ここでは「庭の規模×目的」でシンプルに整理しました。
小さな庭(〜2坪):細かい作業がしやすい“手元重視”の道具が最適
手動コアラー
細かい場所に穴を開けやすく、狭いスペースでも扱いやすいのが強み。そのため、初めてコアリングをやる人でも、効果を実感しやすい道具です。
- ピンポイントで硬い部分を狙える
- 道具代が安く、お試し向き
- 作業はゆっくりだが、仕上がりは確実
とくに、「まずは一度、しっかりコアリングを体験したい」という人にぴったりです。
スパイキングサンダル
靴底にスパイクが付いたタイプ。これにより、歩くだけで穴が開くので、とにかく手軽。
- 水はけが気になる場所の軽い改善に
- 小さなお子さんと一緒に歩いて作業する人も
- 後処理が不要で、気が向いた時にすぐ使える
とくに、「ながら作業」で芝の通気を改善したい人に向いています。
中規模(〜10坪):効率がぐっと上がる“面積向き”の道具
スパイクローラー
ローラーにスパイクが付いており、押して転がすだけで広く穴を開けられます。そのため、「作業に時間をかけたくない」人に最適。
- 一度に大面積を処理できる
- 仕上がりが均一になりやすい
- コアリングより軽作業で扱いやすい
とくに、週末の1〜2時間で庭全体を仕上げたい人におすすめです。
広い庭(10坪以上):本格作業は“機械の力”が圧倒的にラク
電動・エンジン式エアレーター(レンタル推奨)
広い庭を手作業でコアリングすると、ほぼ間違いなく疲れ果てます。そんなときは機械式の出番。
- 圧倒的な作業スピード
- 深さ・間隔が揃い、プロ並みの仕上がり
- レンタルなら費用を抑えて使える
とくに、「広さに比例して効果も欲しい」という人の最有力候補です。
共通で必要なもの
芝専用の細粒目土
穴にしっかり入り込み、通気と排水を安定させる“仕上げ材”。とくに、庭砂や赤玉土とは粒の大きさが違うため、専用品を選ぶと仕上がりが格段に良くなります。
レーキ(熊手)
- コアの回収
- 目土ならし
- 作業後の掃除
まで、エアレーションのすべての工程で活躍する必須ツールです。
迷ったときの目安
- 狭い庭・・・手動コアラーorスパイキングサンダル
- 中規模・・・ローラーで時短
- 広い庭・・・電動エアレーター(レンタル)
道具選びを間違えると「想像以上にキツい…」となりやすいため、自分の庭の広さと体力に合わせて選ぶのが一番の成功ポイントです。
DIYが難しそうに感じたら…
庭が広い/体力に不安がある/均一な仕上がりにしたいといった場合は、一度プロに整えてもらう選択肢も無理がありません。
エアレーションの手順:初心者でも失敗しにくい6ステップ
エアレーションは、流れさえ押さえれば決して難しい作業ではありません。
ここでは「初心者でも失敗しない」ことに特化した6ステップを紹介していきます。芝生の状態を立て直す大切な工程なので、ひとつずつ丁寧に進めてみてください。
Step0:事前チェック(時期・サッチ・天気)
まずは“やっていい条件かどうか”を確認するのが最重要。
- 時期・・・春・秋の成長期か?
- サッチ・・・1cm以上なら先にサッチングを
- 天気・・・作業後2日ほど晴れる日が理想
ここで判断を誤ると、穴を開けても芝が回復しなかったり、逆に弱ったりすることがあるため、
一見地味ですが最も大切なステップです。
Step1:前日〜当日|軽く潅水して“しっとり土”に整える
土がカラカラだと穴が開けにくく、芝を痛める原因に…
しかし、逆に雨直後の泥だと踏み固めてしまうので、状態が悪化してしまいます。理想は「指で押すと少しだけ沈む」程度のしっとり感。
そのため、前日に軽く潅水し、当日も状態をチェックしておくと作業がぐっと楽になります。
Step2:穴あけ|10〜15cm間隔・クロス施工が基本
エアレーションの“本番”です。まず縦方向に、次に横方向に、クロスするように全体へ穴を開けます。
- 間隔の目安・・・10〜15cm
- 傷みの強い部分・・・やや密度を高く
- コアリングの場合・・・抜き取ったコアは後で回収
この工程は、芝生の“呼吸口を作る作業”に当たります。そのため、穴の配置が均一なほど、仕上がりがきれいになります。
Step3:目土入れ|穴の奥までしっかり刷り込む
穴を開けたままだと、土が崩れて通気性が安定しません。そのため、ここで芝専用の細粒目土を穴にしっかり刷り込むことで…
- 通気・排水が安定
- 表面が平らに
- サッチ分解が進む
という“エアレーションの効果を最大化する状態”が整います。とくに、レーキやデッキブラシを使って平らにすることで、仕上がりが美しくなります。
Step4:掃除|コアや枯れ草の回収で病気のリスクを防ぐ
コアリングで抜いた土柱や刈りカスをそのまま放置すると、カビや害虫の温床になることがあります。そのため、レーキで回収し芝面がスッキリするように整えましょう。
