「南国のような庭を作りたい!」と思ったことはありませんか?
ブーゲンビリアは鮮やかな花姿で一気にリゾート気分を演出できますが、「育てにくそう」と感じる方も多いはず。
しかし、実は日当たりと冬越し対策さえ押さえれば、初心者でも育てやすい植物です。
この記事では、品種選び・植え付け・日常管理・冬越し・剪定のコツまで、失敗しにくいポイントをステップ形式で解説していきます。

ガーデニング初心者の方にもわかりやすい内容になっていますので、ぜひ参考にして、美しい庭づくりに役立ててください。
ブーゲンビリアとは?魅力と特徴
ブーゲンビリアは南米・ブラジル周辺を原産とする常緑性の花木で、南国リゾートを思わせる華やかな花姿が魅力です。
そして、実際に色づいているのは「苞(ほう)」と呼ばれる葉の部分で、長期間色鮮やかに楽しめるのが大きな特徴です。
基本データ
- 原産地・・・南米(ブラジル周辺)
- 開花期・・・5〜11月(温暖地や室内管理では周年開花も可能)
- 花色・・・ピンク、紫、赤、白、オレンジ、黄色など多彩
特徴と魅力
華やかな見た目
南国を連想させる鮮やかな苞葉は庭やベランダを一気に明るく演出します。とくに、フェンスやアーチ仕立てにすることで、リゾート風ガーデンにもぴったりです。
育てやすさ
ブーゲンビリアは日光が大好きで乾燥に強く、夏の強い日差しにも負けません。しかし、一方で寒さには弱いため、冬は室内に取り込むか防寒対策が必須です。
多彩な楽しみ方
鉢植えでコンパクトに育てても、庭植えでダイナミックに仕立てても楽しめます。また、つる性を活かしてトレリスやアーチに絡ませることで、立体的で豪華なガーデン演出が可能です。
栽培成功のポイント
育てる上で大切なのは「日当たり・排水・冬越し」の3点。
この条件さえ押さえれば、初心者でも失敗しにくく、華やかなブーゲンビリアを長く楽しむことができます。
ステップ1:初心者におすすめの品種選び
ブーゲンビリアには多くの品種がありますが、初めて育てるなら「丈夫さ」と「扱いやすさ」がポイントです。そのため、最初に無理のない品種を選ぶことで、花を咲かせる喜びをしっかり味わえ、次のステップへと自然に進めます。
ここでは、初心者に特におすすめの品種をご紹介していきます。
初心者向け「サンデリアーナ」
ブーゲンビリアを初めて育てる方に特に人気なのが「サンデリアーナ」という品種です。
環境変化に強い
- 気温や湿度の変化に比較的耐えやすく、ガーデニング初心者でも育てやすい品種です。
小型で扱いやすい
- 大きくなりすぎず、コンパクトにまとまるので鉢植え向き。
- ベランダや玄関先など限られたスペースでも楽しめます。
冬越しがしやすい
- 寒さには弱いブーゲンビリアですが、「サンデリアーナ」は鉢ごと室内に取り込めば冬を越せるため安心です。
花つきが良い
- 小ぶりながらも花数が多く、ピンクや紫に色づいた苞葉が株全体を華やかに彩ります。
👉 まずは「サンデリアーナ」からスタートし、育て方に慣れてきたら大輪咲きや地植え向きのタイプに挑戦すると、よりダイナミックなブーゲンビリアの魅力を楽しめます。
ステップ2:植え付け場所の選び方
ブーゲンビリアは太陽の光をたっぷり浴びて育つ植物です。そのため、植え付け場所を間違えると花が咲かない原因になるため、最初の環境づくりが成功のカギになります。
日当たり
- 理想は1日6時間以上の直射日光。
- 光が足りないと花つきが悪くなるため、南向きや西向きの明るい場所がベストです。
土壌づくり
- 根が蒸れるのを嫌うため、水はけの良さが重要です。
- 赤玉土・腐葉土を基本にブレンドし、粘土質の庭土なら盛り土や軽石を混ぜて改良しましょう。
- これだけで根の張りがぐんと良くなります。
冬越し対策
- 寒さに弱いため、最低気温が5℃を下回る地域では鉢植え管理が安心です。
