- 「庭に一年中緑が欲しい」
- 「道路や隣家からの目隠しに庭木を植えたい」
そんなとき、候補になりやすいのが「常緑樹」です。
常緑樹は冬でも葉を保ちやすく、「目隠し・防風・庭の景観づくり」などに役立つ一方、選び方を間違えると…
- 思った以上に大きくなった
- 庭や室内が暗くなった
- 剪定が大変になった
- 隣家まで枝が伸びてしまった
- 常緑樹なのに意外と葉が落ちる
といった後悔につながることがあります。
とくに、注意したいのが「常緑樹=手入れがほとんどいらない」というわけではないことです。庭木は一度植えると簡単には移動できません。
そのため、見た目だけで選ぶのではなく、最終的な「高さ・成長速度・日当たり・植える位置・自分で管理できる範囲」まで考えて選ぶことが大切です。
この記事では、ガーデニング初心者にもわかりやすく…
常緑樹と落葉樹の違い → メリット・デメリット → 失敗しない選び方 → おすすめ庭木 → よくある失敗 → DIYと業者の比較 → お手入れ方法
まで順番に解説していきます。

「植えてから後悔した……」とならないように、まずは自分の庭に常緑樹が合っているか確認していきましょう。
常緑樹とは?落葉樹との違いを初心者向けに解説
庭木を選ぶときに最初に知っておきたいのが、常緑樹と落葉樹の違いです。
どちらが優れているというわけではなく、目隠し・日当たり・季節感など、何を優先するかによって向いている庭木が変わります。
常緑樹とは
常緑樹とは、基本的に一年を通して葉をつけている樹木です。
ただし、「葉がまったく落ちない木」という意味ではありません。古くなった葉は少しずつ落ち、新しい葉へ入れ替わりながら緑を保っています。
常緑樹の主な特徴は次のとおりです。
- 一年中緑を楽しみやすい
- 道路や隣家からの目隠しに使いやすい
- 防風対策に利用しやすい
- 冬でも庭が寂しくなりにくい
- 生け垣やシンボルツリーにも使える
とくに、「一年中目隠ししたい場所」では常緑樹が活躍します。
落葉樹とは
落葉樹は、春から夏に葉を茂らせ、秋から冬にかけて葉を落とす樹木です。「新緑・花・実・紅葉」など、季節による変化を楽しみやすいのが魅力です。
また、夏は葉によって日差しを遮り、冬は葉を落として室内へ日光を取り込めるため、住宅の南側などにも向いています。
ただし、秋から冬には落ち葉掃除が必要になり、目隠し効果も弱くなります。
常緑樹と落葉樹を比較
比較項目
- 一年中の目隠し
- 冬の日当たり
- 季節感
- 冬の景観
- 落ち葉掃除
- 防風
- シンボルツリー
- 管理のラクさ
常緑樹
- ◎
- △
- ○
- ◎
- ○
- ◎
- ◎
- 樹種による
落葉樹
- △
- ◎
- ◎
- △
- △
- △
- ◎
- 樹種による
結局、常緑樹と落葉樹はどっちがおすすめ?
