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【初心者向け】姫高麗芝とは?特徴・張り方・手入れを完全ガイド

【姫高麗芝とは?】初心者向けステップバイステップガイド ブログ
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姫高麗芝(ヒメコウライシバ)は、一般的な高麗芝より葉が細く密度が高いのが特長。見た目は繊細で上品、素足で気持ちいい柔らかさも人気の理由です。

しかし、一方、生長がやや早い=芝刈り頻度は多め。

そこで、この記事では「美観」と「手間」のバランスを取りつつ、

  • 準備
  • 張り方
  • 初期養生
  • 年間メンテ
  • トラブル対策

まで、初心者でも迷わず進められる手順をまとめました。では、ひとつずつ見ていきましょう。

 

理想の青々とした芝生を育てるためのポイントを押さえ、長く楽しめる庭づくりを始めてみましょう!

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  1. 姫高麗芝とは?高麗芝・TM9との違い
    1. 姫高麗芝の特徴
          1. 葉が細く密度が高い
          2. 柔らかな触り心地
          3. 踏圧にそこそこ強い
          4. 管理はやや多め
    2. 高麗芝との違い
    3. TM9との違い
    4. 比較表(姫高麗芝・高麗芝・TM9)
    5. 選び方の目安
          1. 見た目の美しさを最優先したい人 → 姫高麗芝
          2. コストと管理バランスを重視 → 高麗芝
          3. できるだけ手間を減らしたい → TM9
  2. 張る前に知っておくべきこと(時期・環境・道具)
    1. 最適な時期はいつ?
          1. 春(4〜6月)がベスト
          2. 初秋(9月頃)もおすすめ
          3. 避けたい時期
    2. 芝が育つのに適した環境
          1. 日照
          2. 土壌
          3. 面積
    3. 準備する道具・資材
          1. 芝用客土(芝専用土 or 砂質客土)
          2. 元肥(芝用N-P-K肥料)
          3. レーキ/スコップ
          4. 転圧ローラー
          5. 目土(めつち)
          6. 排水改良資材(川砂・軽石・腐葉土など)
  3. ステップ解説:べた張り/目地張りと初期養生
    1. 3-1. 下地づくり(最重要)
          1. 15cm程度まで耕す
          2. 石・根・雑草を徹底的に除去
          3. 粘土質の場合は排水改良
          4. 元肥を混ぜる
          5. レーキで平坦に整地 → 軽く転圧
    2. 3-2. 敷設方法(べた張り or 目地張り)
          1. べた張り
          2. 目地張り
          3. 仕上げ
    3. 3-3. 初期養生(2週間が勝負)
          1. たっぷり灌水
          2. 踏圧制限
          3. 2週間後以降
    4. 下地〜養生が成功のカギ
  4. 年間メンテナンス:水やり・芝刈り・施肥・病害虫
    1. 4-1. 水やり
          1. 定着期(張り付け〜2週間)
          2. 維持期(根が張った後)
          3. 注意点
          4. ワンポイント
    2. 4-2. 芝刈り
          1. 刈高:10〜20mmが基本
          2. 頻度:春〜秋に集中
          3. 原則ルール
          4. 芝刈り機の選び方
    3. 4-3. 施肥(季節別)
          1. 春(4〜5月):スターター肥
          2. 夏(6〜8月):控えめに
          3. 秋(9〜10月):冬越し前の充実肥
          4. 冬(11〜3月):休眠期
          5. コツ
    4. 4-4. 病害虫対策(よくある例)
          1. 病気
          2. 害虫
          3. 目安
    5. 芝生を一年中きれいに保つコツ
  5. 密度を保つコツ:目土・エアレーション・雑草対策
    1. 5-1. 目土(春・秋)
          1. 目土(めつち)とは?
          2. 目的
          3. やり方
          4. 注意点
          5. おすすめのタイミング
    2. 5-2. エアレーション(春・秋/年1回〜)
          1. エアレーションとは?
          2. 目的
          3. やり方
          4. 頻度
          5. ポイント
    3. 5-3. 雑草対策
          1. 基本方針:密度で勝つ
          2. 具体的な対策
          3. 雑草が増える原因と改善
          4. コツ
    4. 密度がすべての美しい芝庭
  6. よくあるトラブル別リカバリー
    1. 6-1. 部分枯れ・茶変
          1. 水不足の場合
          2. 栄養不足の場合
          3. 病害虫の場合
    2. 6-2. スカスカで土が見える
          1. 目土で再生
          2. 土の固結が原因の場合
          3. 管理不足によるスカスカ
          4. ポイント
    3. 6-3. 黄ばみ(全体/パッチ)
          1. 全体的な黄ばみ → 栄養不足
          2. パッチ状の黄ばみ → 病害の疑い
          3. 夏季の黄ばみ → 高温多湿ストレス
    4. プロに依頼するのも選択肢
    5. トラブルは「早期発見・早期対応」
  7. シーン別活用アイデア(小庭・和風・ペット)
    1. 小さな庭を活かすアイデア
          1. レンガや飛石で動線をデザイン
          2. 夜の照明で二度楽しむ
    2. 和風庭園に映える芝生の使い方
          1. 細葉の芝×石材×白砂利
          2. 余白を活かすレイアウト
          3. 四季の変化を楽しむ
    3. ペットと一緒に楽しむ芝庭
          1. 水はけ重視で衛生的に
          2. 踏圧集中エリアには敷石を
          3. お手入れのひと工夫
    4. 庭のシーンに合わせて芝を活かす
  8. よくある質問(FAQ)
    1. Q. 姫高麗芝は初心者でも育てられる?
          1. 刈込頻度はやや多め
          2. 張るなら春(4〜6月)がベスト
          3. 初期養生が大切
          4. 刈高は10〜20mm
    2. Q. べた張りと目地張り、どっちがいい?
          1. べた張り
          2. 目地張り
    3. Q. 冬はどうなる?
          1. 冬前にやっておくと安心なこと
    4. Q. 管理が大変になったら?
          1. 動線分散
          2. 刈高調整
          3. 踏圧軽減
    5. FAQから見える姫高麗芝の魅力
  9. まとめ:姫高麗芝を長く美しく育てるコツ
          1. 関連記事:

