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【西洋芝とは?】初心者向けステップバイステップガイド

【西洋芝とは?】初心者向けステップバイステップガイド ブログ
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「緑が鮮やかで、ふかふかの芝生の庭に憧れるけど、日本では難しいのでは?」と感じていませんか?

実は、西洋芝を育てるのは、コツをつかめば初心者でも可能です。

また、日本で一般的に使われる高麗芝とは異なり、西洋芝は一年中青々とした美しさを保つ品種もあります。そのため、まるで海外のガーデンのような景観を楽しむことができます。

そこで、この記事では、西洋芝とは何か、その種類や特徴、育て方までを初心者向けに詳しく解説していきます。

 

自分に適した芝生選びの参考にしてください。

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  1. 西洋芝とは?日本芝との違いと特徴を徹底解説!
    1. 1. 西洋芝の特徴
      1. 1-1. 濃い緑色で密度が高い
      2. 1-2. ふかふかの感触で歩き心地が良い
      3. 1-3. 寒冷地型の品種は冬でも緑を保つ
      4. 1-4. 夏の暑さに弱い品種が多い
      5. 1-5. 成長が早く、こまめな手入れが必要
    2. 2. 日本芝(高麗芝・野芝)との違い|増え方の違いにも注目!
      1. 2-1. 西洋芝と日本芝の基本的な違い(比較表)
      2. 2-2. 増え方の違い
        1. ① 日本芝(高麗芝・野芝)の増え方
        2. ② 西洋芝(寒冷地型・暖地型)の増え方
      3. 2-3. どちらの芝を選ぶべきか?
    3. 3. 日本の環境で西洋芝を育てるポイント
      1. 3-1. 暑さ対策をする
      2. 3-2. 病害虫対策をする
      3. 3-3. 暑さに強い「暖地型」の西洋芝を選ぶ
    4. 4. どちらの芝を選ぶべきか?
      1. 4-1. 西洋芝が向いている人
      2. 4-2. 日本芝が向いている人
  2. 西洋芝の種類と選び方:用途や地域に合った芝生を選ぼう
    1. 1. 寒冷地型(クールシーズングラス)
      1. 1-1. ケンタッキーブルーグラス
        1. 特徴
        2. 適した用途
        3. 注意点
      2. 1-2. トールフェスク
        1. 特徴
        2. 適した用途
        3. 注意点
      3. 1-3. ペレニアルライグラス
        1. 特徴
        2. 適した用途
        3. 注意点
    2. 2. 暖地型(ウォームシーズングラス)
      1. 2-1. バミューダグラス
        1. 特徴
        2. 適した用途
        3. 注意点
    3. 3. 適した地域と選び方
      1. 3-1. 地域ごとの適した芝生
    4. 4. 用途別の芝生の選び方
      1. 4-1. 庭向け
      2. 4-2. ゴルフ場向け
      3. 4-3. 公園向け
  3. 西洋芝の育て方【初心者向けステップバイステップ】
    1. 1. 土壌の準備|育てる環境を整える
      1. 1-1. 土のpH値を調整する
      2. 1-2. 水はけを良くする
      3. 1-3. 雑草を完全に取り除く
    2. 2. 種まき・芝張り|適切な方法で芝生を育てる
      1. 2-1. 種から育てる場合
        1. 種まきの適期
        2. 手順
        3. ポイント
      2. 2-2. 芝張り(ロール芝)の場合
        1. メリット
        2. デメリット
        3. 手順
        4. ポイント
    3. 3. 水やりのコツ|健康な芝を育てるために
      1. 3-1. 発芽時の水やり
      2. 3-2. 成長後の水やり
      3. 3-3. 夏場の水やり
    4. 4. 肥料とメンテナンス|元気な芝生を維持する方法
      1. 4-1. 肥料の施し方
      2. 4-2. エアレーションで根を強くする
    5. 5. 芝刈りのポイント|適切な長さで管理する
      1. 5-1. 芝刈りのタイミング
      2. 5-2. 刈りすぎに注意
    6. 6. 病害虫・雑草対策|健康な芝を守るために
      1. 6-1. 病気対策
        1. 主な病気
        2. 対策
      2. 6-2. 雑草対策
  4. 美しい芝生を維持するためのポイント
    1. 1. 春(3〜5月)|芝生の成長を促す準備期間
      1. 1-1. 施肥(肥料を与える)
        1. おすすめの肥料
      2. 1-2. 種まき(オーバーシード)
        1. 種まきの手順
      3. 1-3. エアレーション(通気性を向上)
        1. 方法
    2. 2. 夏(6〜8月)|暑さ対策と害虫防除
      1. 2-1. 水やり(乾燥対策)
        1. ポイント
      2. 2-2. 害虫防除
        1. 対策
      3. 2-3. 病気予防
        1. 対策
    3. 3. 秋(9〜11月)|芝生の強化と冬支度
      1. 3-1. 施肥(秋の肥料)
        1. おすすめの肥料
      2. 3-2. 芝刈り
        1. ポイント
      3. 3-3. エアレーション
        1. 方法
    4. 4. 冬(12〜2月)|休眠期の管理
      1. 4-1. 冬の水やり
        1. ポイント
      2. 4-2. 芝刈りの休止
        1. ポイント
      3. 4-3. 雪対策(積雪地域向け)
    5. 年間を通じた西洋芝の管理ポイント
  5. 健康な芝を維持するためのポイント
    1. 1. 芝生が枯れる|水やり不足・刈り過ぎをチェック
      1. 1-1. 水やり不足が原因の場合
        1. 症状
        2. 対処法
      2. 1-2. 芝刈りのやり過ぎが原因の場合
        1. 症状
        2. 対処法
      3. 1-3. 病気(サビ病・雪腐病)が原因の場合
        1. 症状
        2. 対処法
    2. 2. 水はけが悪い|土壌改良で改善
      1. 2-1. 水はけが悪いと起こる問題
        1. 症状
        2. 原因
        3. 対処法
    3. 3. 雑草が増える|除草剤または手作業で対応
      1. 3-1. 雑草が増える原因
        1. 原因
        2. 症状
        3. 対処法
    4. 4. 踏み圧で禿げる|目土を入れて補修
      1. 4-1. 踏み圧で芝が禿げる原因
        1. 原因
        2. 症状
        3. 対処法
    5. 芝生のトラブルは早めの対策が重要!
  6. まとめ

