「芝生や土の庭は手入れが大変」「雑草だらけで見た目も悪い…」そんな悩みを一気に解決してくれるのが、タイルを使った庭リフォームです。
この記事では、タイルのメリット・デメリット/種類の選び方/施工のコツ/メンテナンスまでをまとめて解説していきます。

DIY派も業者依頼派も、失敗せずにおしゃれな庭をつくるポイントが分かります。
庭リフォームにタイルを選ぶメリット・デメリット【後悔しない判断ポイント】
- 「庭をきれいにしたいけど、芝生は手入れが大変そう…」
- 「砂利だけだと、ちょっと物足りない…」
そんな方に選ばれているのが、タイルを使った庭リフォームです。
なぜなら、タイルは「おしゃれ・耐久性・雑草対策」を一気にかなえられる優秀な素材だからです。しかし、選び方を間違えると後悔ポイントにもなりがち。
ここでは、メリットだけでなく、デメリットとその具体的な対策まで、わかりやすく解説していきます。
タイルを庭に敷く3つのメリット
① デザイン性が高く、一気に「おしゃれな庭」に変身
タイル最大の魅力は、とにかく見た目が美しく仕上がることです。
とくに、タイルは…
- 色(白・グレー・ベージュ・黒など)
- 形(正方形・長方形・六角形など)
- 模様(石目調・木目調・大判など)
- 質感(ツヤあり・マット・凹凸仕上げ)
と、デザインの選択肢が豊富。
また、貼り方次第で雰囲気も自由自在です。
- 市松貼り → 和モダン風
- レンガ貼り → ナチュラルガーデン
- ヘリンボーン → カフェテラス風
「ただの庭」から「人を呼びたくなる庭」へ
家の印象は、外構と庭で8割決まるとも言われます。そのため、タイルを取り入れるだけで、住宅の印象が一段も二段もグレードアップします。
② 耐久性が高く、長くきれいを維持できる
屋外用タイルは、そもそも屋外で使うことを前提に作られている素材です。
強いポイント
- 雨・霜・紫外線に強い
- 色あせしにくい
- 凍害に強い
- 割れにくい
そのため、同じ土間でも…
- コンクリート・・・ひび割れる・汚れが染み込みやすい
- タイル・・・汚れが付きにくく、美観が長続き
という明確な違いがあります。
掃除もラク
普段のお手入れは…
- ほうきで掃く
- ホースで流す
- 汚れがひどい時だけ中性洗剤
この程度で十分。
そのため、「庭=面倒」という印象がある方ほど、タイルのラクさに驚かれることが多いです。
③ 雑草対策としても非常に優秀
雑草が生える最大の原因は、日光と土です。
しかし、タイルは…
- 地面を覆う
- 日光を遮断する
- 土が露出しない
この3つの条件を一気にクリアします。
さらに、防草シート+タイル→ 雑草対策として“最強レベル”と言っても過言ではありません。
そのため、「毎年、夏になると草むしりに追われている…」そんな方こそ、タイル化で一気に解放されます。
タイルを庭に敷く3つのデメリットと対策
① 雨の日・夜露のあとは滑りやすいことがある
ツルツルしたタイルは、濡れると滑りやすくなります。
とくに…
- アプローチ
- 玄関前
- 階段
- スロープ
このような場所では要注意です。
対策
- 「ノンスリップ加工」「防滑仕様」を選ぶ
- 表面がザラザラしたタイルを選ぶ
- 防滑コーティングを施工する
とくに、小さなお子さん・高齢者がいるご家庭では、「デザインより安全」に寄せるのが正解です。
② 夏は表面が熱くなりやすい
タイルは直射日光を受けやすく、とくに黒系や濃色タイルは表面温度が高くなります。
対策
- 白・ベージュ・グレーなど「反射率の高い色」にする
- オーニング・シェードで日陰を作る
- 打ち水・ミストで温度を下げる
