あなたは小さな庭を見て、何を思いますか?
限られたスペースでも、
工夫と創造力で美しい花や緑のオアシスを作り出せることを知っていますか?
そして、ガーデニングは、心身の健康に良い影響を与え、日々のストレスを減らすのに役立ちます。
小さな庭でも、大きな喜びを見つけましょう!

小さなスペースでも、工夫することで、ガーデニングを楽しむことが出来ます。
ぜひ、参考にしてください。
小さい庭でのガーデニングの楽しみ方
多くの人が、大きな庭を夢見てしまいます。
しかし、実は小さい庭こそが、創造性と工夫を発揮する絶好の機会を提供してくれるのです。
なぜなら、小さなスペースだからこそ、細部にまで注意を払い、
自分だけのリトルガーデンを作り上げる喜びを実感できるからです。
このセクションでは、限られたスペースを最大限に活用し、
季節ごとに変化する美しい庭を作るためのヒントとアイデアをご紹介していきます。
そして、小さい庭でも、大きな夢を実現させましょう。
1. スペースの賢い活用
縦の空間を利用しよう
庭のスペースを有効活用するために、壁やフェンスを活用するのは非常に効果的です。
なぜなら、地面に直接鉢を並べるのではなく、ハンギングバスケットや壁掛けプランターを設置することで、限られたスペースを有効に使いながら、美しい庭を作ることができるからです。
例えば、以下のようなアイデアが挙げられます。
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フェンスやトレリスに、フックを取り付けてハンギングバスケットを吊るす
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ウォールプランターを設置し、ハーブや多肉植物を育てる
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パレットガーデンをDIYし、縦に植物を配置する
-
ワイヤーラックやシェルフを壁に取り付け、鉢植えを並べる
また、垂直ガーデニングを取り入れることで、視覚的にも庭が広く見え、より奥行きのある空間を演出できます。
とくに、つる性植物(アイビー、クレマチス、スイカズラなど)を育てることで、
自然な緑のカーテンができ、目隠し効果や日除けにもなります。
折りたたみ式の家具を選ぼう
限られた庭のスペースを最大限に活用するには、折りたたみ式の家具が便利です。なぜなら、普段は収納しておき、必要な時だけ広げることで、庭を広々と使うことができるからです。
具体的には…
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折りたたみ式のテーブルと椅子・・・
コンパクトなデザインのテーブルセットなら、使用しない時に壁際や物置に収納できます。そのため、スペースを無駄にしません。とくに、軽量で持ち運びやすい素材(アルミや木製)のものを選ぶと便利です。 -
壁掛け式のテーブル・・・
フェンスや壁に取り付けられるテーブルは、使わない時は折り畳めるので省スペースに最適です。 -
ベンチ収納・・・
収納スペースを兼ね備えたベンチなら、座席としてだけでなく、ガーデニング用品やクッション、道具を収納できるので、一石二鳥です。
また、家具の色やデザインを庭の雰囲気に合わせることで、統一感のあるおしゃれな空間を演出することができます。
多機能プランターを活用する
庭のスペースをより有効に使うためには、「収納 + 座席 + 植物」の機能を兼ね備えた多機能プランターを活用するとよいでしょう。
例えば…
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ベンチ一体型プランター・・・
座る場所と植栽スペースを一緒にすることで、スペースを有効活用できます。例えば、座面の下が収納になっているベンチなら、ガーデニング道具やクッションをしまうことができます。 -
テーブル型プランター・・・
テーブルの中央部分に植物を植えられるデザインなら、ダイニングテーブルとして使いながら、庭のアクセントにもなります。 -
キャスター付きの収納プランター・・・
移動できるプランターなら、日当たりの良い場所に移動させたり、必要なときだけスペースを確保したりできます。
このように、アイテムを上手に組み合わせることで、限られた庭のスペースでも快適に過ごせるレイアウトを実現できます。
2. 適切な植物の選択
成長が遅い植物を選ぶ
庭のスペースを有効活用するためには、成長が遅い植物やコンパクトに育つ品種を選ぶことが重要です。
なぜなら、大きく成長する樹木や広がる植物を植えてしまうと、
限られたスペースを圧迫し、管理が難しくなることがあるからです。
おすすめの植物