西洋芝とは?日本芝との違いと特徴を徹底解説!

西洋芝とは?

芝生は庭づくりやガーデニングにおいて、美しい景観をつくる重要な要素となります。

そして、芝生には大きく分けて「西洋芝」と「日本芝」の2種類があります。そのため、それぞれの特徴や違いを詳しく解説していきます。

1. 西洋芝の特徴

1-1. 濃い緑色で密度が高い

西洋芝は、日本芝に比べて緑色が濃く、葉の密度が高いのが特徴です。

そのため、海外の庭園やゴルフ場、スポーツ競技場などでよく使われています。また、一年中美しい緑を保つ品種もあり、見た目の美しさを重視する方に人気があります。

1-2. ふかふかの感触で歩き心地が良い

西洋芝は葉が柔らかく、クッション性が高いため、裸足で歩いても快適です。

とくに、小さな子どもがいる家庭やペットがいる庭に適しています。また、高級感のある仕上がりと、ふかふかした触り心地が魅力です。

1-3. 寒冷地型の品種は冬でも緑を保つ

西洋芝には「寒冷地型」と「暖地型」の2種類があります。

とくに、寒冷地型の品種(ケンタッキーブルーグラス、フェスク、ライグラスなど)は寒さに強く、冬でも青々とした芝生を維持できます。

そのため、寒い地域では特に人気があります。

1-4. 夏の暑さに弱い品種が多い

寒冷地型の西洋芝は、日本の夏の高温多湿に弱いため、適切な管理をしないと枯れてしまうことがあります。

とくに、気温が30℃を超えると成長が鈍り、35℃以上になるとダメージを受けやすくなります。また、梅雨の湿気による病気のリスクもあるため、暑さ対策が必要になります。

1-5. 成長が早く、こまめな手入れが必要

西洋芝は成長が早く、葉が伸びやすいため、頻繁な芝刈りが必要です。

また、病害虫に弱いため、定期的な管理やメンテナンスが求められます。そのため、手間をかけることで、美しい状態を維持できる芝生です。

 

2. 日本芝(高麗芝・野芝)との違い|増え方の違いにも注目!