③ 初期費用がやや高め
正直に言えば、砂利や防草シートのみよりは、タイル庭は高くなりがちです。
とくに、費用項目としては…
- タイル本体代
- 下地工事
- 施工費用(業者に依頼した場合)
がかかります。しかし、「高い=損」ではありません。
なぜなら、タイルは…
- 張り替え頻度が低い
- 雑草対策費がほぼ不要
- メンテナンスコストが下がる
- 見た目が良く資産価値にも◎
という特徴があるからです。
つまり、
「初期費用は高いが、トータルでは得する」
のがタイル外構の本質です。
タイル庭は「手間を減らして満足度を上げたい人」に最適
タイル庭が向いている人
- 手入れをラクにしたい
- 見た目にもこだわりたい
- 雑草を本気でなくしたい
- 長く使える庭にしたい
向いていない人
- とにかく費用を抑えたい
- DIYのみで済ませたい
- 熱さ・滑りやすさを許容できない
今日からできる行動
まずは…
- 庭の写真をスマホで撮る
- 「全面タイル」or「一部タイル」か考える
- 気になるタイルを3つ選ぶ
これだけで、リフォームの第一歩が踏み出せます。
庭に最適なタイルの種類と選び方:「見た目」だけで選ぶと後悔します
「タイルなら、どれを選んでも同じでしょ?」…実はそれ、庭づくりにおいて一番危険な考え方です。
なぜなら、庭は…
- 年中、雨・風・紫外線にさらされる
- 夏は高温・冬は凍結のリスクがある
- 靴で踏まれる・車が乗ることもある
という、過酷な環境だからです。
だからこそ、「見た目」+「耐久性」+「使い方」この3つをセットで考えないと、「オシャレだけど使いにくい庭」になってしまいます。
ここでは、タイプ別の特徴と向いている人を分かりやすくまとめました。
天然素材タイル:高級感・重厚感を求める人向け
石材タイル(大理石・御影石・砂岩など)
特徴
- 天然ならではの模様・色ムラが唯一無二
- 圧倒的な重厚感と高級感
- 時間が経つほど「味」が出る
向いている人
- 高級住宅風の庭にしたい
- ラグジュアリーな外構を目指したい
- 資産価値を意識したリフォームをしたい
種類別の違い
注意点
- 価格が高め
- 下地工事が必須
- DIYには不向き
- 重量が重く、施工難易度が高い
そのため、プロ施工前提の素材と考えた方が安全です。
陶器タイル:色や柄で「個性」を出したい人向け
釉薬タイル(ゆうやくタイル)
特徴
- 表面に釉薬のコーティング
- 色や模様の選択肢が非常に豊富
- デザイン性重視の人向け
向いている人
- 他と被らない庭にしたい
- 欧風・リゾート・アート系が好き
- テラスをおしゃれ空間にしたい
素焼きタイル(テラコッタなど)
特徴
- 焼き物特有の暖かい風合い
- 南欧・ナチュラル系ガーデンと相性◎
- 経年変化を楽しめる
向いている人
- ガーデンカフェ風にしたい
- 植物との調和を重視したい
- 人工感の少ない素材が好き
注意点(共通)
- 吸水性が高いものは凍結で割れる
- 色あせが起きやすいものもある
- 滑り止め加工の有無を必ず確認
👉 「屋外対応」「耐凍害」表記があるか必チェックです。
セメントタイル:コスパ重視&万能タイプ
特徴
- 強度と耐久性が高い
- デザインの幅が広い
- 費用と品質のバランスが良い
向いている人
- とにかく失敗したくない
- 広い面積に使いたい
- 駐車場や動線にも使いたい
相性がいい場所
- アプローチ
- 駐車場まわり
- 庭の通路
- 勝手口前
注意点
- 表面の凹凸によっては汚れやすい
- 白系は特に泥汚れが目立つ
そのため、掃除頻度と場所を考えて選びましょう。
樹脂タイル:手軽に試したいDIY派向け