姫高麗芝とは?高麗芝・TM9との違い

姫高麗芝とは

(出典:楽天)

芝生といっても種類はいくつかあり、その中で「姫高麗芝(ひめこうらいしば)」は、庭を美しく仕上げたい人に特に人気の高い品種です。

同じくよく使われる「高麗芝」や、省管理型で注目されている「TM9」と比較しながら特徴を見ていきましょう。

姫高麗芝の特徴

葉が細く密度が高い

他の芝よりも葉が繊細で細かく、芝面がぎゅっと詰まったように見えるため、非常に上品で高級感があります。そのため、庭に敷くと「絨毯のような美しさ」と表現されることも。

柔らかな触り心地

素足で歩いてもチクチク感が少なく、子どもやペットが遊ぶスペースにも安心。とくに、夏場は裸足で庭を楽しみたい人におすすめです。

踏圧にそこそこ強い

強靭さは洋芝やスポーツターフほどではありませんが、家庭の動線や子どもの遊び場程度なら十分耐えられるタフさがあります。

管理はやや多め

成長が早いため、芝刈りの回数は高麗芝よりやや多め。そのため、手入れ好きな人には楽しめますが、「楽をしたい」派には少し大変に感じるかもしれません。

高麗芝との違い

  • 高麗芝は日本で最も一般的な芝生で、葉の太さは「普通」程度。
  • 見た目はナチュラルで素朴な雰囲気です。
  • 管理面では姫高麗芝より成長がゆるやかで、芝刈りの回数も少なくて済みます。
  • 価格も比較的安価で入手しやすいため、庭全体をコストを抑えて緑化したい方に向いています。

 

TM9との違い

  • 「TM9(ティーエムナイン)」はトヨタ自動車が開発した省管理型の改良品種。
  • 葉は姫高麗芝に近い細さで柔らかく、見た目の美しさと快適さを両立。
  • 成長速度が遅いため、芝刈りの回数は大幅に少なく済みます。
  • その分、苗の価格は高め。導入コストはかかるものの、手入れの手間をぐっと減らしたい人に人気です。

 

比較表(姫高麗芝・高麗芝・TM9)