このひと手間で、作業後のトラブルがぐっと減ります。
Step5:施肥&潅水|ゆっくり効く肥料で回復をサポート
エアレーション後の芝は「吸収しやすい状態」になっています。
- 緩効性の芝用肥料を軽く散布
- その後、たっぷり潅水して馴染ませる
これで根が穴の中に伸びやすくなり、回復が滑らかに進みます。
そして、即効性肥料は使いすぎ注意。なぜなら、刺激が強くなるからです。そのため、失敗を避けるなら緩効性が安全です。
Step6:芝刈り|回復を確認して“仕上げ”に入る
エアレーション直後は、芝が一時的に弱った状態です。そのため、すぐに芝刈りをするのはNG。
目安としては…
- 新しい葉が伸び始めた
- 全体の色が少し戻ってきた
- 作業から10〜14日後
このタイミングで、刈高をやや高め(3〜4cm)に設定して芝刈りを行います。
芝刈り時のポイント
- 一度に刈る量は全体の1/3以内
- 刃はよく研いだ状態で
- 深刈り・短刈りは避ける
そして、この仕上げ工程を行うことで…
- 芝面が均一に整う
- 新しい芽が横に広がりやすくなる
- エアレーションの効果が定着しやすくなる
というメリットがあります。
6ステップの要点まとめ
- 前準備と時期判断が成功の8割
- 穴あけ → 目土 → 肥料は必ずセット
- 最後は「回復を待ってから芝刈り」で完成
このように、この6ステップを守ることで、初心者でも「やっただけで終わり」ではなく、「効果が出るエアレーション」になります。
作業後2週間のケア:仕上がりを左右するポイント
エアレーションが終わった直後の芝生は、人でいえば「治療直後の回復期間」のような状態です。
そのため、ここでの2週間の過ごし方次第で、「しっかり回復するか」「思ったほど効果が出ないか」が大きく分かれます。
1週目:潅水と踏圧管理で“回復に集中させる”
作業直後〜1週目は、芝の根が新しい穴に向かって伸び始める大切な時期。
この期間のポイント
- 朝に軽めの潅水を継続
- 表面が乾ききる前に水を補う
- 人が歩く回数は最小限に
とくに、この時期に踏みすぎるとせっかく開けた穴が潰れてしまい、通気性が元に戻ることがあります。
👉 「できるだけ芝を休ませる」ことが最大のケアです。
2週目:色の回復を確認して“軽く整える”
2週目に入ると、徐々に芝の色が戻り、新しい葉が伸び始めてくるのが分かるはずです。
芝刈りの目安
- 芝の色が明るくなってきた
- 芝丈が伸びてきた
- 作業から10〜14日経過
そして、このタイミングで、刈高3〜4cmのやや高め設定で軽く芝刈りを行います。
注意点
- 一度に刈る量は全体の1/3以内
- 深刈り・短刈りは避ける
- 刃が鈍いと回復が遅れる
とくに、芝刈りは「整える」程度にとどめ、刺激を与えすぎないことがポイントです。
2週間以降:気になる部分だけ“微調整”
全体が落ち着いてきたら、水はけや色ムラが残る部分をチェックします。
- 水が溜まりやすい場所
- 芝が薄い部分
- 踏圧が集中する動線
とくに、こうした箇所には…
- 追い穴(スパイキング)
- 少量の目土補修
を行うことで、仕上がりが一段と安定します。
回復を早めるためのワンポイント
- 強い肥料や追肥は急がない
- 雨が続く場合は潅水を控える
- 作業後2週間はイベント・遊びを控える
この時期は「何もしない勇気」も大切です。
2週間の意識が仕上がりを決める
- 1週目は踏まない・乾かしすぎない
- 2週目は様子を見て軽く刈る
- その後は必要な部分だけ整える
このように、エアレーションの成功は、作業そのものより「その後の2週間」で決まると言っても過言ではありません。
エアレーションの頻度:芝の状態別の最適回数
エアレーションは、多ければ多いほど良い作業ではありません。そのため、大切なのは「芝の使われ方」と「土の状態」に合わせて、必要な回数だけ行うことです。
ここでは、よくある3つの芝生タイプ別に、無理のない頻度の目安を紹介していきます。
観賞用の芝(踏圧が少ない)
目安:年1〜2回(春・秋)
あまり人が歩かず、見た目を楽しむことが中心の芝生なら、年1回でも十分効果を実感できるケースがほとんどです。
- 春に1回 → 夏に強い芝を作る
- 余裕があれば秋にも1回 → 翌年の仕上がりが安定
👉「きれいに保ちたい」なら春+秋の年2回。そして、「最低限でOK」なら春の年1回という考え方で問題ありません。
子ども・犬が遊ぶ芝(踏圧が多い)
目安:年2回+必要に応じて軽スパイク
走る・止まる・同じ場所を踏む、という動きが多い芝生は、どうしても土が締まりやすくなります。
そのため…
- 春・秋に本格的なエアレーション
- 夏前や秋口に、気になる場所だけスパイキングで補助
という“本番+メンテナンス”の組み合わせが効果的です。