迷った場合は、庭木を植える目的から考えてみましょう。
常緑樹がおすすめなのは…
- 一年中目隠ししたい
- 冬でも庭に緑が欲しい
- 防風対策をしたい
- 庭の背景となる植栽が欲しい
という人です。
一方…
- 四季の変化を楽しみたい
- 冬の日差しを室内に取り込みたい
- 紅葉を楽しみたい
という人には落葉樹が向いています。
また、どちらか一方だけで庭を作る必要はありません。
👉 「常緑樹+落葉樹+下草」をバランスよく組み合わせることで、一年中緑を残しながら季節の変化も楽しめる庭を作れます。
常緑樹を庭に植える7つのメリット
常緑樹には、景観だけでなく生活面でもさまざまなメリットがあります。
ここでは代表的な7つを紹介していきます。
1.一年中緑を楽しめる
常緑樹の最大の魅力は、冬でも庭に緑を残しやすいことです。
落葉樹だけの庭では、冬になると枝だけになって少し寂しく感じることがあります。その点、常緑樹が1本あるだけでも庭全体に安定感が生まれます。
2.道路や隣家からの目隠しになる
常緑樹は冬でも葉が残るため、「一年を通して視線を遮りたい場所」に向いています。
例えば…
- リビング前
- ウッドデッキ周辺
- 道路沿い
- 隣家との境界
などに利用できます。
👉 人工的なフェンスだけで囲うよりも、植物を利用することで柔らかい印象になるのも魅力です。
3.風をやわらげる効果が期待できる
葉や枝が茂った常緑樹を配置すると、庭へ直接吹き込む風をやわらげる効果が期待できます。
とくに、風が強い地域では、植栽をうまく配置することで庭や玄関まわりの環境を整えやすくなります。ただし、強風を完全に止めるものではないため、フェンスなどと組み合わせる方法もおすすめです。
4.庭の背景として使いやすい
常緑樹は一年中緑が残るため、庭づくりの「背景」として使いやすい植物です。
そのため、常緑樹の前に…
- 草花
- 多年草
- カラーリーフ
- 落葉樹
などを配置すると、庭に奥行きが生まれます。
5.一度に大量の落ち葉が出にくい
常緑樹も葉は落ちます。
しかし、落葉樹のように秋から冬に一気に大量の葉を落とすタイプではないため、落ち葉掃除の負担を分散しやすいのが特徴です。
👉 「秋になると大量の落ち葉掃除をするのは大変」という人にも向いています。
6.種類が多く庭のデザインに合わせやすい
常緑樹には…
- 和風
- 洋風
- ナチュラル
- モダン
- 地中海風
など、さまざまな庭に合う樹種があります。
👉 建物や外構の雰囲気に合わせやすいこともメリットです。
7.目隠し・シンボルツリーなど用途が広い
常緑樹は…
- シンボルツリー
- 生け垣
- 目隠し
- 防風
- 花や香りを楽しむ
- 実を楽しむ
など、さまざまな目的に利用できます。
👉 「庭木を1本だけ植えたい」という場合でも選択肢が豊富です。

知らないと後悔?常緑樹の7つのデメリット
常緑樹は便利ですが、メリットだけを見て植えると後悔することがあります。そのため、植える前にデメリットも確認しておきましょう。
1.冬でも日差しを遮ることがある
常緑樹は冬でも葉が残るため、植える位置によっては室内の日当たりを悪くすることがあります。
とくに、注意したいのが「南側の大きな窓の前」です。
なぜなら、夏は日除けになりますが、冬もそのまま日光を遮ってしまうからです。そのため、冬の日差しを取り込みたい場所では落葉樹も検討しましょう。
2.大きくなると圧迫感が出る
苗木の状態では小さくても、数年から10年ほど経つと大きく成長する庭木もあります。そのため、庭が狭い場合「思っていたより圧迫感がある」という状態になりやすいため注意が必要です。
3.常緑樹でも落ち葉は出る
「常緑樹なら落ち葉掃除がいらない」と思っている人も多いですが、常緑樹も古い葉は落ちます。