選び方の目安

見た目の美しさを最優先したい人 → 姫高麗芝
  • 上質な庭を演出したい方や、手入れが好きな方にぴったり。
コストと管理バランスを重視 → 高麗芝
  • 初めて芝を張る初心者や、広い面積を手頃に芝生化したい場合におすすめ。
できるだけ手間を減らしたい → TM9
  • 芝刈り回数を減らしたい、管理にあまり時間をかけられない人向け。

👉 つまり、芝選びは「見た目」「管理のしやすさ」「初期コスト」のバランス次第。そして、あなたの庭の使い方やライフスタイルに合わせて、ぴったりの品種を選ぶことが成功のカギになります。


張る前に知っておくべきこと(時期・環境・道具)

庭の環境

芝生を張るときに一番大切なのは「スタートを間違えないこと」です。

そのため、張る時期や環境、そして準備する道具をきちんと押さえておくことで、その後の育成がぐんと楽になります。

最適な時期はいつ?

春(4〜6月)がベスト

春は気温が安定し、芝が活発に根を伸ばし始める時期。そのため、新しい環境にしっかり根付きやすく、夏に向けて青々とした姿を楽しめます。

初秋(9月頃)もおすすめ

夏の暑さが落ち着き、気温と湿度が適度にあるため、芝が根を張りやすい。これにより、翌春に向けて順調に育ちます。

避けたい時期
  • 真夏(7〜8月)・・・高温と乾燥のストレスで弱りやすい
  • 真冬(12〜2月)・・・生育が止まるため活着が進まず、枯れ込みリスクが高い

👉「春 or 初秋」にスタートできるかどうかが、成功の分かれ道です。

 

芝が育つのに適した環境

日照
  • 直射日光 5〜6時間以上
  • 芝は光が大好き。
  • 日当たりが不足すると、スカスカになったり病気が出やすくなります。
土壌
  • 水はけの良さが命
  • 雨のあとに水たまりが残るような粘土質の土は要注意。
  • 根腐れの原因になります。
  • 砂質〜壌土が理想で、必要なら川砂や軽石を混ぜて改善しましょう。
面積
  • ある程度の広がりが◎
  • 芝は「面」で張ることで一体感が出ます。
  • 小さな一角よりも、玄関アプローチや庭全体など連続した面積の方が美しく仕上がります。

準備する道具・資材

芝生を張る前にきちんと道具を揃えておくと、作業がスムーズに進みます。

芝用客土(芝専用土 or 砂質客土)
  • 根が伸びやすく、水はけを助ける専用土を敷いておくと活着が良くなります。
元肥(芝用N-P-K肥料)
  • 芝専用の肥料を土に混ぜ込み、根張りと初期成長をサポート。


レーキ/スコップ
  • 土をならしたり、整地に必須。
  • 表面を平らにしておくと仕上がりに差が出ます。


転圧ローラー
  • 芝を張った後に地面と密着させるために使用。
  • なければ板を使って踏み固める方法でもOK。


目土(めつち)
  • 芝を張った上から薄くかけて、根が乾かないよう保護。
  • 平らに仕上げる役割も。


排水改良資材(川砂・軽石・腐葉土など)
  • 日陰や粘土質の庭の場合は必須。
  • 排水性を高め、根腐れを防ぎます。

👉 「土壌改良 → 整地 → 芝張り → 転圧 → 目土」までがセット、と覚えておきましょう。

つまり、芝張りの成功は「時期選び+環境整備+道具準備」の3つで決まります。

そのため、ここをきちんと押さえることで、張った直後から青々とした芝生がぐんぐん育ち、庭の完成度が一気にアップします。


ステップ解説:べた張り/目地張りと初期養生

芝張り

(出典:楽天)

芝張りは「張って終わり」ではなく、下地作りから養生までが勝負どころです。

そのため、このステップを丁寧に行うことで、仕上がりの美しさやその後の管理のしやすさが大きく変わります。

3-1. 下地づくり(最重要)