西洋芝と日本芝は、見た目や耐寒性・耐暑性の違いに加えて、増え方(生育方法)が異なります。とくに、日本芝は横に広がる特性があるため、芝の維持管理の方法も異なります。

2-1. 西洋芝と日本芝の基本的な違い(比較表)

特徴 西洋芝(寒冷地型) 西洋芝(暖地型) 日本芝(高麗芝・野芝)
見た目 濃い緑で密度が高い 濃い緑だがやや粗め やや黄緑色で葉が太め
触り心地 ふかふかで柔らかい ふかふか 硬めでゴワゴワ
耐寒性 強い(冬でも緑) 弱い(冬に枯れる) やや強い(冬は休眠)
暑さへの強さ 弱い(30℃以上で弱る) 強い(暑さに適応) 非常に強い(日本の夏向き)
手入れのしやすさ 頻繁な芝刈りが必要 頻繁な管理が必要 比較的手入れが楽
増え方 横に広がらないため、種を蒔く必要がある 一部品種は横に広がるが、基本は種まきが必要 ランナー(匍匐茎)で横に広がり、隙間が自然に埋まる

2-2. 増え方の違い

① 日本芝(高麗芝・野芝)の増え方

特徴

日本芝は「ランナー(匍匐茎/ほふくけい)」と呼ばれる茎を伸ばしながら、横に広がります。そのため、隙間が自然に埋まりやすく、目土を入れたり補植をしなくても広がります。

そして、根が強く、しっかり張るため、芝生が安定しやすい。

メリット

  • 種まきの必要がなく、芝張り後は自然に広がる
  • 隙間が埋まりやすいため、メンテナンスが比較的楽
  • 芝が強く、雑草を抑えやすい

デメリット

  • 成長が遅いため、新しく芝を作るのに時間がかかる
  • 寒い時期には休眠し、冬場は枯れたように見える
② 西洋芝(寒冷地型・暖地型)の増え方

特徴

寒冷地型の西洋芝(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスクなど)は、種類によって異なる増え方をします。そのため、芝が薄くなった場合は種を追加でまく(オーバーシード)必要があります。

また、暖地型の西洋芝(バミューダグラスなど)は、一部ランナーで広がるが、日本芝ほど強くはないです。

メリット

  • 発芽が早く、短期間で芝生を作ることができる
  • 密度が高いため、見た目が美しい
  • ふかふかした芝生を楽しめる

デメリット

  • 隙間ができると、種を蒔かないと回復しない
  • 頻繁な種まき(オーバーシード)が必要
  • 日本芝に比べると根付きにくく、管理が難しい

2-3. どちらの芝を選ぶべきか?

  • 隙間が埋まりやすく、管理を楽にしたいなら「日本芝」
  • ふかふかの感触や美しい緑を求めるなら「西洋芝」

このように、どちらの芝を選ぶかは、庭の用途やメンテナンスの手間を考慮して決めるのがポイントです!

3. 日本の環境で西洋芝を育てるポイント

3-1. 暑さ対策をする

寒冷地型の西洋芝は日本の夏に弱いため、以下のような対策が必要です。

  1. 半日陰の場所を選ぶ・・・
    直射日光が強い場所ではなく、適度に日陰があるエリアで育てる。
  2. こまめな水やり・・・
    特に夏場は朝夕にたっぷりと水を与え、乾燥を防ぐ。
  3. 風通しをよくする・・・
    高温多湿による病気を防ぐため、芝生の間引きや定期的な手入れを行う。

3-2. 病害虫対策をする

西洋芝は病気にかかりやすいため、特に夏場の管理が重要です。

そして、ブラウンパッチ病やピシウム病などの芝生の病気を防ぐために、
適切な肥料管理と水はけの良い土壌作りを心掛けましょう。

3-3. 暑さに強い「暖地型」の西洋芝を選ぶ

西洋芝の中でも暖地型(バミューダグラス、セントオーガスチングラスなど)は、暑さに強く、日本の夏でも育てやすいです。

ただし、冬には枯れるため、年間を通して緑を維持するのが難しくなります。

4. どちらの芝を選ぶべきか?