また、時期によってはまとまって葉が落ちることもあります。そのため、「玄関・駐車場・雨どい」の近くに植える場合は、掃除のしやすさも確認しておきましょう。
4.成長が早い木は剪定が大変
常緑樹の中には、成長が早い種類もあります。
目隠し効果を早く得られる反面、放置するとどんどん大きくなります。
その結果…
- 剪定回数が増える
- 高い場所まで枝が伸びる
- 自分では管理できなくなる
といった問題につながります。
5.枝が隣家や道路へ越境することがある
境界付近に庭木を植える場合は、将来の枝張りまで考える必要があります。
とくに、隣家や道路へ枝が伸びると、ご近所トラブルにつながる可能性があります。そのため、「今の大きさ」ではなく、「成長後の樹幅」まで確認して植えましょう。
6.木陰で下草が育ちにくくなる
常緑樹の葉が密になると、木の下まで光が届きにくくなります。
その結果…
- 草花が育たない
- 土がむき出しになる
- 一部の場所だけ殺風景になる
ことがあります。
👉 そのような場所では、ギボウシやヒューケラなど耐陰性のある植物を利用するとよいでしょう。
7.樹種と環境が合わないと弱ることがある
常緑樹といっても、それぞれ適した環境は違います。
例えば…
- 寒さ
- 暑さ
- 強風
- 日陰
- 湿った土
- 乾燥した土
への強さは樹種によって異なります。そのため、見た目だけで決めるのではなく、自宅の環境に合うか確認して選びましょう。
初心者が失敗しない常緑樹の選び方7つ
常緑樹は一度植えると簡単には動かせません。そのため、植える前の確認がとても重要です。
1.常緑樹を植える目的を決める
まずは「なぜ庭木が欲しいのか」を考えます。
例えば…
- 目隠ししたい
- シンボルツリーが欲しい
- 香りを楽しみたい
- 庭をおしゃれにしたい
- 管理をラクにしたい
などです。
👉 目的が決まれば、候補となる樹種も絞りやすくなります。
2.最終樹高・樹幅を確認する
苗木の大きさだけを見て購入するのは避けましょう。重要なのは、「成長したときの高さと横幅」です。
そのため…
- 電線に届かないか
- 窓を完全にふさがないか
- 駐車スペースへ枝が出ないか
- 隣地へ越境しないか
まで確認しましょう。
3.成長速度を確認する
早く目隠ししたいからと、成長が速い木を選ぶ人もいます。しかし、成長が速いということは、その分剪定の頻度が増える可能性もあります。
そのため、管理をラクにしたい場合は、比較的成長が穏やかな樹種を選ぶのがおすすめです。
4.日当たり・方角を確認する
庭の中でも場所によって環境は変わります。とくに、南側は日当たりがよく、北側は日陰になりやすい傾向があります。
そのため、同じ常緑樹でも…
- 日なた向き
- 半日陰向き
- 日陰にも比較的強い
など特徴が異なります。
5.住んでいる地域の気候に合うか確認する
暖かい地域では元気に育っても、寒冷地では冬に傷む樹種があります。
逆に、暑さや乾燥が苦手な植物もあります。そのため、購入するときは「耐寒性・耐暑性」を確認しましょう。
6.剪定・落ち葉・病害虫の手間を確認する
庭木は植えた後も管理が必要です。
そのため…
- 「年に何回くらい剪定が必要か」
- 「落ち葉や花がらが多いか」
- 「病害虫が発生しやすくないか」
なども確認しておきましょう。
7.5年後・10年後まで想像して選ぶ
庭木選びで最も大切なのが、将来を想像することです。なぜなら、今は小さな庭木でも、10年後には人の背丈を大きく超えている場合があるからです。
👉 「今きれいかではなく、将来も自分で管理できるか」まで考えて選びましょう。
【目的別】庭におすすめの常緑樹8選