特徴
- 軽量で施工が簡単
- ジョイント式が主流
- 防水・防腐性あり
向いている人
- 初めての庭DIY
- 一部だけ変えたい
- 失敗したくない人
向いている場所
- ベランダ
- ウッドデッキ上
- 物置前
- 子どもスペース
注意点
- 紫外線で劣化することがある
- 重い物を置くと歪みやすい
- 長期耐久は期待しすぎない方がよい
👉 「お試し用」として使うのがベストです。
失敗しないタイル選び【3つの鉄則】
① 用途に合わせる(見た目より“使い方”)
- 通路・・・滑りにくさ
- 駐車場・・・強度
- テラス・・・デザイン性
- 子供スペース・・・クッション性
このように、「見た目」で決める前に、「使う人・動線」を想像することが大切です。
② 家全体と必ず合わせる(浮かせない)
チェックポイント
- 外壁の色
- フェンスの素材
- 門柱のデザイン
- 窓サッシの色
色の心理効果
- 白系・・・明るく爽やか
- ベージュ・・・自然感
- グレー・・・モダン
- 黒・・・高級感
③ 気候を甘く見ない(地域差は重要)
寒冷地
- 吸水率が低いタイル
- 耐凍害表示あり
暑い地域
- 明るい色
- メッシュ床
- 日陰づくりセット
タイル選びで「庭の満足度」は決まる
- デザインだけで選ばない
- 使用場所を最優先
- 気候条件を必ず考える
この3つを守るだけで、「失敗した…」はほぼ防げます。
今日からできるアクション
- 庭の用途を書き出す
- 気になる素材を2つに絞る
- サンプルを実際に触る
これだけで、後悔する確率は激減します。
庭にタイルを敷く前に必ずやるべき準備と下地づくり:ここをサボると失敗します
「タイルはオシャレだけど、施工はタイルを貼るだけでしょ?」…実は、本当の出来栄えは“貼る前の下地”で9割決まります。
なぜなら、どんなに高級なタイルを使っても…
- 下地が甘い
- 勾配が取れていない
- 深さが足りない
この状態では…
- ガタつく
- 水たまりができる
- 冬に浮く
- 割れる
といったトラブルが起きやすくなるからです。
ここでは、施工前に絶対に決めておくポイントと、下地づくりの正しい手順を、初心者にもわかるように解説していきます。
施工前に「決めておくべき3つのこと」
① タイルを敷く範囲を明確にする
「テラスだけ」「通路だけ」「庭全面」など、範囲が曖昧なまま始めるのは失敗のもとです。
チェックポイント
- 家の動線(どこをよく歩くか)
- 日当たり(常に日陰?直射日光?)
- 目立つ場所かどうか
👉 まずはスマホで写真を撮り、「タイルゾーン」と「別素材ゾーン」を分けて考えましょう。
② 仕上がりの高さを決める(段差=ケガの原因)
玄関ポーチ・掃き出し窓・勝手口など、既存構造物との高さ関係は最重要ポイントです。
よくある失敗例
- 高さを合わせず、段差ができてつまずく
- 水が玄関に逆流する
- 見た目がチグハグ
対策
- 仕上がり高さを最初に基準線として設定
- タイル+下地の厚みを計算して掘る深さを決定
③ 雨水の流れ(排水方向)を決める
意外と多いのが、「完成してから、水たまりができた…」という失敗です。
施工前に考えるポイント
- 水は「家側」か「庭側」か
- どこに流せば安全か
- 排水マスの有無
基本原則
水は家に流さない。外へ逃がす。
小さな傾きでも、勾配(1〜2%)をつけるだけで劇的に水はけは変わります。
下地づくりの基本ステップ:見えない部分がすべてを決める
STEP① 表土を掘り下げる(すべての精度はここで決まる)
掘る目安
仕上がり高さ −(タイル厚+砂+砕石)=掘る深さ
(例)