4-1. 西洋芝が向いている人

  • 美しい緑の芝生を一年中楽しみたい
  • ふかふかした柔らかい芝生が欲しい
  • こまめな手入れができる

 

ただし、日本の夏に弱い品種が多いため、暑さ対策が必要になります。

4-2. 日本芝が向いている人

  • 手入れの手間を減らしたい
  • 暑さに強い芝生を選びたい
  • 日本の気候に適した芝を育てたい

 

日本芝は夏の暑さや湿気に強く、寒冷地以外の地域では育てやすいため、初心者にもおすすめです。

このように、西洋芝と日本芝には、それぞれメリット・デメリットがあります。

そのため、「緑の美しさ」や「触り心地」を重視するなら西洋芝
そして、「手入れのしやすさ」や「暑さへの耐性」を考えるなら日本芝が適しています。

また、西洋芝を日本の環境で育てる場合は、夏の暑さ対策をしっかり行い、適した品種を選ぶことが重要です。

さあ、自分の庭や用途に合わせて、最適な芝生を選びましょう!

西洋芝の種類と選び方:用途や地域に合った芝生を選ぼう

西洋芝の種類と選び方

西洋芝には「寒冷地型(クールシーズングラス)」と「暖地型(ウォームシーズングラス)」の2種類があります。そのため、気候や用途に応じた選び方が重要です。

そして、それぞれの特徴を理解し、適した芝生を選びましょう。

1. 寒冷地型(クールシーズングラス)

寒冷地型の西洋芝は、寒さに強く、一年を通して緑を保ちやすいのが特徴です。そのため、北海道や東北などの寒冷地に適しており、冬でも枯れにくい品種が多くあります。

1-1. ケンタッキーブルーグラス

特徴
  • 耐寒性が非常に高く、冬でも緑を維持しやすい
  • 美しい青緑色の芝生を形成し、密度が高い
  • 回復力が高く、傷ついた部分も徐々に再生する
適した用途
  • 公園や競技場、ゴルフ場などの広い面積の芝生
  • 寒冷地の庭やガーデニング
注意点
  • 発芽や成長が遅いため、管理には時間がかかる
  • 日本の夏の高温多湿に弱く、暑さ対策が必要


1-2. トールフェスク

特徴
  • 寒さと暑さの両方に強く、日本の気候にも適応しやすい
  • 葉が細く、柔らかい質感で、歩き心地が良い
  • 耐踏圧性が高く、踏まれてもダメージを受けにくい
適した用途
  • 庭やガーデニング向け(家庭向けに育てやすい)
  • 公園や学校のグラウンドなど、耐久性が求められる場所
注意点
  • 芝刈りをこまめに行わないと、葉が長く伸びて見た目が乱れる
  • やや病害虫に弱い品種があるため、定期的な管理が必要


1-3. ペレニアルライグラス

特徴
  • 発芽が非常に早く、芝生が早く定着する
  • 耐踏圧性があり、芝が傷んでも回復しやすい
  • 光沢のある美しい緑色が特徴
適した用途
  • 競技場や運動場など、頻繁に使用される場所
  • 冬の緑化用(オーバーシードとしても使用可能)
注意点
  • 暑さに弱く、日本の夏では枯れやすい
  • 成長が早いため、頻繁な芝刈りが必要


2. 暖地型(ウォームシーズングラス)

暖地型の西洋芝は、夏の暑さに強く、温暖な地域で育てやすいのが特徴です。

そのため、関東・関西・九州などの温暖地で利用されることが多く、ゴルフ場やスポーツ施設で広く採用されています。

2-1. バミューダグラス

特徴
  • 耐暑性が非常に高く、35℃以上の高温でも生育できる
  • 成長が早く、踏みつけに強いため、スポーツ用に適している
  • 病害虫にも比較的強く、管理がしやすい
適した用途
  • ゴルフ場、競技場、公園などの広いエリア
  • 暖かい地域の庭や芝生広場
注意点
  • 冬の寒さに弱く、寒冷地では枯れてしまう
  • 成長が早いため、定期的な芝刈りが必要


3. 適した地域と選び方

3-1. 地域ごとの適した芝生

日本の気候は地域によって異なるため、以下のような選び方が適しています。

地域 適した芝生の種類
寒冷地(北海道・東北) ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク
温暖地(関東・関西・九州) トールフェスク、バミューダグラス
寒暖差がある地域(中部地方) トールフェスク、ペレニアルライグラス