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ハーブ類(ローズマリー、タイム、ミント)・・・
小さくまとまり、香りも楽しめるので、キッチンガーデンにも最適。 -
コンパクトな多年草(ヒューケラ、ギボウシ、クリスマスローズ)・・・
根付けば毎年花を咲かせるため、手間をかけずに庭を彩れる。 -
ミニチュアシュラブ(カルミア、ドワーフボックスウッド)・・・
低く茂る品種なので、狭い庭でもバランスよく配置できる。
また、剪定の手間を減らすために、自然な樹形を維持しやすい品種を選ぶこともポイントになります。
季節ごとの花を楽しむ
四季を通じて庭を彩るために、季節ごとの花を取り入れると、いつでも華やかな雰囲気を楽しむことができます。
春の花(3月〜5月)
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チューリップ(明るい色合いで春の庭を演出)
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デイジー(可愛らしい小花が長く咲く)
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ビオラ(冬から春にかけて咲き続ける)
夏の花(6月〜8月)
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ラベンダー(香りが良く、ドライフラワーにも最適)
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ゼラニウム(丈夫で鮮やかな花を長期間楽しめる)
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ペチュニア(多彩なカラーで華やかに)
秋の花(9月〜11月)
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コスモス(風に揺れる姿が美しい)
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カレンデュラ(キンセンカ)(オレンジや黄色が秋の雰囲気にぴったり)
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シュウメイギク(上品な秋の花)
冬の花(12月〜2月)
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パンジー&ビオラ(寒さに強く、冬の庭を明るくする)
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クリスマスローズ(シックな花色で冬のガーデンに映える)
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スノードロップ(冬の終わりに咲く可憐な白い花)
このように、季節ごとに異なる植物を配置することで、年間を通じて変化を楽しめる庭になります。
耐陰性の植物で日陰を彩る
日当たりが悪い場所でも、耐陰性の植物を選ぶことで緑豊かな庭を作ることができます。
日陰向きの植物
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ギボウシ(ホスタ)・・・
美しい葉が特徴的で、半日陰〜日陰の庭に最適。 -
シダ類(フェルン)・・・
高湿度を好み、シェードガーデン(陰の庭)にぴったり。 -
アジュガ・・・
グラウンドカバーとして使え、紫や青の小さな花も魅力。 -
ヒューケラ(ツボサンゴ)・・・
多様な葉色が楽しめ、日陰でも美しく育つ。 -
アスチルベ・・・
繊細な花穂が特徴で、しっとりとした日陰の庭にぴったり。
とくに、ギボウシやヒューケラのようなカラフルな葉を持つ植物を取り入れると、
花が少ない時期でも庭に彩りを添えることができます。
また、日陰でも育つ多年草やグラウンドカバーを取り入れることで、管理の手間を減らしながら美しい庭を維持できます。
3. 維持のポイント
定期的な剪定で健康な植物を
植物を元気に育てるためには、定期的な剪定(せんてい)が欠かせません。そして、適切な剪定を行うことで、以下のようなメリットがあります。
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風通しと日当たりの改善・・・
混み合った枝葉を剪定することで、病害虫の予防やカビの発生防止につながります。 -
樹形を美しく保つ・・・
自然な形を維持しながら、庭のデザインに調和する樹木や花を育てられます。 -
花や実のつきを良くする・・・