ここからは、庭木として人気のある常緑樹を紹介していきます。
ただし、生育状況は「地域・品種・日当たり・土壌」などによって変わります。そのため、購入前には、自宅の環境に適しているか確認してください。
ソヨゴ
ソヨゴは、比較的成長が穏やかで、自然な樹形を楽しみやすい常緑樹です。葉が密になりすぎにくく、圧迫感を抑えた庭づくりにも向いています。
おすすめな人
- 管理をできるだけラクにしたい
- ナチュラルな庭にしたい
- シンボルツリーが欲しい
シマトネリコ
細かい葉と軽やかな樹形が魅力の常緑樹です。
モダン住宅にも合わせやすく、シンボルツリーとして人気があります。一方、成長が比較的早いため、定期的な剪定が必要になることがあります。
おすすめな人
- 明るい印象の庭にしたい
- 目隠し効果も欲しい
- 定期的な剪定が苦にならない
オリーブ
シルバーグリーンの葉が特徴的で、洋風・地中海風の庭に人気があります。しかし、乾燥には比較的強い一方、水はけの悪い場所では注意が必要です。
おすすめな人
- おしゃれなシンボルツリーが欲しい
- 洋風の庭にしたい
- ドライガーデンを作りたい
キンモクセイ
秋になると甘い香りの花を咲かせる人気の常緑樹です。
また、枝葉が茂りやすいため、目隠しにも利用できます。ただし、大きく育つことがあるため、植える場所には余裕を持たせましょう。
おすすめな人
- 香りを楽しみたい
- 目隠ししたい
- 季節感も欲しい
モチノキ
丈夫で剪定にも比較的強く、昔から庭木や生け垣として利用されてきた常緑樹です。濃い緑色の葉が庭を落ち着いた印象にしてくれます。
ヒメシャリンバイ
比較的コンパクトに育てやすく、花や実も楽しめます。低めの目隠しや玄関まわりの植栽にも利用しやすい植物です。
マホニア・コンフューサ
細長い葉が特徴で、モダンな外構にも合わせやすい常緑低木です。また、半日陰でも比較的育てやすいため、建物の北側などの植栽にも向いています。
コニファー類
円錐形の美しい樹形が魅力で、洋風の庭と相性がよい植物です。
ただし、コニファーと呼ばれる植物にも多くの種類があり、成長速度や耐暑性なども異なります。そのため、購入するときは品種ごとの特徴を確認しましょう。
常緑樹おすすめ8種を比較
※生育環境・品種・地域によって特徴は異なります。
常緑樹でよくある失敗7選
常緑樹は植えてすぐより、数年後に「こんなはずではなかった」と感じることがあります。では、代表的な失敗を見ていきましょう。
1.大きくなりすぎた
苗木の大きさだけを見て植えた結果、数年後には剪定できないほど高くなるケースです。そのため、購入前に最終樹高を必ず確認しましょう。
2.家の中が暗くなった
南側の窓近くへ葉が密な常緑樹を植えると、冬も室内へ日光が入りにくくなることがあります。そのため、採光も考えて配置しましょう。
3.隣家へ枝が伸びた
境界近くでは、将来の樹幅まで考えて植える必要があります。そのため、枝が隣地へ伸びる前に剪定できる余裕を確保しましょう。
4.駐車場や通路の邪魔になった
枝が広がり…
- 車に触れる
- 自転車が通りにくい
- 人が歩きにくい
といった問題が起きることもあります。
5.剪定が思った以上に大変だった
成長が早い庭木を選ぶと、毎年の剪定が負担になる場合があります。管理のラクさを重視するなら、成長速度も重要な選択基準です。
6.虫が発生した
枝葉が混み合って風通しが悪くなると、害虫が発生しやすくなることがあります。そのため、定期的に枝を整理し、風通しを確保しましょう。
7.下草が育たなくなった
葉が茂りすぎると地面まで光が届かなくなります。その場合は、耐陰性のある植物へ変更したり、枝透かし剪定を行ったりして対策します。
常緑樹の植え付けはDIYと業者依頼のどちらがおすすめ?