このように、寒冷地では冬に強い芝が必要であり、温暖地では暑さに耐えられる芝を選ぶことが重要です。

4. 用途別の芝生の選び方

4-1. 庭向け

  • おすすめの芝生・・・
    トールフェスク
  • 理由・・・
    暑さと寒さの両方に強く、手入れがしやすいため、家庭用に適している。

4-2. ゴルフ場向け

  • おすすめの芝生・・・
    バミューダグラス
  • 理由・・・
    耐暑性と耐久性が高く、ゴルフのプレー環境に最適。

4-3. 公園向け

  • おすすめの芝生・・・
    ケンタッキーブルーグラス
  • 理由・・・
    耐寒性が高く、踏みつけにも強いため、広い公共スペースでの利用に適している。

 

西洋芝は、「寒冷地型」と「暖地型」に分かれ、それぞれ特性が異なります。

そして、寒冷地型は冬に強く、暖地型は夏に強いため、住んでいる地域や用途に応じた適切な芝生を選ぶことが重要です。

  • 寒冷地では・・・
    ケンタッキーブルーグラスやトールフェスク
  • 温暖地では・・・
    バミューダグラスやトールフェスク
  • 庭には・・・
    手入れがしやすいトールフェスク
  • スポーツ用途には・・・
    耐久性のあるバミューダグラス

このように、西洋芝は見た目の美しさや質感に優れています。

そして、品種ごとの特徴を理解し、適切なメンテナンスを行うことで、長く美しい芝生を維持することができます。

西洋芝の育て方【初心者向けステップバイステップ】

西洋芝の育て方

西洋芝は美しい緑を維持しやすく、ふかふかとした芝生を楽しめます。

しかし、日本の気候では手入れが重要になります。そのため、初心者でも育てやすい方法を、ステップごとに詳しく解説していきます。

1. 土壌の準備|育てる環境を整える

1-1. 土のpH値を調整する

西洋芝はpH値6.0〜7.0の中性〜弱酸性の土壌を好みます。

そのため、土壌が酸性すぎる場合(pH6.0以下)は苦土石灰(または消石灰)をまいて調整します。また、アルカリ性が強すぎる場合(pH7.0以上)はピートモスや有機堆肥を混ぜる。

そして、市販の土壌酸度計でpHを測定し、適切な処理をしましょう。

1-2. 水はけを良くする

水はけが悪いと根腐れの原因になります。そのため、以下のような方法で改善しましょう。

まず、腐葉土や川砂を混ぜ、通気性を高める。また、粘土質の土壌なら、パーライトや軽石を混ぜましょう。そして、土を手で握ってみて、固まりすぎず、適度に崩れる状態が理想です。

1-3. 雑草を完全に取り除く

芝張りをする前に、雑草をしっかり取り除くことが重要です。

なぜなら、雑草が残ると、芝生の成長を妨げる原因になるからです。そのため、スコップや除草剤を使い、根まで抜きましょう。

 

2. 種まき・芝張り|適切な方法で芝生を育てる

2-1. 種から育てる場合

種まきの適期

春(4〜6月)または秋(9〜11月)(発芽適温 15〜25℃ のため、真夏・真冬は避ける)

手順
  1. 種を均一にまく(ムラにならないようにする)
  2. まいた種に薄く覆土(目安1〜2mm)
  3. たっぷり水を与え、発芽まで乾燥させないよう管理(約1〜2週間)
ポイント

発芽まで毎日水やりをすることが大切です。また、強風や鳥害を防ぐため、不織布などで軽く覆うようにしましょう。

2-2. 芝張り(ロール芝)の場合

メリット

種よりも早く芝生を作れる

デメリット

コストが高く、施工時の管理が必要

手順
  1. 地面を平らにならす(凹凸があると水たまりができる)
  2. ロール芝を隙間なく敷く(芝の目を揃えて並べる)
  3. 軽く踏み固め、しっかりと地面と密着させる
ポイント

目土を薄くまいて、芝が乾燥しないようにしましょう。そして、根が定着するまでの2週間は、とくに水やりを丁寧に行うことが大切です。

3. 水やりのコツ|健康な芝を育てるために

3-1. 発芽時の水やり

発芽までの期間(約1〜2週間)は、毎日朝夕にたっぷりと水やりをしましょう。そして、乾燥すると発芽が遅れたり、均一に成長しなくなるため注意!