適度に剪定することで、栄養が分散せず花や果実が大きく健康的に育つようになります。
剪定のポイント
春~夏に剪定が必要な植物
バラ、アジサイ、ツツジ、クレマチス など。そして、成長期に剪定することで、枝が強くなり、美しい花を咲かせてくれます。
冬~早春に剪定が必要な植物
落葉樹(モミジ、サクラ、ハナミズキ など)。また、休眠期(冬~春)に剪定することで、ダメージが少なくなり、春の芽吹きが良くなります。
剪定すべき枝
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枯れた枝・病気の枝・・・
早めに取り除く -
絡み合った枝・混み合った枝・・・
風通しを良くするために間引く -
徒長枝(長く伸びすぎた枝)・・・
樹形を整えるために短くカット
剪定のコツ
剪定ばさみは清潔に保ち、切り口から病気が入らないようにしましょう。また、切り口を斜めにすると、水はけがよく、枯れにくくなります。
そして、梅雨前や冬の休眠期に行うと負担が少なくなります。
このように、定期的に剪定を行うことで、植物が健康で、美しく育ちます。そして、剪定のことなら、「玉崎弘志の剪定教室」で学ぶことができます。詳しくは、公式サイトをご確認ください。
水やりの工夫
植物の種類によって、適切な水やりの頻度や方法が異なります。
そして、基本的なルールとしては…
水やりの基本ルール
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土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与える
-
朝か夕方に水やりし、日中の高温時は避ける(夏場は特に注意)
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根元に直接水をかける(葉や花にかかると病気の原因になる)
植物別の水やりポイント
乾燥に強い植物(多肉植物・ラベンダー・オリーブなど)
頻繁な水やりは不要です。そのため、土が完全に乾いてから水を与えましょう。そして、水の与えすぎは根腐れの原因になるため注意が必要です。
水を好む植物(アジサイ・ミント・シダ類など)
土が乾く前に適量の水を与えましょう。そして、鉢植えの場合は受け皿に水を溜めてしまうと、根腐れの原因になってしまいます。そのため、注意が必要です。
花壇や地植えの植物
基本は雨頼みだが、晴れが続くときは水を補いましょう。そして、マルチング(バークチップやワラ)を活用することで、水分保持効果が高まります。
水やりをラクにするアイデア
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自動灌水システムを導入(特に広い庭や旅行時に便利)
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ペットボトルを使った点滴水やり(土にさして少しずつ水を供給)
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鉢植えは底面吸水ポットを利用すると、蒸発を防ぎつつ適切な水分をキープ
適切な肥料を選ぶ
植物が健康に育つためには、適切な肥料を定期的に施すことが大切です。そのため、植物の種類や成長段階に応じた肥料を選びましょう。
肥料の基本知識
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窒素(N)・・・
葉や茎を元気に育てる(例:芝生・観葉植物向き) -
リン酸(P)・・・
花や実を豊かにする(例:バラ・トマト向き) -
カリウム(K)・・・
根を丈夫にし、病気に強くする(例:多年草・果樹向き)
肥料の選び方と与え方
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即効性のある液体肥料(水やり時に薄めて使用)・・・
花の開花期や成長が活発な時期に最適! -
ゆっくり効く固形肥料(緩効性肥料)・・・
1~2ヶ月ごとに土の上に置くだけでOK! -
有機肥料(堆肥・油かす・骨粉など)・・・
土壌を改善しながら、じっくりと植物に栄養を供給
肥料を与えるタイミング
-
春(3月〜5月)・・・
成長期なので、肥料をしっかり与えましょう。 -
夏(6月〜8月)・・・
休眠する植物も多いので、与えすぎに注意が必要です。 -
秋(9月〜11月)・・・
根を強くするために、カリウムを多めにしましょう。 -
冬(12月〜2月)・・・
多くの植物は休眠するので、基本的に肥料は不要です。
肥料の与えすぎに注意!
多すぎると 根を傷めたり、葉が焼ける(肥料焼け) ことがあります。そのため、肥料は少しずつ回数を分けて与えるのがポイント!