小さな庭木であれば、自分で植えることも可能です。
しかし、すべてDIYが正解とは限りません。
DIYがおすすめなケース
次のような場合はDIYでも挑戦しやすいでしょう。
- 小さな苗木を1本植える
- 植える場所が決まっている
- 土を掘りやすい
- 配置に迷っていない
- 自分で管理できる大きさの庭木
👉 費用を抑えられることもDIYのメリットです。
業者がおすすめなケース
一方、次のような場合はプロへ相談する方法もあります。
- 大きな庭木を植えたい
- 複数本を目隠しとして植えたい
- 日当たりや配置に迷っている
- 庭全体をおしゃれにしたい
- 駐車場やアプローチとのバランスも考えたい
- 数年後に大きくなりすぎないか不安
- DIYで失敗したくない
DIYと業者依頼を比較
項目
- 費用
- 手軽さ
- 樹種選び
- 配置
- 大型庭木
- 庭全体のデザイン
- 向いている人
DIY
- ◎
- △
- 自分で判断
- 自分で判断
- △
- △
- 小規模な植栽
業者依頼
- △
- ◎
- 相談できる
- 提案を受けられる
- ◎
- ◎
- 庭全体・目隠し
👉 DIYか業者依頼か迷ったら、「自分でできる部分はDIY、難しい部分だけプロ」という方法もあります。
こんな人は庭づくり・外構業者への相談がおすすめ
常緑樹を1本植えるだけならDIYもできます。
しかし、次のような場合は、植える前に一度プロへ相談すると安心です。
どこに植えればよいかわからない
庭木は場所によって…
- 日当たり
- 目隠し効果
- 室内の明るさ
- 将来の管理
が大きく変わります。
目隠しと日当たりを両立したい
道路からの視線は遮りたいけれど、室内を暗くしたくないという人も多いでしょう。このような場合は、庭木だけでなくフェンスなどを組み合わせたほうがよいこともあります。

庭全体をおしゃれにしたい
庭木だけを単体で考えるより…
- アプローチ
- フェンス
- 花壇
- 芝生
- 照明
までまとめて考えることで、統一感のある庭になりやすくなります。
大きな庭木を植えたい
大型の庭木は重量もあり、植え穴も大きくなります。そのため、無理にDIYせず、必要に応じて業者へ任せると安心です。
自分で植えて失敗したくない
庭木は一度植えると簡単にはやり直せません。
そのため…
- 「どの木を選べばいいかわからない」
- 「配置がこれで正しいのか不安」
という場合は、まず相談してみるのもひとつの方法です。
「どの常緑樹を、どこに植べばいいかわからない…」という方へ
庭木は、苗の状態だけを見て選ぶと、数年後に…
- 「大きすぎた」
- 「室内が暗くなった」
- 「隣家まで枝が伸びた」
と後悔することがあります。
とくに、「目隠し・日当たり・駐車スペース・庭全体のデザインまで考えたい場合」は、植える前に庭づくり・外構のプロへ相談しておくと安心です。
いきなり工事を依頼する必要はありません。
まずは、複数社からプランや見積もりを取り「自分の庭なら、どんな樹種・配置が合うのか」を比較してから判断する方法もあります。
すでに常緑樹が大きくなりすぎて困っている場合は?
この記事を読んでいる人の中には、「これから植える」のではなく、すでに庭木が大きくなりすぎて困っているという人もいるかもしれません。
自分で剪定できる範囲
手の届く高さで、細い枝を軽く剪定する程度ならDIYでもできます。
ただし…
- 太い枝
- 高い場所
- 脚立を使う作業
- 電線の近く
- 隣家側へ伸びた枝
などは無理をしないことが大切です。
高木・太枝は無理をしない
高所での剪定は転落事故につながる危険があります。
また、大きな枝は予想以上に重く、切った枝が人や建物へ落ちる可能性もあります。そのため、危険を感じる場合はプロへ依頼しましょう。
「庭木だけでなく庭全体の管理が大変」という方へ
庭木が大きくなってくる頃には…
- 雑草
- 落ち葉
- 剪定
- 草刈り
- 花壇
- 生け垣
など、庭全体の管理も負担になっていることがあります。
そのため…
- 「休日のたびに庭仕事をするのが疲れた」
- 「剪定も草むしりも全部やるのは大変」
という場合は、すべてを自分で管理する必要はありません。
低い枝の剪定や少量の草むしりはDIYし、「高木の剪定・大量の雑草・庭全体の手入れだけプロへ任せる」という方法もあります。
👉 まずは料金を確認し、自分でできる範囲と任せる範囲を分けてみましょう。