芝は「根張り」で決まります。そのため、土台を整えることが最も大切な工程です。

15cm程度まで耕す
  • 表面だけでなく、しっかり深く耕すことで根が伸びやすくなります。
石・根・雑草を徹底的に除去
  • 放置すると芝の根がうまく張れず、成長不良や雑草繁殖の原因になります。
粘土質の場合は排水改良
  • 川砂や軽石、腐葉土などを混ぜて水はけを改善。
  • 雨の後に水がたまる土壌は要注意です。
元肥を混ぜる
  • 芝専用の肥料(N-P-K配合)を土に混ぜ込み、初期成長を助けます。
レーキで平坦に整地 → 軽く転圧
  • 均一に整えることで仕上がりが美しくなり、芝面の凹凸を防ぎます。
  • 転圧してあらかじめ沈下を想定することがポイントです。

👉 この下地作りを省略すると、せっかくの芝も根付かず失敗しやすいので「最重要ステップ」と心得ましょう。

3-2. 敷設方法(べた張り or 目地張り)

芝をどう並べるかで、見た目やコスト、仕上がりスピードが変わります。

べた張り
  • 特徴・・・芝を隙間なく敷き詰める方法
  • メリット・・・立ち上がりが早く、1〜2か月で全面が緑に。雑草も生えにくい。
  • デメリット・・・芝の枚数が多く必要で資材費が高め。
  • 向いている人・・・早く完成した芝庭を楽しみたい、仕上がり重視派。
目地張り
  • 特徴・・・芝と芝の間を1〜2cm空け、そこに目土を入れる方法
  • メリット・・・初期コストを抑えられる。
  • デメリット・・・芝が広がって隙間を埋めるまで半年〜1年かかる。雑草が出やすい。
  • 向いている人・・・費用を抑えたい、育てる過程を楽しみたい人。
仕上げ

張り終えたらローラーや板で軽く転圧し、芝と土をしっかり密着させることが大切。なぜなら、根が土に触れていないと、活着が遅れてしまうからです。

3-3. 初期養生(2週間が勝負)

芝張り直後の2週間は「養生期間」と呼ばれ、この期間の管理が成功を大きく左右します。

たっぷり灌水

張り終えた直後は、芝全体がしっかり濡れるまでたっぷり水を与えましょう。そして、その後2週間は毎日、朝夕を目安に水やり。

また、乾燥すると根が張らずに枯れ込む原因に…

踏圧制限

根がまだ浅く弱いため、芝の上を歩くのはできるだけ控えましょう。とくに、子どもやペットの遊びは要注意。

2週間後以降

芝が少しずつ根を張り始めたら、水やりを「土の表面が乾いたら与えるペース」に切り替えます。これにより、根が深く伸び、乾燥に強い芝に育ちます。

👉 芝張り直後は「水やり・踏まない・我慢する」の3点を徹底すれば、青々とした芝庭へとスムーズにつながります。

下地〜養生が成功のカギ

  • 下地づくりを怠らない(石・雑草除去&排水改善)
  • 張り方は「仕上がり重視ならべた張り/コスト重視なら目地張り」
  • 張った後の2週間は「水やり+踏まない」を徹底

この流れを守ることで、初心者でも失敗せずに芝庭を完成させることができます。

年間メンテナンス:水やり・芝刈り・施肥・病害虫

メンテナンス

芝生は「張って終わり」ではなく、年間を通じたメンテナンスで美しさがキープされます。ここでは、水やり・芝刈り・施肥・病害虫対策の基本を季節ごとに整理しました。

4-1. 水やり

定着期(張り付け〜2週間)

根がまだ浅いため、毎日朝夕しっかり水を与えましょう。また、芝全体が均一に湿るよう、ホースやスプリンクラーを活用するとムラなく潅水できます。

維持期(根が張った後)

基本は 週2〜3回、朝の涼しい時間に灌水。また、夏は乾燥が激しいため、芝の葉先が丸まってきたら追加で水やりをしましょう。

注意点

与えすぎると根腐れや病気の原因になるため、「乾いたらたっぷり」が鉄則。とくに、乾湿のメリハリを意識すると、根が深く伸びて強い芝になります。

ワンポイント

手で土を触って「湿っているか乾いているか」を確かめるのが一番確実です。

 