小さい庭のデザイン別アイデア
小さな庭でも、デザインの工夫次第で広く見せたり、雰囲気のある空間に仕上げたりすることができます。
ここでは、和風・洋風・ナチュラルガーデンのそれぞれの特徴や具体的なアイデアを紹介していきます。
和風ガーデン(Japanese Style Garden)
和の庭は、静寂で落ち着いた雰囲気を演出できるのが特徴です。
そのため、シンプルながらも美しさを大切にし、石や砂、苔、自然な形の植物を取り入れることで、心安らぐ空間になります。
和風ガーデンの基本要素
-
飛び石や砂利・・・
庭のアクセントになり、歩く楽しみも生まれる -
苔やシダ類・・・
日陰にも適しており、和の雰囲気を高める -
灯籠や竹垣・・・
伝統的な和の要素として庭に取り入れると◎ -
小さな水の流れ(せせらぎ)・・・
水の音で癒し効果が増す
植栽の選び方
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低木・中木・・・
ツツジ、ドウダンツツジ、モミジ -
地面を彩る植物・・・
ギボウシ、シダ、ヤブラン、苔 -
水辺の植物(水鉢を設置する場合)・・・
アヤメ、ハス、スイレン
和風ガーデンのデザインアイデア
-
砂利と苔を組み合わせて「枯山水」風に・・・
石を配置して小さな流れを表現し、シンプルながら奥行きを出す -
竹垣や木製フェンスを使って和の雰囲気を高める・・・
視線を遮る効果もあり、庭のプライバシーが確保できる -
盆栽や鉢植えの松を取り入れる・・・
小さなスペースでも本格的な和の風情を演出可能
洋風ガーデン(European Style Garden)
洋風ガーデンは、レンガや木製のアーチ、花の香りを楽しむスタイルが特徴です。そのため、イングリッシュガーデン風やフレンチガーデン風など、デザインの幅も広がります。
洋風ガーデンの基本要素
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レンガやウッドデッキを活用・・・
庭に温かみが生まれる -
パーゴラやアーチ・・・
つる性植物と組み合わせると華やかに -
アイアン製のガーデンファニチャー・・・
アンティーク風の雰囲気に -
ハーブや香りのある植物を取り入れる・・・
視覚と嗅覚で楽しめる
植栽の選び方
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低木・中木・・・
ローズマリー、オリーブ、ラベンダー -
グラウンドカバー・・・
タイム、セダム、クリーピングローズマリー -
花のある植物・・・
バラ、ゼラニウム、ペチュニア
洋風ガーデンのデザインアイデア
-
レンガやウッドチップを敷き、ナチュラルな雰囲気を演出・・・
小道を作ることで庭が広く見える効果も -
パーゴラにバラやクレマチスを絡ませる・・・
立体感が生まれ、ロマンティックな雰囲気に -
小さな噴水やベンチを置く・・・
くつろぎスペースを作り、庭の魅力をアップ
ナチュラルガーデン(Natural Garden)
ナチュラルガーデンは、できるだけ自然のままの景観を活かしながら作る庭です。
そのため、あまり人工的な構造を加えず、野生の花やグラス類を取り入れることで、
四季の移り変わりを感じられる空間になります。
ナチュラルガーデンの基本要素
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自生するような植物を植える・・・
メンテナンスが少なく済む -
石や木材を活かした自然なレイアウト・・・
作り込みすぎず、ラフなデザインに -
グラス類(ススキ、パンパスグラス)を取り入れる・・・
やわらかい雰囲気を作る -
小さな池やビオトープ・・・
昆虫や鳥が集まり、生態系を楽しめる
植栽の選び方
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野草風の植物・・・
ワイルドフラワー、ヤグルマギク、ルドベキア -
グラス類・・・
ススキ、カレックス、パンパスグラス -
四季折々の花・・・
ネモフィラ(春)、エキナセア(夏)、セダム(秋)、クリスマスローズ(冬)
ナチュラルガーデンのデザインアイデア
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自然な雰囲気を重視し、曲線的な花壇を作る・・・
直線ではなく、少しカーブをつけた花壇にすると、より自然な印象に -
枕木や古いレンガを活用して小道を作る・・・
経年変化を楽しめる素材を使うことで、温かみのあるデザインに -
木製のベンチやシンプルなテーブルを配置・・・
シェードツリー(木陰を作る木)の下にベンチを置くとリラックス空間が生まれる
どのデザインを選ぶ?
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静かで落ち着いた雰囲気が好きなら・・・和風ガーデン
-
ロマンティックで華やかな庭にしたいなら・・・洋風ガーデン
-
自然のままの風景を楽しみたいなら・・・ナチュラルガーデン
それぞれのスタイルを組み合わせても素敵な庭が作れます。そのため、小さなスペースでも、工夫次第で理想の庭が実現できます!