- 冬は鉢ごと室内へ移動でき、春になれば再び屋外で花を楽しめます。
👉 自分の地域の気候やライフスタイルに合わせて、「地植え」か「鉢植え」かを選ぶのがポイントです。とくに、限られたスペースで始めたい方や寒冷地にお住まいの方は、まず鉢植えから挑戦するのがおすすめです。
ステップ3:植え付け時期と方法
ブーゲンビリアは暖かい季節に根を張る力が強い植物です。植え付け時期を守ることで、夏にぐんぐん成長し、華やかな花を楽しめます。
適期
- 基本は 4〜6月。
- 寒冷地では霜の心配がなくなる 5月中旬以降が安心です。
- まだ夜間が冷える時期に植えると根が活着しにくく、弱りやすいので注意しましょう。
地植えの場合
- 植え穴は直径・深さともに30cm程度掘り、腐葉土や堆肥をしっかり混ぜ込みます。
- こうすることで通気性と排水性がアップし、根の張りが良くなります。
- つる性なので、支柱やフェンスの近くに植えると自然に絡み、見た目も華やかに仕立てられます。
鉢植えの場合
- 通気性のある素焼き鉢がおすすめです。
- 土は「赤玉土5:腐葉土3:軽石2」の配合で水はけと保水のバランスを確保します。
- 鉢底には鉢底石を必ず敷き、余分な水分が溜まらないようにすると根腐れ防止に。
👉 ポイントは「春の暖かい時期」に植えることと、「排水性の良い土」を用意すること。そして、この2つを守るだけで失敗をグッと減らせます。
ステップ4:日々の育て方
ブーゲンビリアを元気に育てるには、水やり・肥料・剪定の3つの基本を押さえることが大切です。そのため、日々の管理次第で花の数や華やかさが大きく変わります。
水やりのコツ
基本ルール
- 「土が乾いたらたっぷり」与えるのが鉄則です。
- 常に湿っている状態は根腐れの原因になるので要注意。
夏場の工夫
- 真夏の直射日光の下では鉢が高温になりやすく、昼に水を与えるとお湯状態になって根を傷めることも…
- 必ず朝か夕方に与えましょう。
肥料の与え方
生育期(春〜秋)
- 液体肥料または緩効性肥料を月1回程度与えれば十分です。
開花期
- 花数を増やしたいなら、リン酸を多く含む肥料を意識して取り入れると、苞葉が色濃く華やかになります。
剪定と誘引の工夫
剪定
- 花が咲き終わったら、枝を2〜3節分切り戻すのがコツ。
- 枝数が増えて、次の開花がより豪華になります。
誘引
- つる性を活かして、アーチやトレリスに絡ませると一気にリゾート風の雰囲気に。
- ベランダや庭が南国のように華やかに変わります。
👉 毎日の小さなケアが、ブーゲンビリアの魅力を最大限に引き出す秘訣です。水やり・肥料・剪定を楽しみながら続ければ、年々ゴージャスな花姿に育っていきます。
ステップ5:冬越し対策
ブーゲンビリアは南国生まれの植物なので、寒さが一番の弱点です。とくに、最低気温が10℃を下回ると弱り始め、5℃以下では枯れる危険も…
そのため、地域や育て方に合わせて、しっかりと冬越し対策をしてあげましょう。
鉢植えの場合
室内に取り込むタイミング
- 気温が10℃を下回る前に移動するのがベスト。
- 寒風にさらすと一気にダメージを受けます。
置き場所
- 日当たりの良い窓辺が理想。
- できるだけ光を確保して、葉を落とさないように管理します。
水やり
- 冬は成長が止まるため、乾かし気味にするのがコツ。
- 土の表面が白っぽく乾いてから与えればOKです。
地植えの場合
マルチング
- 株元にワラ・バークチップなどを敷き、冷気や霜から根を守ります。
不織布や霜よけ
- 株全体を覆うようにすると、放射冷却による急な冷え込みも防げます。
- 温暖地であっても冬の冷え込みが強い年には必須の対策です。
寒冷地での育成
地植えのままでは冬越しが難しいため、秋に鉢上げして室内管理に切り替えるのが安全です。そして、春になって暖かくなったら、再び屋外に戻してあげましょう。
