~迷わず選べる「向き・不向き」と失敗しない考え方~
和モダンの庭に芝生を取り入れたいけれど、「どの芝が合うのか」「管理できるか」「見た目だけで決めていいのか」迷っていませんか?
この記事では、和モダン庭×芝生で失敗しやすいポイントを整理し、自分の庭に合うか・合わないかを判断できる基準をわかりやすく解説していきます。

自然の美しさと現代的なデザインが融合した庭を作り上げるヒントをお届けします。ぜひ、参考にしてください。
まず結論:和モダン庭 × 芝生が【向いている人/向かない人】
和モダンの庭に芝生はよく合います。
ただし重要なのは、「合う・合わない」ではなく「続けられるかどうか」です。そのため、まずは、次のチェックで自分がどちら側かを確認してみてください。
向いている人
和モダン庭 × 落ち着いた景観を重視したい
派手さよりも、静けさ・余白・統一感を大切にしたい人。とくに、芝生のやわらかな緑が、庭全体を自然にまとめてくれます。
石・砂利・木材の「硬さ」を和らげたい
飛び石や砂利だけだと「冷たい」「無機質」と感じる場合、芝生が入ることで視覚的にも心理的にもやさしい印象になります。
庭を「眺める+少し使う」空間にしたい
完全な鑑賞用ではなく…
- 縁側から眺める
- 素足で少し歩く
- 子どもやペットが短時間過ごす
といった使い方を想定している人には相性◎です。
芝刈りや水やりを“最低限”でも続けられる
毎週完璧でなくてもOK。とくに、「月に数回は気にかけられる」なら、芝生は十分現実的な選択肢です。
👉 和モダン庭 × 芝生は、「丁寧に暮らしたい人」に向いています。
向かない人
完全放置で維持したい
芝生は「放っておけば完成」ではありません。そのため、水やり・刈り込みをゼロにしたい人には不向きです。
日当たり・排水が極端に悪い庭
芝生は基本的に日向植物。そのため、常に湿っている・半日以上日陰の場合、見た目が崩れやすくなります。
見た目だけで芝を選びたい
SNSや施工写真の“完成形”だけを基準にすると、現実とのギャップで後悔しやすくなります。
「とにかく手入れが一切イヤ」
芝刈り1回すら負担に感じる場合、砂利・タイル・下草中心の方が満足度は高くなります。
👉 芝生が悪いのではなく、「ライフスタイルと合わない」だけのケースも多いです。
まずはここだけ判断してください
和モダン庭に芝生を入れるかどうかで迷ったら、「見た目」より先に、次の1点だけ確認してください。
この庭の芝生管理を、1年後の自分も続けられそうか?
ここをクリアできるなら、芝生は後悔しにくい選択になります。そして、逆に迷うなら、無理に芝生を選ばないことも、立派な正解です。
なぜ迷いやすいのか?和モダン芝生で失敗しやすい構造
和モダンの庭に芝生を入れるか迷う人の多くは、芝生そのものではなく「判断材料の不足」でつまずいています。
そして、実は失敗パターンはほぼ決まっています。
見た目だけで決めてしまう
SNSや施工事例で目にする和モダン庭は、ほとんどが「一番きれいな瞬間」を切り取った写真です。
例えば…
- 芝が伸びる前
- 雑草が出る前
- 手入れ直後
そのため…
- 数週間後の姿
- 真夏・真冬の変化
- 管理が追いつかないときの状態
が想像しにくく、「同じようになるはず」と思って選ぶほどギャップが生まれてしまいます。
👉 見た目で決めるほど、後で現実との差に気づきやすくなります。
管理まで想像していない
芝生は「敷いたら完成」ではありません。
そのため、実際には…
- 芝刈りはどのくらいの頻度か
- 水やりは夏にどれくらい必要か
- 雑草や傷みが出たらどうするか
こうした “日常の手間” を後回しにしがちです。
その結果…
「思ったより大変だった」
「忙しくなると一気に荒れた」
という後悔につながります。
👉 失敗の原因は、芝生が悪いのではなく、想像が足りなかっただけです。
業者・情報ごとのギャップ
芝生情報は、発信者ごとに視点が大きく違います。
- 業者・・・完成時の仕上がり・デザイン重視
- ブログ・SNS・・・理想像・映える写真重視
- 実生活・・・続けられるか・負担にならないかが最重要
そのため、ここを整理しないまま情報を集めると…
- きれいそうだからOK
- みんなやっているから大丈夫
と判断しやすくなります。
👉 しかし本当に重要なのは、「その庭を1年後も無理なく保てるか」です。
モダン芝生の失敗は「施工」ではなく「判断のズレ」
多くの人が後悔するポイントは…
- 芝の種類
- 張り方
- デザイン
ではありません。「自分の暮らしに合っているか」を確認しないまま決めたことが原因です。