害虫対策と病気対策の基本
庭の植物を健康に育てるためには、害虫や病気から守る工夫が欠かせません。
そのため、化学農薬に頼らず、コンパニオンプランツの活用、天然の害虫忌避剤、
適切な管理方法を取り入れることで、持続可能で安全なガーデニングができます。
① コンパニオンプランツの活用
コンパニオンプランツとは、相性の良い植物を一緒に植えることで、
お互いの成長を助けたり、害虫を寄せ付けにくくしたりする組み合わせのことです。
害虫対策におすすめのコンパニオンプランツ
ポイント
-
香りの強いハーブ類(バジル、ローズマリー、タイム)・・・
害虫を遠ざける効果がある。 -
マリーゴールド・・・
土壌のセンチュウ(根に被害を与える虫)を防ぐため、多くの野菜と相性が良い。 -
ネギ類(ニンニク、チャイブ、ネギ)・・・
アブラムシを忌避する効果があるため、野菜や花壇に取り入れると効果的。
② 天然の害虫忌避剤
市販の農薬を使わずに、自然素材を活用したスプレーや液剤を使うことで、環境に優しい害虫対策ができます。
手作り天然害虫忌避スプレー
ニンニクスプレー
ニンニクの強い香りが害虫を寄せつけにくくしてくれます。
-
作り方・・・
ニンニク2片をすりおろし、水500mlに一晩漬け、スプレーボトルに入れて使用。 -
効果・・・
アブラムシ、コナジラミ、カメムシ対策に。
木酢液(もくさくえき)スプレー
木を蒸し焼きにした際に出る液体で、害虫を寄せつけにくくできます。
-
使い方・・・
水で200〜500倍に薄め、植物の葉や土にスプレー。 -
効果・・・
アブラムシ、ナメクジ、カメムシ、ダニ類に効果的。
唐辛子スプレー
カプサイシンの刺激で害虫を遠ざけることができます。
-
作り方・・・
乾燥唐辛子5本を砕き、水500mlに一晩漬け、こしてスプレーボトルに入れる。 -
効果・・・
アブラムシ、ヨトウムシ、バッタ対策に。
牛乳スプレー
アブラムシやハダニを窒息させる効果があります。
-
使い方・・・
牛乳をそのままスプレーし、30分後に水で洗い流す。 -
効果・・・
アブラムシ、ハダニ対策に。
ポイント
天然忌避剤は定期的に散布(週1〜2回、または雨の後)することで効果を持続させることができます。そして、葉の裏側にもスプレーすることで、隠れた害虫にも対応できます。
そのため、害虫が発生しやすい春〜夏に重点的に対策を行うようにしましょう。
③ 風通しを良くして病気予防
病気の多くは、湿度が高く風通しの悪い環境で発生しやすくなります。
とくに、うどんこ病、灰色かび病、ベト病などのカビ系の病気は、葉が密集していると広がりやすいため、以下の対策が有効です。
風通しを良くするためのポイント
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定期的に剪定を行う・・・
混み合った枝葉を間引き、風の通り道を確保する。 -
株間を広く取る・・・
植物同士が密着しないように、適切な間隔を保つ。 -
支柱やトレリスを活用する・・・
つる性植物(キュウリ、トマト、ゴーヤなど)は、地面に広がらないように立体的に誘引することで、風通しが良くなり、病気が広がりにくくなる。 -
水はけの良い土を作る・・・
水はけの悪い土では、根腐れや病気の原因になりやすい。そのため、腐葉土やパーライトを混ぜて排水性を改善する。 -
マルチングで泥はねを防ぐ・・・
ワラやウッドチップを敷くことで、雨の跳ね返りによる病気の拡散を防げる。
このように、これらの対策を組み合わせることで、害虫や病気に負けない健康な庭づくりができます!
DIYアイデアで庭をおしゃれに!