4-2. 芝刈り

芝刈りは「美観」と「芝の健康」を保つための大事な作業です。

刈高:10〜20mmが基本
  • 短すぎると葉が弱り、病気や雑草に負けやすくなります。
  • 10〜15mmを目安にし、夏はやや長め(15〜20mm)に残すと乾燥に強くなります。
頻度:春〜秋に集中
  • 春〜梅雨前・・・1〜2週に1回
  • 真夏・・・成長が旺盛なので週1回が目安
  • 秋・・・徐々にペースを落とし、冬前に軽く刈り揃える程度
原則ルール
  • 一度に芝丈の1/3以上は切らない(急に短くすると弱る)
  • 刈りカスはそのままにせず除去(病気やカビの温床になる)
芝刈り機の選び方
  • 電動は手軽
  • リール式は仕上がりがきれい
  • 広い面積ならエンジン式が便利

そのため、庭の広さに合わせて選びましょう。

 

4-3. 施肥(季節別)

肥料は芝の色つやや生育に直結する重要な管理ポイント。

春(4〜5月):スターター肥

芝が目覚める時期。そのため、緩効性の肥料を与えることで、葉色を鮮やかにし、成長を助けてくれます。

夏(6〜8月):控えめに

真夏は肥料やけを起こしやすいので、基本は控えめ。また、与えるなら液肥を薄めて少量。水やりを優先して乾燥ストレスを防ぎましょう。

秋(9〜10月):冬越し前の充実肥

芝が体力を蓄える大事な時期。そのため、チッソよりリン酸・カリを多めに含む肥料で根を丈夫に。これで、翌春の立ち上がりがスムーズになります。

冬(11〜3月):休眠期

芝が活動を休むため肥料は不要。なぜなら、無理に与えても効果がなく、かえって病気を招いてしまうからです。

コツ

少量をこまめに撒く「分施」の方が、ムラが出ず美しい芝を保ちやすいです。

4-4. 病害虫対策(よくある例)

芝は病気や害虫の発生が意外と多いので、「定期観察で早期発見」が基本です。

病気

葉腐病(ラージパッチ)、さび病などが代表的。

  • 原因・・・過湿・通気不足・芝丈の管理不足。
  • 対策・・・刈高を守り、風通しを確保。必要に応じて市販の殺菌剤を使用。
害虫
  • コガネムシ幼虫・・・根を食害し、芝がまだらに枯れる。
  • シバツトガ・・・葉を食害してパッチ状に変色。
  • 対策・・・発生を見つけたら、適合薬剤で早期駆除。

とくに、夏の高温多湿期は病害虫が増えやすい時期。そのため、週1回は芝の状態をチェックし、異常があれば早めに対応しましょう。

目安

部分的に色が変わる・葉が薄くなる → 病害虫の可能性大。

芝生を一年中きれいに保つコツ

  1. 水やりは「乾いたらたっぷり」
  2. 芝刈りは定期的に、短くしすぎない
  3. 施肥は季節に応じてメリハリをつける
  4. 病害虫は早期発見・早期対処

このサイクルを意識することで、初心者でもプロ顔負けの青々とした芝生を維持できます。

密度を保つコツ:目土・エアレーション・雑草対策

密度を保つコツ

芝生を美しく維持するカギは「密度の高さ」です。なぜなら、スカスカの芝は見た目が悪いだけでなく、雑草や病気の原因にもなるからです。

ここでは、芝の密度をキープするために欠かせない3つのメンテナンスを解説していきます。

5-1. 目土(春・秋)

目土(めつち)とは?

芝生の上に薄く土を撒いて、芝の成長をサポートする管理方法です。

目的
  • 芝の密度を高める(ランナーや芽の発生を促す)
  • 芝面の凹凸を補正し、見た目をきれいにする
  • 保湿・排水を安定させ、根の環境を整える
やり方
  1. 芝を短めに刈る
  2. 1㎡あたり1〜2リットルの目土を均一に撒く
  3. ブラシやレーキで土を芝の間にすり込む
  4. 最後に軽く散水して馴染ませる
注意点

厚くかけすぎると芝が窒息して枯れるので、「薄く・均一に」が鉄則。

おすすめのタイミング

春の生育初期、秋の更新時期。とくに、芝が弱った後に行うと回復が早まります。

5-2. エアレーション(春・秋/年1回〜)

エアレーションとは?