👉 全面を何度もやる必要はなく、動線・ゴール前・出入口など「踏まれる場所だけ」を意識すると負担も減ります。
土が硬い・水が浸みない芝生
目安:春にコアリング → 秋にスパイキングで調整
水をまいても弾く、雨のあとに水たまりができる場合は、土の中がすでに硬盤化している可能性があります。
とくに、この場合は…
- 春・・・コアリングで土をしっかり抜いてリセット
- 秋・・・スパイキングで通気性を維持
という流れが最も安定します。
👉 最初の1年は少し手間をかけて、2年目以降は回数を減らすという考え方もおすすめです。
やりすぎに注意:頻度を増やすと逆効果になることも
エアレーションは芝にとって刺激のある作業です。
そのため…
- 回復前に何度も穴を開ける
- 真夏や弱っている時期に繰り返す
といったやり方は、芝の体力を削る原因になることもあります。
そして、迷ったら…
「前回のエアレーションから、芝は元気に回復しているか?」
を一度確認してから判断しましょう。
頻度は「使い方」で決める
- 観賞用・・・年1〜2回
- 遊び場・・・年2回+部分的ケア
- 硬い土・・・春に本格、秋に維持
このように、エアレーションは回数を増やす作業ではなく、質を高める作業。そのため、芝の状態を見ながら、無理のないペースで続けることが、長くきれいに保つ近道です。
DIYが向くケースと、業者に頼んだほうがいいケース
エアレーションはDIYでも十分可能な作業です。
ただし、条件によっては“やり切れない・効果が出にくい”ケースもあるのが正直なところ。
そのため、ここでは…
- 「自分でやっても後悔しにくいケース」
- 「最初から任せたほうがラクなケース」
をはっきり分けて整理していきます。
DIYが向くケース
次の条件に当てはまるなら、DIYで問題ありません。
2〜5坪程度の小規模な芝生
作業範囲が限られていれば、手動コアラーやスパイクでも無理なく均一に施工できます。
- 1〜2時間で作業を終えたい
- 週末に少しずつ進めたい
といった人には、DIYが向いています。
サッチが薄く、土が極端に硬くない
表面を踏んでみて、
- 指が少し沈む
- 水がゆっくり浸み込む
ようであれば、土壌状態は比較的良好。スパイキング中心の軽いエアレーションでも効果が出やすい状態です。
手動作業に抵抗がない
コアリングは想像以上に体力を使いますが、
- 少し汗をかく作業が苦にならない
- 芝生の変化を自分で確認したい
という人には、「やってよかった」と実感しやすいDIY作業でもあります。
業者に任せたほうが安全なケース
次のような場合は、無理にDIYにこだわらなくて大丈夫です。
水がほとんど浸み込まないほど硬盤化している
- 水をまいても弾く
- 雨のあとに水たまりが残る
この状態は、表面だけでなく下層まで固まっている可能性大。そのため、手動作業では穴の深さ・密度が足りず、効果が出にくくなります。
面積が広く、均一に施工する自信がない
10坪以上になると…
- 作業途中でムラが出る
- 疲れて間隔が雑になる
といったことが起こりやすく、「やったのに効果が分からない」という結果になりがちです。
コアリングをやりたいが体力に不安がある
コアリングは…
- 腰・腕・足に負担がかかる
- 作業後に後処理も必要
ため、「途中でやめたくなる」人も少なくありません。
一度で状態を整えたい(やり直しの余力がない)
- 夏前までに整えたい
- 来客・イベント前に間に合わせたい
など、失敗できないタイミングでは、最初からプロに任せるほうが結果的にラクです。
費用相場
DIYの場合
3,000〜15,000円前後
- 道具代
- 芝専用目土
- 肥料
を含めた目安。
※道具は一度買えば繰り返し使えます。
業者に依頼する場合
8,000〜25,000円前後(面積・状態で変動)
- 専用機械で均一に施工
- 重労働なし
- 仕上がりが安定
というメリットがあります。
そして、重要なのは「高いか安いか」ではなく、「仕上がりと手間をどう考えるか」という視点。
迷ったらこの一言で判断
「失敗したとき、やり直せるか?」
- やり直せる・・・DIYでOK
- やり直せない・・・一度プロに相談
この考え方で判断すると、後悔しにくくなります。
とくに、「自分の庭ならどの方法が最適か?」は、土の状態や面積で変わります。そのため、迷ったときは、作業を迫られない無料相談で“判断材料だけ”先にもらっておくと安心です。
よくある質問(FAQ)
エアレーションについて調べていると、「この場合はどうすればいい?」「ここまでやる必要はある?」と、細かい疑問が次々に出てきます。
ここでは、実際に多くの方が迷いやすいポイントを中心に、失敗しにくい判断の目安をQ&A形式でまとめました。
そのため、自分の庭に当てはまるかを考えながら、気になる項目だけ拾い読みしてみてください。
Q1. 小さな庭ならスパイキングだけでも大丈夫?