- タイル:20mm
- 砂:30mm
- 砕石:100mm
→ 合計150mmを掘削
注意点
- 浅すぎ → 沈下・ガタつき
- 深すぎ → 余計な手間とコスト
STEP② 砕石を敷いて転圧(ここが“地盤”になる)
砕石は単なる「石」ではありません。地盤安定用品です。
ポイント
- 厚さは最低でも10cm
- 手動タンパー or 転圧機で音が変わるまで締める
- 勾配をこの段階でつけておく
👉 この工程をサボると、数年で沈下します。
STEP③ 砂でレベルを出す(ミリ単位で仕上がりが決まる)
砂の役割
- 高さ微調整
- クッション
- 水抜け補助
コツ
- 厚くしない(3cm以内)
- 板やトンボで必ず水平チェック
- ゴムハンマーで叩きながら高さを微調整
DIYが不安な人へ:無理しないのも正解
以下に当てはまるなら、プロ検討ラインです。
- 庭が傾斜している
- 面積が10㎡以上
- 水はけが悪い土地
- 高低差がある
- 初めてのDIY
…どれか1つでも当てはまるなら、「部分DIY+下地は業者」がおすすめです。
タイル庭は“準備力”で勝敗が決まる
- 下地をなめない
- 勾配をつける
- 高さを合わせる
- 範囲を決める
これだけで、「完成後の後悔」はほぼ防げます。
今日からできる行動
- 庭の写真を撮る
- タイルを敷く範囲を線で区切る
- 玄関など基準高さをメモ
- 水の流れをイメージする
この4ステップをやるだけで、あなたの庭づくりは「失敗しにくいリフォーム」に変わります。
DIY派向け:庭タイル施工の基本手順とコツ【初心者でも失敗しにくい】
※ ここでは、砂+砕石ベースの簡易施工を想定しています。
※ コンクリート下地が必要なケース(駐車場・傾斜地・広範囲施工など)は、プロ施工推奨です。
「タイルを敷くだけなら簡単そう…」と思いがちですが、実は“貼る作業”よりも、並べ方と調整の方がずっと重要です。
ここでは、DIY初心者でも再現できる基本の流れとプロのコツを、1工程ずつ解説していきます。
ステップ1:タイルを仮置きして全体像をつかむ
いきなり敷き始めるのは、失敗のもと。そのため、必ず“仮並べ”を行います。
この工程の目的
- 枚数が足りているか確認
- 向き・柄のズレがないかチェック
- 切り物が必要な箇所を事前に把握
- 仕上がりイメージの確認
コツ
- 目地幅を見越して並べる
- 端部が細すぎるタイルにならないよう調整
- 見える場所は「カットタイルを避ける」
👉 仮置きで8割の仕上がりが決まります。
ステップ2:水勾配(すいこうばい)を意識して敷く
タイル工事で最重要なのが、水の流れを作ることです。
基本ルール
- 1mあたり1〜2cm下げる(1〜2%勾配)
- これを建物の反対方向へつけます。
確認方法
- 水平器(レベル)でチェック
- 糸を張ってガイドラインにする
- 長い板+メジャーで計測
目に見えないレベルでも、水にははっきり影響します。
ステップ3:スペーサーで目地幅を揃える
目地がズレると、どんなに良いタイルでも素人感が出てしまいます。
目地幅の目安
- テラス・・・3〜5mm
- アプローチ・・・5mm程度
- デザイン重視・・・広めOK
コツ
- 途中で勝手に幅を変えない
- 十字にクロス配置
- 調整は必ず1枚ずつ行う
ステップ4:ゴムハンマーで高さを揃える
敷いたままだと、微妙なズレが必ず出ます。
やること
- ゴムハンマーで軽く叩く
- 手で押すだけではNG
- 両サイドの高さを揃える
チェック方法
- 上から踏む
- 水平器を当てる
- 真横から見て段差を探す
とくに、ガタつきがあれば、その場で必ず修正!