芝生の土に穴を開けて、空気・水・肥料が根に届きやすくする作業です。

目的
  • 踏み固められた土をほぐして通気性を改善
  • 根の成長を促進し、芝を元気にする
  • 雨後の水はけ改善
やり方
  1. 専用のローンスパイクやフォークで5〜10cm間隔に穴を開ける
  2. 穴に目土を入れて均す
  3. 最後に散水して土を落ち着かせる
頻度

基本は年1回で十分。ただし、人の出入りが多く踏圧が集中する庭では、春と秋の2回行うと効果的。

ポイント

エアレーション後は芝がぐんぐん元気になり、密度回復のスピードが違います。

 

5-3. 雑草対策

芝生の大敵・雑草を放置すると、あっという間に芝が負けてしまいます。

基本方針:密度で勝つ

芝の密度が高ければ雑草は生えにくくなります。つまり、雑草対策の一番の近道は「芝を健康に育てること」。

具体的な対策
  • 早期に手で抜く・・・
    小さいうちに根ごと除去
  • 芝生用の選択制除草剤をスポット使用・・・
    どうしても取り切れない場合だけ使用(芝を傷めにくいタイプを選ぶ)
雑草が増える原因と改善
  • 過湿 → 水はけ改善(エアレーション・砂入れ)
  • 芝がスカスカ → 刈高管理や施肥で密度回復
  • 栄養不足 → 適切な追肥で芝の競争力を高める
コツ

雑草を抜いたらすぐに目土や肥料で芝を補強し、空いたスペースを芝に埋めてもらうのが理想です。

 

密度がすべての美しい芝庭

  1. 目土で芝の芽を増やし、凹凸を整える
  2. エアレーションで根に空気と養分を届ける
  3. 雑草は「発生させない」管理で予防+早期除去

この3つを春と秋にしっかり行うことで、芝生はふかふかで青々とした姿を保つことができます。また、密度の高い芝は見た目だけでなく、雑草・病気に強い「健康な芝」へと育ちます。

よくあるトラブル別リカバリー

原因と対策

芝生を育てていると、どうしても「部分的に枯れる」「全体が黄ばむ」といったトラブルに直面することがあります。そこで、大切なのは、症状を見てすぐに原因を特定し、正しい方法でリカバリーすること。

ここでは、代表的なトラブルと対処法を紹介していきます。

6-1. 部分枯れ・茶変

芝の一部が茶色くなったり、パッチ状に枯れるのはよくある悩みです。

水不足の場合
  • 葉先が丸まり、部分的に茶色くなる
  • 対策:朝の潅水を強化。週2〜3回、しっかりと根まで水を届けましょう。
栄養不足の場合
  • 葉が全体的に元気を失い、色が褪せてくる
  • 対策:春・秋に芝専用肥料(N-P-Kバランス型)を与えて回復を促します。
病害虫の場合
  • 円形の斑点やパッチ、剥がれるように枯れる
  • 対策:症状に応じて殺菌剤・殺虫剤を使用。発生箇所を早めに処置することで広がりを防げます。

 

6-2. スカスカで土が見える

芝がまばらになり、下の土が見えてしまう状態。放置すると雑草の温床になります。

目土で再生

春や秋に目土を薄く追い撒きし、新芽の発生を促すことで密度を回復できます。

土の固結が原因の場合

長く踏み固められた土は根が呼吸できず、芝が弱ります。そのため、エアレーションで穴を開け、通気性を改善するのが効果的。

管理不足によるスカスカ

刈高を短くしすぎたり、肥料不足が続くと芝が弱まります。そのため、適正な刈高(10〜20mm)を維持し、春秋に肥料を与えることで徐々に密度が戻ります。

ポイント

スカスカ部分には雑草が入り込みやすいため、「早めの補修」が肝心です。

6-3. 黄ばみ(全体/パッチ)

「全体的に黄ばむ」か「部分的に黄ばむ」かで原因が変わります。

全体的な黄ばみ → 栄養不足
  • 芝が薄い黄色になり、ツヤがなくなる。
  • 芝用肥料でNPKバランスを整えると色が戻ります。
パッチ状の黄ばみ → 病害の疑い
  • 一部だけ円形に変色する場合は病気が原因のことが多い。
  • 通気性を改善し、必要に応じて殺菌剤を使いましょう。
夏季の黄ばみ → 高温多湿ストレス
  • 日本の夏は芝にとって過酷。
  • 蒸れやすく、病気が広がりやすい環境です。
  • 朝の潅水(夜はNG)、風通しの確保でリスクを下げられます。