和モダン庭に合う芝生の選び方:判断軸で整理する
和モダンの庭づくりで芝生選びに迷う最大の理由は、「どれが一番きれいか」で考えてしまうことです。しかし本当に重要なのは、庭の雰囲気・使い方・管理のしやすさが合っているかどうか。
ここでは、初心者でも判断しやすい軸で整理していきます。
芝生タイプ別 比較表(初心者向け)
※ここでの「管理の手間」は、芝刈り・水やり・補修の総合評価です。
高麗芝:和モダン庭の“基準”になる芝生
高麗芝は、日本庭園や住宅庭で長く使われてきた定番芝。
- 色味が強すぎず、石・砂利・木材と自然になじむ
- 四季の変化がはっきり出るため、和の雰囲気と相性が良い
- 管理は必要だが、極端に難しくはない
👉 「迷ったら高麗芝」と言える、失敗しにくい選択です。
TM9:和モダン庭を“ラクに維持したい人”向け
TM9は、高麗芝を改良した省管理型芝生。
- 草丈が低く、芝刈り回数が少ない
- 全体が均一に揃いやすく、モダン寄りの印象
- 忙しくても荒れにくい
👉 「和モダンにしたいけど、手入れは最低限がいい」という人には、現実的で満足度の高い選択肢です。
西洋芝:選ぶなら覚悟が必要な芝生
西洋芝は、写真映え・高級感という点では魅力的ですが、
- 水やり・肥料・芝刈り頻度が高い
- 夏の高温多湿で傷みやすい
- 管理が追いつかないと一気に見た目が崩れる
👉 「一番きれいだから」で選ぶと後悔しやすい芝生です。とくに、和モダン庭では、主役にしすぎない使い方が無難です。
初心者がやってはいけない芝生の選び方
- ❌ 「一番きれいだから」で西洋芝を選ぶ
→ 完成写真と現実の差に苦しみやすい - ❌ 管理頻度を調べずに決定する
→ 芝刈り・水やりが負担になりやすい - ❌ 日照・排水を確認しない
→ 芝が育たず、結局やり直しになるケースも
👉 芝生選びは、植物選びというより“生活設計”です。
和モダン庭では「派手さ」より「馴染み」が正解
和モダンの庭に求められるのは…
- 主張しすぎない
- 周囲の素材を引き立てる
- 長く付き合える
この3点です。
その意味で、「きれいに見える芝」より「続けられる芝」を選ぶことが、結果的に一番美しい庭につながります。
実例イメージ:条件別に考える和モダン芝生
芝生選びで失敗しにくい人ほど、「理想の庭」ではなく「自分の庭の条件」から考えています。
ここでは、よくある3つのケース別に和モダン庭 × 芝生の現実的な取り入れ方を整理していきます。
小さな庭の場合:「全部敷かない」が正解になりやすい
敷地が限られている庭では、芝生を全面に敷くよりも“使う場所だけ”に絞る方が、和モダンらしい余白が生まれます。
- 縁側やウッドデッキ前だけ芝生
- 通路は飛び石、周囲は砂利
- 芝は「視線を受け止める面」として使う
また、こうすることで…
- 圧迫感が出にくい
- 管理範囲が小さくなる
- 石・砂利とのコントラストが際立つ
👉 小さな庭ほど、芝生は“主役”ではなく“名脇役”にすると失敗しにくいです。
日陰が多い庭の場合:芝にこだわりすぎない
半日以上日陰になる庭では、芝生を無理に広く使うと、薄くなる・蒸れる・部分的に枯れるといったトラブルが出やすくなります。
そのため…
- 芝生は日が当たる一部だけ
- 日陰は砂利・苔・下草で構成
- 石組みや景石で“和”を強調
といった組み合わせが現実的です。
👉 日陰の庭では、「芝を育てる」より「庭全体を整える」発想が和モダン向きです。
管理が苦手・忙しい場合:最初から“ラクな前提”で組む
「芝生は好きだけど、こまめな手入れは自信がない」そんな場合は、設計段階で負担を減らすのが正解です。
例えば…
- TM9など省管理型芝を選ぶ
- 芝は人がよく見る場所だけ
- 周囲は人工芝・タイル・砂利と組み合わせる
そして、このようなハイブリッド構成にすると…
- 見た目は自然
- 手入れは最小限
- 荒れてもダメージが広がりにくい
👉 管理が苦手な人ほど、「全部芝生」にしない方が満足度は高くなります。
和モダン芝生は「引き算」で美しくなる
和モダンの庭で大切なのは…
- 余白
- 抑えた主張
- 長く続く美しさ
です。そのため、芝生を減らした方が、結果的に“和モダンらしく見える”ケースは決して少なくありません。
DIYでできる範囲・やめた方がいい範囲
和モダンの庭に芝生を取り入れる際、多くの人が迷うのが「自分でやるべきか、任せた方がいいか」という判断です。
結論から言うと、DIYは“条件がそろえば有効”、そろわなければ無理にやらない方が安全です。
DIYで可能なケース:失敗しにくい条件がそろっている