3-2. 成長後の水やり

定着後は週2〜3回の深水(しっかり水を浸透させる)。そして、浅く頻繁に与えるのではなく、一度にしっかり水を染み込ませることが重要!

3-3. 夏場の水やり

朝か夕方の涼しい時間帯に水を与えましょう。なぜなら、日中の水やりは蒸れやすく、病気の原因になるからです。そのため、その時間帯は避けるようにしましょう。

 

4. 肥料とメンテナンス|元気な芝生を維持する方法

4-1. 肥料の施し方

春と秋に肥料を与える(窒素・リン・カリウムをバランスよく含むもの)ようにしましょう。そして、即効性の化成肥料と、緩効性の有機肥料を組み合わせるのがおすすめです。

4-2. エアレーションで根を強くする

年2回(春・秋)専用のスパイクやローラーを使って、土に空気を入れるエアレーション(穴あけ)を行いましょう。

これにより、根がしっかりと成長し、健康な芝生を維持することができます。

 

5. 芝刈りのポイント|適切な長さで管理する

5-1. 芝刈りのタイミング

成長に応じて1〜2週間に1回の芝刈りを行いましょう。そして、芝丈が5cmを超えたら刈るのが目安です。

5-2. 刈りすぎに注意

刈りすぎると病気や枯れの原因になってしまうので、徐々に刈り込むようにしましょう。
なぜなら、一度に1/3以上刈ると、芝が弱りやすくなってしまうからです。

6. 病害虫・雑草対策|健康な芝を守るために

6-1. 病気対策

主な病気
  • サビ病・・・
    葉に赤茶色の斑点ができる(窒素不足が原因)
  • 雪腐病・・・
    冬場の湿気でカビが発生する
対策
  • 肥料を適切に与え、栄養不足を防ぐ
  • 芝刈り後は風通しをよくし、蒸れを防ぐ

6-2. 雑草対策

  • 手作業で雑草を抜く(根からしっかり抜く)
  • 雑草が多い場合は選択性除草剤を使用する

 

芝生が元気なら雑草は生えにくくなるため、日頃の手入れが最も重要!

このように、西洋芝を育てるには、適切な手順を踏むことが大切です。そして、この手順を守ることで、美しい芝生を育てることができます!

ぜひ挑戦してみてください。

美しい芝生を維持するためのポイント

美しい芝生を維持するためのポイント

西洋芝は四季を通じて適切な管理を行うことで、一年中美しい緑の芝生を維持できます。ここでは、季節ごとの主な作業を詳しく解説していきます。

1. 春(3〜5月)|芝生の成長を促す準備期間

春は西洋芝の生育が活発になる時期です。そのため、冬のダメージから芝を回復させ、新しい芽をしっかりと育てるための管理を行いましょう。

1-1. 施肥(肥料を与える)

春の施肥は成長を促すために重要です。そのため、窒素(N)を多めに含む肥料を使用すると、葉の色が濃くなり成長が早まります。

おすすめの肥料
  • 緩効性肥料(ゆっくり効くタイプ)を3月〜4月に施す
  • 即効性の液体肥料を成長が遅い部分に追肥

1-2. 種まき(オーバーシード)

冬に傷んだ芝を回復させるため、必要に応じて種をまきましょう。そして、発芽適温(15〜25℃)のため、4月〜5月がベストタイミングです。

種まきの手順
  1. 芝刈りをして地面をならす
  2. 芝の隙間に種を均等にまく
  3. 軽く覆土し、水をたっぷり与える

 

1-3. エアレーション(通気性を向上)

根の成長を促し、水はけを改善するために年2回実施しましょう。そして、春(3〜4月)と秋(9〜10月)が適期です。

方法
  • フォークやエアレーターで芝生に穴を開ける
  • 目土や肥料をまき、成長を促す

2. 夏(6〜8月)|暑さ対策と害虫防除

夏は西洋芝にとって最も過酷な時期です。とくに、寒冷地型の芝は高温多湿に弱いので、しっかりと対策しましょう。

2-1. 水やり(乾燥対策)