プロに依頼するのも選択肢

「何度手入れしても改善しない」「広範囲で芝が弱っている」場合は、プロに任せるのも一つの方法です。

  • 部分張替えや薬剤散布など、専門的な施工で短期間で回復可能
  • 長期的に見れば、自分で試行錯誤するよりコストや時間を節約できるケースも…

例えば、草刈り110番などの専門サービスなら、全国対応で相談も可能。そのため、自力での管理が難しいと感じたら早めに依頼を検討してみましょう。

 

👉【草刈り110番】公式サイトはこちら

 

トラブルは「早期発見・早期対応」

  • 茶変=水不足・栄養不足・病害虫をチェック
  • スカスカ=目土・エアレーションで密度回復
  • 黄ばみ=全体なら肥料不足、部分なら病気を疑う
  • 困ったらプロに相談もアリ

芝生は「症状の原因を見極めてピンポイントで対応する」ことが大切です。そのため、放置せず早めに手を打つことで、また青々とした芝を取り戻せます。

シーン別活用アイデア(小庭・和風・ペット)

シーン別活用アイデア

芝生はただ敷くだけでなく、庭の用途やライフスタイルに合わせてアレンジすることで魅力がぐっと増します。ここでは小さな庭・和風庭園・ペットとの共生という3つのシーン別に、実践的な活用アイデアをご紹介していきます。

小さな庭を活かすアイデア

狭いスペースでも芝生は十分楽しめます。ポイントは「動線」と「演出」。

レンガや飛石で動線をデザイン

芝生の上を直接歩くと特定箇所だけ踏み固まりやすく、枯れの原因に。また、レンガや飛石をアクセントに敷くことで、踏圧が分散されるうえにデザイン性もアップします。

夜の照明で二度楽しむ

ローボルトのガーデンライトやソーラー照明を配置することで、昼は緑の芝、夜は幻想的な庭に変身することができます。

また、小さな庭こそ光と影の演出が効果的です。

 

和風庭園に映える芝生の使い方

芝生は「洋風の庭」のイメージが強いですが、和風デザインとも抜群に相性が良いのです。

細葉の芝×石材×白砂利

姫高麗芝の繊細な葉は、飛石や石灯籠、白砂利とよく馴染み、静けさと上品さを演出します。

余白を活かすレイアウト

庭全面に芝を敷き詰めるのではなく、芝・砂利・石を組み合わせて配置すると、和の「間(ま)」を感じる庭に仕上がります。

四季の変化を楽しむ

春の新緑、夏の青々とした芝、冬の黄金色など、芝の色の変化そのものが「季節を感じる庭の素材」になります。

 

ペットと一緒に楽しむ芝庭

犬や猫などペットが走り回る庭では、芝の管理に工夫が必要です。

水はけ重視で衛生的に

ペットの排泄がある庭は、排水性が悪いと臭いや病気の原因になります。そのため、下地をしっかり改良して、水はけの良い環境を作りましょう。

踏圧集中エリアには敷石を

ペットがよく通る場所はどうしても芝が傷みがち。そのため、あらかじめ敷石やレンガを配置することで、負担が減り長持ちします。

お手入れのひと工夫

排泄後は散水ホースで軽く洗い流すのが衛生的。また、定期的にブラッシングして芝を立たせれば、ペットが走りやすい環境が続きます。

 

庭のシーンに合わせて芝を活かす

  • 小庭・・・動線+照明で空間を広く見せる
  • 和風・・・芝と石・砂利の調和で洗練された佇まいに
  • ペット・・・水はけと踏圧対策で快適&清潔な芝庭に

このように、芝生は敷き方や組み合わせ次第で、暮らしや趣味に寄り添った庭へと変わります。そして、あなたのライフスタイルに合わせて、芝庭をもっと楽しんでみませんか?

よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

芝生を育てると「初心者でも大丈夫?」「冬はどうなる?」などの疑問がつきものです。ここでは、姫高麗芝に関するよくある質問に答えていきます。

Q. 姫高麗芝は初心者でも育てられる?

A. 可能です。

姫高麗芝は細葉で見た目が美しく人気ですが、管理のポイントを押さえれば初心者でも十分育てられます。

刈込頻度はやや多め
  • 成長が速いため、他の芝よりも芝刈りの回数が増えます。
  • 手入れ好きな方に向いています。
張るなら春(4〜6月)がベスト
  • 活着がスムーズで、夏に青々とした芝を楽しめます。
初期養生が大切
  • 張った後の2週間は、毎日朝夕にたっぷり水やりをして根をしっかり定着させること。
刈高は10〜20mm
  • 短すぎると弱るので、適度な高さを保つことが成功のカギです。

👉 ポイントを守ることで再現性が高く、美しい芝庭を実現できます。

Q. べた張りと目地張り、どっちがいい?

A. 目的と予算次第です。

べた張り

芝を隙間なく敷き詰める方法。

  • メリット・・・
    立ち上がりが速く、雑草が入り込みにくい。1〜2か月で全面が緑に。
  • デメリット・・・
    芝の枚数が多く必要で、初期費用が高め。
  • 向いている人・・・
    すぐに完成した芝庭を楽しみたい方、雑草管理を楽にしたい方。
目地張り

芝と芝の間を1〜2cm空けて敷き、目土で埋める方法。

  • メリット・・・
    初期コストが抑えられる。
  • デメリット・・・
    芝が隙間を埋めるまで半年〜1年かかる。雑草が出やすいので、手入れは必須。
  • 向いている人・・・
    コストを抑えたい方、育っていく過程を楽しめる方。

👉 迷ったら「仕上がり重視ならべた張り/費用重視なら目地張り」と考えると選びやすいです。

Q. 冬はどうなる?

A. 黄変して休眠します。

姫高麗芝は暖地型芝生なので、冬は生育を止めて茶色に変色します。しかし、枯れてしまったわけではなく、春に再び青々と芽吹く準備をしている状態です。

冬前にやっておくと安心なこと
  • 秋肥(充実肥)を施して体力を蓄えさせる
  • 目土を薄くかけて保温・保湿効果を高める
  • 病害の予防を済ませておく

👉 この冬支度をしておくと、翌春の立ち上がりが格段にスムーズになります。

Q. 管理が大変になったら?

A. 工夫で負担を下げられます。

「芝刈りや水やりが多くて大変…」と感じるときは、以下を見直しましょう。

動線分散
  • よく歩く場所に飛石やレンガを配置して、踏圧の集中を避ける。
刈高調整
  • 刈り込みを極端に短くしないことで、生育が安定し刈込頻度もやや減ります。
踏圧軽減
  • 子どもの遊び場やペットの通路には敷石を置いて負担を分散。

また、どうしても手間が負担になる場合は、高麗芝(管理が標準的)やTM9(省管理型)に張り替えるのも有効です。

庭の使い方やライフスタイルに合わせて選ぶことで、無理なく長く楽しめます。

FAQから見える姫高麗芝の魅力

  • 初心者でも育てられるが、芝刈りと初期管理がポイント
  • 張り方は「べた張り or 目地張り」でコストと完成度を調整
  • 冬は休眠するが、秋の準備で春の仕上がりが変わる
  • 手間が負担になれば、庭の設計や品種選びで調整可能

👉 姫高麗芝は「美しい見た目」と「柔らかな触感」が大きな魅力。そのため、管理のコツさえ押さえることで、長く楽しめる庭づくりのパートナーになります。

まとめ:姫高麗芝を長く美しく育てるコツ

いかがでしたか?

姫高麗芝は、見た目の美しさと柔らかな触感が魅力の芝です。

ただし、管理のポイントを押さえないと弱りやすいため、次の点を意識すると長く青々とした芝を楽しめます。

  • 張る時期は春(4〜6月)がベスト
  • 芝刈りは刈高10〜20mmを基本に
  • 春と秋に「目土」と「エアレーション」を実施
  • 病気・害虫は「予防が第一」

👉 姫高麗芝は管理に少し手間はかかりますが、手順を守れば初心者でも再現性高く育てられる品種です。「見た目を最優先したい」という方にぴったりの芝といえます。

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