ステップ5:目地材を充填する
ここで、完成度が一気に変わります。
使用する目地材
- 屋外用モルタル目地
- 防草タイプ目地材(雑草対策にも◎)
手順
- ゴムベラで押し込む
- はみ出しはすぐ拭き取る
- 表面が乾く前に掃除
- 完全硬化まで踏まない
失敗防止ポイント
- 雨予報の日に施工しない
- 気温5℃以下は避ける
- 直射日光下は乾燥が早すぎる
DIYをやめる判断ライン【これだけは無理しないで】
以下に当てはまる人は、部分プロがおすすめです。
- 切り物が多い
- 勾配が取れない
- 面積が15㎡以上
- 体力的に不安
- 水たまりが発生しそう
無理して後悔するより、早めに相談が正解です。
- 下地だけプロ
- カットだけ依頼
- 勾配調整だけ依頼
👉 こうした「ハーフ依頼」も可能です。
成功するDIYは「丁寧さ」で決まる
- 仮置きで全体を把握
- 勾配を必ずつける
- 目地を揃える
- その場修正を怠らない
- 天候を見極める
これが、後悔しないタイルDIYの鉄則です。
今日からできる行動
- 庭のサイズを測る
- タイルを仮並べする
- 水が流れる方向を決める
- 必要な道具をチェック
タイル庭を長く美しく保つメンテナンス方法:放置しない人ほどキレイが続く
タイルの庭は「ほったらかしでOK」と思われがちですが、実はちょっとしたお手入れをするかどうかで“10年後の見た目”がまったく変わります。
- 掃除している庭 → 明るく、劣化が遅い
- 放置された庭 → 黒ずみ・苔・目地割れが進行
ここでは、誰でもできる簡単メンテナンスを「日常」「月1回」「年1回」に分けて解説していきます。
日常の掃除・お手入れ:まずは“汚れをためない”
基本ルーティン
- ほうき・ブロワーで落ち葉・砂・ゴミを除去
- 雨上がりに軽く水を流す
- 泥汚れはすぐに拭き取り
とくに、汚れは乾いてから落とすより、濡れているうちに流す方が断然ラクです。
洗剤を使うときのコツ
👉 洗剤残り=白っぽい汚れの原因になります。
目地の管理と雑草対策:割れと草が老け見えの原因
目地のお手入れ
とくに、目地はタイルよりも劣化が早い部分です。
- ブラシ・古歯ブラシで汚れ落とし
- ひび割れは即補修
- 削れたまま放置しない
おすすめ対策
- 防草目地材に入れ替え
- ひび割れ部分だけ補修
- 不要な土はこまめに除去
雑草は、生えたら抜く → 増える → 手間が倍増という負のループに入りやすいため、「生やさない」対策が最重要です。
防水・撥水コート:塗るだけで寿命が延びる
防水コートの効果
- 水染み防止
- 汚れ防止
- 凍害リスク軽減
- 色あせ防止
とくに、寒冷地では水 → 凍結 → 膨張 → 目地割れというトラブルを防ぐため、防水処理は必須レベルです。
塗布の目安
- 頻度・・・年1回
- 時期・・・春 or 秋
- 天候・・・晴れが2日続く日
- 施工・・・ローラー or ハケ
とくに、湿った状態で塗ると失敗します。
【チェック表】これだけやればOK
週1〜月1
- 掃き掃除
- 水洗い
半年に1回
- 目地チェック
- 雑草除去
年1回
- 防水コート
- ひび補修
こんな症状が出たら「メンテ強化サイン」
- タイル表面が白く粉をふく
- 目地が黒ずんできた
- 水が玉にならない
- 雑草が増えてきた
放置すると“やり直し工事”に近づきます。
キレイな庭は「手入れした人」のもの
- 汚れはためない
- 目地は放置しない
- 水は遮断する
- 雑草は予防する
たったこれだけで、「いつ見ても気持ちいい庭」が続きます。
今日からできる行動
- ほうきを手に取る
- 目地をチェックする
- 撥水剤の有無を確認
- 汚れがある場所だけ水洗い
こんなときはプロの外構業者に相談しよう:DIYで後悔しない最終チェック
- 「できれば費用は抑えたい…」
- 「自分でやってみたいけど、失敗したら悲惨かも…」