👉 ブーゲンビリアの冬越しは「室内管理 or 保温対策」の二択です。あなたの地域の気候に合わせて、無理のない方法を選んでください。
ステップ6:よくあるトラブルと対処法
ブーゲンビリアは比較的丈夫な植物ですが、管理を間違えると花が咲かなくなったり、葉が落ちたりといったトラブルが起こることもあります。
そのため、よくある症状と対処法を知っておけば、すぐにリカバリーできます。
花が咲かない
原因
- 日照不足、または肥料の与えすぎ(特に窒素分)が主な原因です。
- 窒素が多いと葉ばかり茂り、花がつきにくくなります。
対策
- まずは1日6時間以上の直射日光を確保。
- 肥料は「リン酸」を多く含むタイプを与えると花つきが改善します。
葉が落ちる
原因
- 寒さ・乾燥・過湿・急な環境変化などストレスによるもの。
- とくに、冬場の温度差や水のやりすぎが多い原因です。
対策
- 最低気温が下がる季節は室内の明るい場所へ移動し、土の乾き具合を確認してから水を与えましょう。
- 環境を安定させることで自然に回復します。
害虫被害(アブラムシ・ハダニ・カイガラムシ)
原因
- 風通しの悪い環境や乾燥時に発生しやすい害虫です。
- 放置すると葉が変色したり、花つきが悪くなります。
対策
- 小まめに葉裏をチェックして早期発見することが大切。
- 見つけたら取り除き、拡大を防ぐためにニームオイルや天然由来の防除資材を活用しましょう。
👉 特におすすめなのが、自然派の害虫対策資材バイオアクト-TS。化学農薬に頼らずにアブラムシやハダニ対策ができるため、家庭の庭やベランダでも安心して使えます。
ステップ7:庭で楽しむアレンジアイデア
ブーゲンビリアは育てるだけでなく、アレンジ次第で庭の雰囲気を劇的に変える力があります。
なぜなら、花色のバリエーションが豊富だからこそ、組み合わせや仕立て方で自分だけのガーデンスタイルを楽しめるからです。
アーチ仕立てで華やかなゲートに
つる性を活かしてアーチやトレリスに絡ませれば、花のトンネルやフォトスポットに早変わり。とくに、玄関アプローチや庭の入口に設置することで、訪れる人を華やかに迎えてくれます。
白壁×ピンク系で地中海風ガーデン
白い壁やフェンスにピンクや紫のブーゲンビリアを合わせると、まるで南ヨーロッパの街並みのような地中海風の演出が可能です。
そのため、リゾート感のある庭づくりに憧れる方におすすめのスタイルです。
ハーブとの混植で香りのある庭に
ブーゲンビリアの華やかな花に、ローズマリーやラベンダーを組み合わせると彩りと香りがプラスされ、ナチュラルで居心地のよい空間に…
とくに、食用ハーブと一緒に育てることで、実用性と観賞性を両立できます。
👉 このように、ブーゲンビリアはただの“花”ではなく、庭全体の雰囲気を変える主役級の存在。そのため、育てながらデザインを工夫することで、毎日がもっと楽しくなります。
まとめ:初心者でも南国の彩りを楽しめる!
いかがでしたか?
要点
- 成功のカギは日当たり・水はけ・冬越しの3つ
- 初心者は育てやすい「サンデリアーナ」から挑戦
- 鉢植えなら移動できるので寒さ対策も安心
- 水やりは「乾いたらたっぷり」、肥料はリン酸多めで花数アップ
- 冬は必ず寒さ対策を忘れないこと
今日からできる行動
- 自宅の庭やベランダで日当たりの良い場所を確認
- 苗と素焼き鉢を用意して、まずはサンデリアーナを鉢植えでスタート
- カレンダーに「花後の剪定」と「冬の室内移動」をメモしておく
👉 最初は鉢植えから始めるのがおすすめです。そして、小さな一歩からでも、華やかなブーゲンビリアが庭やベランダを一気に南国リゾート風にしてくれます。
また、庭のお手入れなら「お庭マスター」などのプロに任せることで、綺麗な庭を維持することができます。
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