A. 日常的な軽い締まりなら、スパイキングだけでも問題ありません。
2〜3坪程度の芝生で、踏圧が少なく、土もそこまで硬くなっていない場合は、フォークやスパイキングサンダルでの軽いエアレーションでも十分効果を感じられます。
ただし…
- 水をまいてもなかなか浸み込まない
- 芝の色ムラが長く続いている
- 何年もエアレーションをしていない
といった状態が見られる場合は、年に1回だけでもコアリングを挟むと改善が早まります。
Q2. 抜いたコア(土柱)はどうすればいい?
A. 基本的には捨てなくても再利用できます。
抜き取ったコアは、天日で乾かしてから砕けば、目土として芝生に戻すことが可能です。
ただし…
- 黒っぽい変色
- カビ臭さ
- 病斑が見られる
場合は、病気を広げる恐れがあるため、無理に使わず回収・処分する方が安全です。
Q3. 夏に穴を開ければ芝が涼しくなりますか?
A. 実は逆効果になることが多いです。
真夏の芝は、高温と乾燥で体力が落ちています。そのため、その状態で穴を開けてしまうと、回復が追いつかず、枯れ込みや色抜けの原因になることがあります。
芝を夏に強くしたい場合は…
- 春にエアレーションして根を深くする
- 秋に回復させて翌年につなげる
という前倒し・後追いの考え方が安全で効果的です。
Q4. 目土は必ず入れたほうがいいですか?
A. 入れたほうが、効果が安定しやすくなります。
目土を入れずに放置すると、開けた穴が崩れて詰まりやすくなり、通気・排水の改善効果が長続きしません。
しかし、芝専用の細粒目土を使うことで…
- 穴の形が安定
- 表面が平らになり芝刈りしやすい
- サッチの分解が進みやすい
といったメリットがあります。
「最低限」で済ませたい場合は省略も可能ですが、仕上がりを重視するなら目土は入れるのがおすすめです。
ひとこと補足
このように、エアレーションは「正解がひとつ」ではなく、芝の状態・庭の広さ・かけられる手間によって最適解が変わります。
そのため、このFAQを目安に「今の芝に合うやり方」を選んでみてください。
まとめ:時期を決めて「少しだけ動く」と芝は変わる
いかがでしたか?
エアレーションは、特別な技術がなくても「時期」と「手順」さえ守れば、効果を実感しやすいメンテナンスです。
まずは、ここだけ押さえておきましょう。
エアレーションの要点
- ベストな時期は春・秋(芝が回復しやすい成長期)
- 穴あけは10〜15cm間隔+目土 が基本
- 仕上がりを左右するのは、作業後2週間のケア
→ 踏まない・急に刈らないことが最大のポイント
そして、完璧を目指す必要はありません。「できる範囲で、正しい順番で行う」だけで、芝の調子は変わってきます。
今日からできる3ステップ
- カレンダーに作業時期を入れる・・・
「いつやるか」を先に決めるだけで、作業が後回しになりにくくなります。 - 芝の硬さ・サッチの厚みを確認する・・・
踏んでみる/水をまくなど、簡単なチェックでOK。これだけで、やり方の方向性が見えてきます。 - 必要な道具をひとつずつ揃える・・・
コアラーかスパイク、そして目土。全部一気に揃えなくても問題ありません。
このように、エアレーションは「一気に仕上げる作業」ではなく、芝の環境を少しずつ整えていく作業です。そのため、まずは小さく始めて、変化を感じたら次の一手を考える。
その積み重ねが、長くきれいな芝生につながります。
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