暑さと乾燥対策のため、水やりの頻度を増やしましょう。そして、朝か夕方の涼しい時間にたっぷり水を与える(週2〜3回深水)。

ポイント
  • 昼間の水やりは蒸れの原因になるため避ける
  • 乾燥が激しい場合は、スプリンクラーを活用する

2-2. 害虫防除

夏は害虫が発生しやすい時期です。そのため、シバツトガ(芝生を食害する虫)やコガネムシの幼虫に注意しましょう。

対策
  • 害虫発生時は、適切な芝生用殺虫剤を使用
  • こまめに芝刈りを行い、害虫の隠れ場所をなくす

2-3. 病気予防

高温多湿で発生しやすい病気(ブラウンパッチ病など)を防ぐようにしましょう。そのため、芝生の風通しを良くすることで、病害発生を抑えることができます。

対策
  • 過剰な水やりを避ける
  • 芝を適切な長さ(5〜6cm)に保つ

3. 秋(9〜11月)|芝生の強化と冬支度

秋は、西洋芝の生育が再び活発になる時期です。そのため、冬に備えて芝生を丈夫に育てる管理を行いましょう。

3-1. 施肥(秋の肥料)

リン(P)やカリウム(K)を多く含む肥料を施すようにしましょう。なぜなら、根の成長を促し、冬の耐寒性を高めてくれるからです。

おすすめの肥料
  • リン酸(P)を多く含む肥料で根の成長を促す
  • 緩効性肥料を使用し、冬まで栄養を持続させる

3-2. 芝刈り

芝丈が長くなりすぎないよう、定期的に刈りましょう。

ポイント
  • 刈りすぎると冬の寒さでダメージを受けやすくなる
  • 落ち葉を取り除き、芝生の通気性を確保する

また、芝刈りはプロに任せるという方法もあります。なぜなら、自分で行うとなると、道具を揃えるところから、片付けまで手間がかかってしまうからです。しかし、プロに任せることで、それらの手間をなくすことができます。

そして、プロに任せるなら、「草刈り110番」がおすすめです。詳しくは、公式サイトをご確認ください。


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3-3. エアレーション

春に続き、秋にもエアレーションを実施しましょう。なぜなら、土壌の通気性を向上し、根の成長を促してくれるからです。

方法
  1. 芝生に穴を開ける
  2. 目土や肥料を追加し、根を強化

4. 冬(12〜2月)|休眠期の管理

冬は西洋芝が休眠する時期です。しかし、適切な管理を行うことで春の成長をスムーズに迎えることができます。

4-1. 冬の水やり

寒冷地型の芝は水やりを減らして管理するようにしましょう。また、暖地型の芝(バミューダグラスなど)は休眠するため、基本的に水やり不要になります。

ポイント
  • 乾燥が続く場合のみ、朝に軽く水を与える
  • 凍結のリスクがあるため、夕方の水やりは避ける

4-2. 芝刈りの休止

冬は芝の成長が止まるため、芝刈りは不要になります。そのため、枯れた芝を取り除く程度でOK!

ポイント
  • 落ち葉や枯れた芝が堆積すると病気の原因になるため、軽く掃除をする

4-3. 雪対策(積雪地域向け)

積雪が多い地域では、雪の重みで芝が傷まないよう注意しましょう。そして、踏み固めないようにし、雪が溶けた後の通気性を確保する。

年間を通じた西洋芝の管理ポイント

  • 春(3〜5月)・・・
    肥料・種まき・エアレーションで芝の成長を促す
  • 夏(6〜8月)・・・
    水やり・害虫防除・病気対策を徹底
  • 秋(9〜11月)・・・
    施肥・芝刈り・エアレーションで冬支度
  • 冬(12〜2月)・・・
    休眠期の管理(雪対策・軽い掃除)

このように、スケジュールを守ることで、1年を通じて健康で美しい西洋芝を維持することができます。初心者の方も、季節ごとの作業を確認しながら管理を続けてみましょう!