庭をより魅力的にするために、手作りのプランターや装飾アイテムを活用してみましょう。これにより、オリジナリティのある空間を演出できます。
そこで、ここでは手軽にできるDIYアイデアを紹介していきます。
① 手作りのプランター
市販のプランターを使うのも良いですが、身近なアイテムをリメイクすることで、
個性的でおしゃれなガーデンを作ることができます。
木箱をリメイクしたプランター
材料
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使わなくなった木箱(ワイン箱や果物の木箱など)
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防水シート(ビニール袋でもOK)
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水抜き用のドリル
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ペンキやワックス(お好みで塗装)
作り方
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木箱の底に水抜き用の穴を開ける。
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内側に防水シートを敷き、土がこぼれないようにする。
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お好みでペンキやワックスで塗装し、アンティーク風に仕上げる。
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ハーブや小さな花を植えれば完成!
ポイント
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ナチュラルな雰囲気にしたい場合は、オイルステインやワックス仕上げに。
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取っ手付きの木箱を使えば、持ち運びしやすいプランターに。
ブリキ缶をリメイクしたプランター
材料
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使わなくなったブリキ缶(コーヒー缶、ペンキ缶など)
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水抜き穴を開けるためのキリやドリル
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ペンキやスプレー塗料(お好みでデコレーション)
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ステンシルシートや転写シール(おしゃれなロゴを追加)
作り方
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ブリキ缶の底に水抜き用の穴を開ける。
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お好みでペンキやスプレーで塗装する(白やアンティーク風カラーが人気)。
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ステンシルシートや転写シールを使ってロゴやデザインを追加する。
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土を入れ、多肉植物やハーブを植えれば完成!
ポイント
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缶の側面に持ち手をつければ、吊るして使うことも可能!
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ジャンクガーデン風にしたい場合は、缶にサビ加工を施すと雰囲気が出る。
ペットボトルで作る吊り下げプランター
材料
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2Lのペットボトル
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カッターやハサミ
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紐(麻紐やパラコード)
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水抜き用の穴を開けるドリル
作り方
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ペットボトルを横に寝かせ、上半分をカッターでカットする。
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側面に2つ穴を開けて紐を通し、吊るせるようにする。
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底に水抜き穴を開け、土と植物を入れれば完成!
ポイント
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キッチンの近くに吊るせば、手軽なハーブガーデンが作れる。
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カラフルなペイントで装飾すると、子どもと一緒に楽しめるDIYに。
② ガーデン装飾のDIY
庭の雰囲気をグレードアップさせるために、100均アイテムを活用した装飾を取り入れてみましょう。
100均アイテムで作るガーデンライト
材料
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ソーラーライト(ダイソーやセリアで購入可能)
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ガラス瓶やプラカップ
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ワイヤーや麻紐(吊り下げ用)
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グルーガンや接着剤
作り方
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ガラス瓶の中にソーラーライトを入れる。
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ワイヤーや麻紐を使い、瓶の口に吊るせるような持ち手を作る。
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フェンスや木の枝に吊るせば、おしゃれなナイトガーデンに。
ポイント
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ステンドグラス風のペイントを施せば、夜のライトアップがより幻想的に。
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ガラス瓶の底にビー玉や貝殻を入れると、光が反射してキラキラした演出に。
すのこを使ったガーデンフェンス
材料
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すのこ(100均のものでもOK)
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ビスや釘
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木工用ボンド
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塗料(ナチュラルカラー or ホワイト)
作り方
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すのこを縦に並べてつなぎ合わせ、フェンスの形にする。
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好みの塗料でペイントし、アンティーク風やシャビーシックな雰囲気に仕上げる。
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植物を引っ掛けるフックを取り付けると、ウォールプランターにもなる。
ポイント
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小さな庭の目隠しにも使える。
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吊り下げプランターやガーデンピックを組み合わせると、よりおしゃれに。
石ころで作るオリジナルガーデンピック
材料
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庭にある石ころ(または100均で購入)
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アクリル絵の具や油性ペン
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ニス(防水加工用)
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竹串や木の棒(ピック部分)
作り方
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石ころに好きな絵や文字を描く(ハーブの名前、可愛いイラストなど)。
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防水ニスを塗ると、雨にも強く長持ちする。
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竹串や木の棒に固定し、プランターに挿せば完成!
ポイント
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子どもと一緒に楽しめるガーデンDIYとしてもおすすめ。
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ネームプレートとして活用すると、ハーブや花の名前がわかりやすくなる。
このように、小さな庭でも、DIYアイデアを活用することで、個性的で素敵な空間を作ることができます!