次の条件に当てはまるなら、DIYでも十分現実的です。
小面積(10㎡前後)
- やり直しがきく広さ。
- 万一うまくいかなくても、負担が大きくなりにくい。
日当たり・排水が良好
- 芝生は環境が9割。
- 日照と水はけが良ければ、管理の難易度は一気に下がります。
高麗芝・TM9を使う
- 日本の気候に合っていて、多少の手入れ不足でも持ち直しやすい芝生です。
👉 「庭の一角だけ試してみたい」「まずは経験してみたい」という人には、DIYは良い選択肢になります。
やめた方がいいケース:失敗すると戻れない条件
次のような条件がある場合は、DIYにこだわらない方が結果的に満足度が高くなります。
広範囲・勾配がある庭
- 下地の高さ・水の流れを間違えると、芝が育たないだけでなく、庭全体の印象が崩れます。
水はけが悪い
- 芝生が蒸れる・根腐れする原因に。
- 表面だけ整えても、根本解決になりません。
下地づくりに不安がある
- 整地・転圧・土壌改良は見えない工程ですが、ここを失敗すると後から修正が難しくなります。
👉 「とりあえず張ってみる」は、和モダン庭では特に失敗しやすい選択です。
判断基準は「失敗したら戻せるか」
DIYかどうかで迷ったら、次の1点だけ自分に問いかけてみてください。
もしうまくいかなかったら、自分で直せそうか? それともやり直しが大変か?
- 直せそう・・・DIYでもOK
- 難しそう・・・無理せずプロ相談も視野に
👉 DIYか業者かは、技術の問題ではなく“リスクの問題”です。
無理に決めなくても大丈夫
最初から「全部DIY」「全部業者」と決める必要はありません。
- 下地だけ相談
- 芝張りだけ依頼
- 一部DIY+一部任せる
といった組み合わせも、和モダン庭ではよく選ばれています。
よくある質問(FAQ)
和モダンの庭に芝生を取り入れるかどうか迷っている方から、特によく聞かれる疑問をまとめました。「これが知りたかった」というポイントから、順に確認してみてください。
Q1. 和モダン庭に芝生は必須ですか?
いいえ、必須ではありません。
なぜなら、和モダンの庭は…
- 砂利
- 石組み
- 植栽(低木・下草)
だけでも十分に成立するからです。
とくに、芝生はあくまで「やわらかさ」や「つなぎ役」を加える要素なので、無理に入れなくても、和モダンらしさは損なわれません。
👉 芝生を入れるかどうかは、見た目より「暮らし方」で決めるのが正解です。
Q2. 全面芝生にしないとダメですか?
いいえ。むしろ一部使いの方が向いているケースが多いです。
和モダン庭では…
- 芝生は人がよく見る場所だけ
- 通路や縁は飛び石・砂利
- 境界は植栽で締める
といった構成の方が、
- 余白が生まれる
- 管理がラク
- 全体が引き締まる
というメリットがあります。
👉 「全部敷かない勇気」が、和モダンらしさを高めることもあります。
Q3. TM9は本当に楽に管理できますか?
高麗芝よりは楽ですが、完全放置はできません。
TM9は…
- 芝刈り回数が少ない
- 伸びすぎにくい
- 見た目が整いやすい
という点で、省管理型なのは確かです。
ただし…
- 水やり
- 雑草対策
- 年に数回の刈り込み
は必要です。
👉 「何もしなくていい芝」ではなく、「負担が軽い芝」と考えると失敗しません。
Q4. 日陰の庭でも芝生は育ちますか?
条件付きで可能ですが、注意が必要です。
なぜなら、芝生は基本的に日向を好むため…
- 半日以上日陰
- 建物の北側
- 風通しが悪い場所
では、生育が不安定になりがちだからです。
その場合は…
- 芝生は日が当たる一部だけ
- 日陰は砂利・苔・下草で構成
といった組み合わせ設計が現実的です。
👉 日陰では、「芝を育てる」より「庭全体を整える」発想が重要です。
迷ったら「全部決めなくていい」
芝生の有無・面積・種類は、最初から完璧に決める必要はありません。
- まず一部だけ試す
- 数年後に変更する
- プロに相談して判断材料を増やす
こうした段階的な考え方でも、和モダン庭は十分楽しめます。
まとめ:和モダン庭の芝生は「判断の順番」で満足度が決まる
いかがでしたか?
和モダン庭に芝生はよく合います。
ただし大切なのは…
- 見た目より管理できるか
- 全面か一部か
- DIYかプロか
をこの順番で考えること。
迷ったときは、「今の庭条件だと、どこまで芝生が向いているか」プロの意見を一度聞いてみるのも、失敗を減らす有効な選択肢です。
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