健康な芝を維持するためのポイント

健康な芝を維持するためのポイント

西洋芝を育てていると、枯れる・雑草が増える・踏み圧で禿げるなどのトラブルが発生することがあります。しかし、原因を特定し、適切な対処をすれば美しい芝生を維持できます。

ここでは、西洋芝でよくあるトラブルとその解決方法を詳しく解説していきます。

1. 芝生が枯れる|水やり不足・刈り過ぎをチェック

1-1. 水やり不足が原因の場合

症状

芝生が全体的に茶色く変色する。また、土が乾燥し、触るとパサパサしている

対処法
  • 週2〜3回、しっかりと深水する(表面だけでなく、根まで水を届かせる)
  • 夏場は朝夕の涼しい時間に水をたっぷりと与える
  • 乾燥しやすい場所(直射日光が強いエリア)は、水やり頻度を増やす

1-2. 芝刈りのやり過ぎが原因の場合

症状

刈った後に芝が黄色くなり、弱っている。そして、部分的に枯れたように見える。

対処法
  • 芝の刈り高さは5〜6cmを目安にし、一度に1/3以上刈らない
  • 芝刈りの頻度は週1〜2回程度にし、急に短くしない
  • 枯れた部分には肥料(窒素を含むもの)を与え、回復を促す

1-3. 病気(サビ病・雪腐病)が原因の場合

症状

葉に赤茶色や白いカビのようなものがつく。そして、まだらに枯れた部分が出てくる。

対処法
  • 風通しを良くし、過湿を防ぐ(芝刈り後の清掃を徹底)
  • 春・秋にエアレーションを行い、根の健康を維持する
  • 必要に応じて殺菌剤を使用し、病気の拡大を防ぐ

2. 水はけが悪い|土壌改良で改善

2-1. 水はけが悪いと起こる問題

症状

雨が降った後に水たまりができる。これにより、芝生の一部が常に湿った状態になり、病気が発生しやすくなってしまう。

原因

土壌が粘土質で排水性が悪い。また、踏み固められて硬くなっている。

対処法
  • 腐葉土や川砂を混ぜて、通気性を改善する
  • スパイクやエアレーションで穴を開け、土をほぐす
  • 水はけが極端に悪い場合は、暗渠排水を設置する

3. 雑草が増える|除草剤または手作業で対応

3-1. 雑草が増える原因

原因

芝が弱り、雑草の生育スペースができてしまう。また、種が飛んできて繁殖してしまう。

症状

クローバー、スギナ、カタバミなどが増える。そして、芝生の隙間から雑草が生えてくる。

対処法
  • 手作業で雑草を根からしっかり抜く(スコップや草取り器を使用)
  • 選択性除草剤を使用し、芝生を傷めずに雑草を除去
  • 芝を健康に育て、雑草の侵入を防ぐ(定期的な施肥と適切な芝刈り)

 

4. 踏み圧で禿げる|目土を入れて補修

4-1. 踏み圧で芝が禿げる原因

原因

人がよく通る場所が圧迫され、芝が傷んでしまう。また、ペットや子どもが遊んで、部分的に剥げてしまう。

症状

通路や遊び場に芝が生えてこない。そして、土がむき出しになり、芝が薄くなってしまう。

対処法
  • 芝生が剥げた部分に目土(砂+有機物の混合土)を入れて補修
  • 踏圧がかかりやすい場所には、芝生の保護マットを敷く
  • 踏み圧に強い品種(トールフェスクやペレニアルライグラス)を選ぶ

芝生のトラブルは早めの対策が重要!

  • 芝生が枯れる・・・
    水やり不足や刈り過ぎをチェック
  • 水はけが悪い・・・
    土壌改良(砂・腐葉土を混ぜる)
  • 雑草が増える・・・
    手作業で除草または選択性除草剤を使用
  • 踏み圧で禿げる・・・
    目土を入れて補修し、踏み圧対策をする

このように、芝生のトラブルはめに気づき、適切な対処を行うことが大切です。そのため、正しい管理を続けて、長く美しい芝生を維持しましょう!

まとめ

いかがでしたか?

西洋芝は、日本芝に比べて手入れが必要です。しかし、その美しさや柔らかい触り心地は大きな魅力になります。

そして、初心者の方でも…

  • 適した品種を選ぶ
  • 土壌をしっかり準備する
  • 水やり・芝刈りを適切に行う

ことで、美しい芝生を育てることができます。

ぜひ、この記事を参考に、西洋芝のある素敵な庭づくりに挑戦してみてください!

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