常緑樹の周りが雑草だらけなら庭管理をラクにする方法もある
庭木の周辺は日当たりや水分条件によって雑草が増えることがあります。その場合、毎回草むしりするだけでなく、雑草が生えにくい庭へ変えることも検討してみましょう。
下草を植える
「ギボウシ・ヒューケラ・アジュガ」など、半日陰でも育ちやすい植物を植える方法です。これにより、庭木の足元が華やかになります。
防草シート+砂利
雑草対策を重視するなら、防草シートの上に砂利を敷く方法もあります。また、植物を増やしたくない人にも向いています。
人工芝を敷く
庭全体を明るく見せつつ、草むしりを減らしたい場合は人工芝も選択肢です。
一度大量の雑草をリセットする
すでに腰丈まで雑草が伸びている場合は、防草シートを敷く前に大量の草を処理する必要があります。とくに、「もう自分で草刈りするのは限界」という状態なら、草刈りサービスを利用する方法もあります。
常緑樹に害虫や蜂が出た場合の注意点
庭木は、虫にとっても生活しやすい場所になります。少数の虫がいるだけなら問題にならない場合もありますが、大量発生しているときは注意しましょう。
枝葉が混み合っている場合は風通しを改善する
枝が密集していると湿気がこもりやすくなります。そのため、不要な枝を整理し、風通しを確保することで病害虫予防につながります。
害虫が大量発生している場合
自分で対応できる程度であれば市販の薬剤などを利用できます。
ただし…
- 大量発生している
- 高い場所まで広がっている
- 虫の種類がわからない
場合は、無理をせず害虫駆除業者へ相談する方法もあります。
蜂が頻繁に飛んでいる場合
花の蜜を求めて蜂が一時的に飛来しているだけの場合もあります。
しかし、「同じ場所へ何度も出入りしている」場合は、庭木や生け垣の内部に巣がある可能性があります。
そして、蜂の巣がある状態で剪定すると危険です。無理に枝を切ったり巣へ近づいたりせず、必要に応じて専門業者へ相談しましょう。
常緑樹の足元におすすめの下草
常緑樹の下は日陰になりやすいため、日当たりを好む植物は育ちにくいことがあります。そのため、半日陰から日陰でも育ちやすい植物を選びましょう。
ギボウシ
大きな葉が特徴で、半日陰の庭で使いやすい植物です。そして、品種によって葉の色や模様も違うため、庭のアクセントになります。
ヒューケラ
「赤・黄緑・茶色」など葉色が豊富なカラーリーフです。そのため、花が少ない場所でも庭を明るく見せられます。
アジュガ
地面を這うように広がるグラウンドカバーです。庭木の足元を覆い、土がむき出しになるのを防いでくれます。
フッキソウ
日陰にも比較的強く、和風の庭とも相性のよい植物です。
クリスマスローズ
冬から早春に花を楽しめる植物です。そのため、落葉樹や庭木の下など、半日陰になる場所にも利用されています。
シダ類
ナチュラルな庭や雑木風の庭と相性がよく、涼しげな雰囲気を作れます。
常緑樹のお手入れ方法
常緑樹を長く楽しむためには、植えた後のお手入れも必要です。
基本となるのは、「水やり・肥料・剪定」です。
水やり
植え付け直後は根が十分に広がっていないため、水切れに注意します。そのため、土の状態を確認しながら、根の周囲までしっかり水が届くように与えます。
そして、根付いた後の庭木は、基本的には雨水だけで育つことも多いですが、猛暑や長期間雨が降らない場合は水やりを行いましょう。
肥料
肥料が必要な時期や量は樹種によって異なります。そのため、与えすぎると枝だけが伸びたり、木を弱らせたりする原因になることもあります。
👉 購入した庭木に適した肥料と時期を確認しましょう。
剪定
剪定は見た目を整えるだけではありません。
- 風通しをよくする
- 枝同士の混雑を防ぐ
- 大きさを維持する
- 病害虫を予防する
といった目的があります。ただし、花木は剪定時期を間違えると翌年の花芽を切ってしまうことがあります。
そのため、樹種に合った時期を確認しましょう。
常緑樹に関するよくある質問【FAQ】
常緑樹を庭に植えたいと思っても、「本当に一年中葉が落ちない?」「目隠しにはどの木がいい?」「手入れがラクな常緑樹はある?」など、気になることも多いのではないでしょうか。
ここでは、常緑樹を選ぶ前や植えた後によくある疑問をQ&A形式でわかりやすく解説していきます。庭木選びで後悔しないためにも、植え付け前に気になるポイントを確認しておきましょう。
Q1.常緑樹は本当に一年中葉が落ちない?