季節ごとのガーデニングの楽しみ方
四季を通じてガーデニングを楽しむためには、
それぞれの季節に適した植物を選び、適切な管理を行うことが大切です。
そこで、春から冬まで、おすすめの植物や管理のポイント、楽しみ方を詳しく解説していきます。
春:新しい生命が芽吹く季節(3月~5月)
春はガーデニングを始めるのに最適な季節です。なぜなら、寒い冬を越えた植物が芽吹き、新しい花を植えるのに適したタイミングだからです。
春におすすめの植物
春のガーデニングの楽しみ方
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冬越しした植物の手入れ・・・
枯れた葉や古い茎を剪定し、新しい芽の成長を促す。 -
春の花壇を作る・・・
チューリップ、ムスカリ、ネモフィラを組み合わせて春らしいカラフルな花壇に。 -
ハーブを植え始める・・・
バジル、ローズマリー、ミントなど、暖かくなると成長が早くなるハーブ類を育てる。 -
害虫予防を始める・・・
アブラムシが発生しやすいので、マリーゴールドやバジルといったコンパニオンプランツを活用。
夏:暑さに強い植物を選ぶ(6月~8月)
夏は日差しが強く、水不足や害虫、病気に注意が必要な季節です。そのため、暑さに強く、乾燥に強い植物を選ぶことがポイントになります。
夏におすすめの植物
夏のガーデニングの楽しみ方
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水やりを工夫する・・・
朝か夕方の涼しい時間帯にたっぷりと水を与える(日中の水やりは蒸発が早いため避ける)。 -
日よけ対策をする・・・
強い日差しが苦手な植物は、遮光ネットやすだれを利用して日差しを和らげる。 -
害虫と病気対策を徹底・・・
高温多湿でカビや病気が発生しやすいので、風通しを良くし、早めに剪定する。 -
香りのある花で夏のリラックス空間を作る・・・
ラベンダーやミントを植えると、香りを楽しみながらガーデニングができる。
秋:涼しくなりガーデニングがしやすい季節(9月~11月)
秋はガーデニングに最適なシーズンです。なぜなら、夏の強い日差しが和らぎ、花や野菜の植え付けがしやすくなるからです。
秋におすすめの植物
秋のガーデニングの楽しみ方
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秋植えの球根を準備する・・・
チューリップやヒヤシンスなどの球根を植えて、来春の開花を楽しむ。 -
夏に疲れた庭のリフレッシュ・・・
枯れた植物や伸びすぎた枝を剪定し、庭の整理をする。 -
秋の花を使ってシックな花壇を作る・・・
コスモスやダリア、マリーゴールドを組み合わせて秋らしいカラーコーディネートを楽しむ。 -
紅葉を楽しむ植物を取り入れる・・・
モミジやドウダンツツジなど、紅葉する低木を取り入れると、秋の風景が楽しめる。
冬:耐寒性のある植物で冬支度(12月~2月)
冬は植物の成長が緩やかになる季節ですが、
耐寒性のある植物を取り入れたり、春に向けての準備をするのに適した時期です。
冬におすすめの植物
冬のガーデニングの楽しみ方
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霜対策をする・・・
寒さに弱い植物には、藁や不織布をかけて保護する。 -
冬でも咲く花を楽しむ・・・
パンジーやクリスマスローズを植えて、冬の庭に彩りを。 -
春に向けて土づくりをする・・・
腐葉土や堆肥を混ぜ、春の植え付けに備える。 -
室内ガーデニングを楽しむ・・・
シクラメンや観葉植物を室内で育てて、冬でもグリーンを楽しむ。
このように、季節ごとの変化を楽しみながら、年間を通して庭を彩るガーデニングを楽しみましょう!
まとめ:【初心者向け!】小庭で夢のガーデニング、今すぐスタート!
いかがでしたか?
小さい庭でのガーデニングは、創造力と少しの工夫で、驚くほど豊かな経験になります。
そのため、今回紹介したポイントを参考に、あなたの庭でガーデニングの魅力を発見し、自分だけの小さな楽園を作り上げてください。
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