いいえ。
常緑樹も古くなった葉は落ちます。
ただし、落葉樹のようにすべての葉を一度に落とすのではなく、葉を入れ替えながら一年を通して緑を保つのが特徴です。
Q2.初心者でも育てやすい常緑樹は?
管理のしやすさを重視するなら、比較的成長が穏やかなソヨゴなどが候補になります。ただし、「日当たり・地域・土壌」によって育ち方は変わります。
Q3.目隠しには常緑樹と落葉樹のどっちがおすすめ?
一年中目隠ししたい場合は常緑樹がおすすめです。ただし、冬の日当たりを重視する場所では落葉樹のほうが適することもあります。
Q4.手入れがほとんどいらない常緑樹はありますか?
完全に手入れ不要の庭木はありません。
そのため、できるだけ管理をラクにしたいなら、「成長が遅め・剪定回数が少なくて済む樹種」を選びましょう。
Q5.常緑樹を家の近くに植えても大丈夫?
植えることはできますが、最終的な「樹高・樹幅、基礎・窓・通路」などとの位置関係を確認しましょう。とくに、将来大きくなる木を建物のすぐ近くへ植えるのは避けたほうが安心です。
Q6.南側に常緑樹を植えても大丈夫?
植えられますが、冬の日差しを遮る可能性があります。そのため、リビングなど採光を重視する窓の前では、落葉樹も比較してみましょう。
Q7.大きくなりすぎた常緑樹は自分で剪定できますか?
手の届く細い枝程度ならDIYでも可能です。ただし、「高所・太枝・電線付近」は危険なため無理をしないようにしましょう。
Q8.常緑樹の下に雑草が生える場合はどうすればいい?
「下草・マルチング・防草シート・砂利」などを利用できます。しかし、庭全体の管理をラクにしたいなら人工芝も選択肢です。
Q9.常緑樹に蜂が来る場合はどうしたらいい?
花を目当てに一時的に飛来している場合もあります。ただし、同じ場所を何度も出入りしている場合は、庭木の内部に巣がないか注意してください。
とくに、巣がある状態では無理に剪定しないようにしましょう。
Q10.常緑樹を植えるのはDIYと業者のどちらがおすすめ?
小さな苗木を1本植える程度ならDIYでも可能です。
一方…
- 大型の庭木
- 目隠しとして複数本植える
- 庭全体のレイアウトを変える
- 隣地境界付近へ植える
といった場合は、植える前に業者へ相談すると失敗を減らしやすくなります。
まとめ:常緑樹は「植えた後」まで考えて選ぼう
いかがでしたか?
常緑樹は、一年を通して緑を楽しみやすく、「目隠し・防風・庭の景観づくり」にも役立つ庭木です。
一方で…
- 大きくなりすぎる
- 冬の日差しを遮る
- 剪定が大変になる
- 隣家へ枝が伸びる
- 下草が育ちにくくなる
といった失敗もあります。そのため、「常緑樹だから」「見た目がおしゃれだから」という理由だけで決めるのではなく…
- 植える目的
- 最終サイズ
- 成長速度
- 日当たり
- 地域の気候
- 管理にかけられる手間
まで確認して選ぶことが大切です。
小さな苗木であれば、初心者でもDIYで植えられます。
しかし、目隠しとして複数本植えたい場合や、庭全体のレイアウトまで整えたい場合は、植える前に庭づくり・外構のプロへ相談するのもひとつの方法です。
また、すでに庭木が大きくなりすぎている場合や、「雑草・剪定」まで含めて庭管理が負担になっている場合は、大変な部分だけプロへ任せても構いません。
庭木は植えて終わりではありません。
👉 「5年後・10年後も無理なく管理できるか」まで考えて選ぶことが、常緑樹で後悔しない最大のポイントです。
まずは「なぜ常緑樹を植えたいのか」を決め、自分の庭に合った一本を探してみてください。
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