タイル庭は完成した瞬間より“数年後”に差が出る工事。
しかも、貼り直しがほぼ効かないリフォームです。だからこそ、少しでも「不安」があるならプロに相談するこれは“逃げ”ではなく、一番コスパのいい選択です。
プロに任せたほうが安心な5つのケース
① 施工範囲が広い(10㎡以上)
範囲が広がるほど…
- 勾配管理が難しくなる
- 地盤沈下が起きやすい
- 施工日数が延びて事故リスクUP
目安
- 〜5㎡・・・DIY可
- 5〜10㎡・・・要検討
- 10㎡・・・以上プロ領域
② 勾配・排水が難しい土地
とくに、水は…
- 流れない → 溜まる
- 溜まる → 凍る
- 凍る → 割れる
という連鎖を起こします。
プロが見るポイント
- 雨の流れ
- 土質
- 敷地の地盤
- 周囲との高低差
👉 これを目視+感覚だけでDIY判断するのは危険です。
③ 車の乗り入れがある(施工レベルが一段上)
車の重みは、「1台=1トン超」そのため、この荷重を毎日受ける場所は、完全に“DIYの範囲外”と言っても過言ではありません。
必要な施工レベル
- 厚い砕石層(15〜20cm)
- 鉄筋コンクリート下地
- 高耐荷重タイル
④ 既存外構との取り合いが複雑
(例)
- 門柱が隣接している
- 既存コンクリとの接合
- 化粧ブロックとの高さ違い
こういった場合、少しのズレが「見た目のチープ化」につながるため、仕上げ精度が命です。
⑤ 仕上がりに“絶対に後悔したくない”
「とりあえずやってみて…」が一番やってはいけない施工です。
このタイプの人はプロ向き
- 美観を最優先したい
- 失敗が許せない
- 将来売却も視野
業者選びで失敗しない5つのチェックポイント
① タイル・外構工事の実績が豊富か
「経験値」は、施工精度に直結します。
チェック方法
- ホームページ施工事例
- SNS投稿
- Google口コミ
② 施工写真を必ず確認する
見るべきポイント
- 目地が揃っているか
- 勾配が取れていそうか
- 端部が雑でないか
仕上がりは写真にすべて出ます。
③ 見積書に「下地工事」が明記されているか
タイル庭で一番大事なのが、「見えない下地」。そのため、ここが記載されていない見積もりは、要注意です。
要チェック項目
- 掘削費
- 砕石
- 転圧
- モルタル
- 排水調整
④ 相見積もりは最低2~3社
1社だけだと…
- 相場がわからない
- 手抜きに気づけない
- 値引き交渉できない
そのため、ベストは「3社比較」です。
⑤「質問にきちんと答えてくれるか」
良い業者ほど…
- 専門用語をかみ砕く
- メリット・デメリットを言う
- 予算に合わせて代替案をくれる
そのため、質問に誠実に答えない業者は、施工後も誠実ではありません。
よくある失敗事例(リアル)
- 安い業者に飛びついた
- 勾配を確認しなかった
- 見た目だけで業者を選んだ
→ 結果:数年でやり直し
「プロに頼む」は前向きな選択
- 不安を消せる
- 仕上がりが安定する
- 将来の修繕費が減る
そのため、プロに頼むことは、贅沢ではなく保険です。
今日からできる行動
- 施工範囲を測る
- 写真を撮る
- 2〜3社へ相談予約
- 相見積もり比較スタート
👉 見積相談は「無料」なことがほとんどです。少なくとも話だけ聞くのは、タダで得しかありません。
まとめ:タイルで「手間いらず × おしゃれ」な庭をつくろう
いかがでしたか?
要点まとめ
- タイルは「デザイン性・耐久性・雑草対策」を同時に叶えられる庭リフォーム素材
- 種類や色、表面加工を選べば、滑りやすさ・暑さなどのデメリットも対策可能
- 下地づくりと排水計画が、美しく長持ちするタイル庭のカギ
- 日常の掃き掃除+年1回のメンテで、長期間きれいな庭を維持できる
- DIYとプロ施工を上手に使い分けると、コストと仕上がりのバランスが取りやすい
今日からできる行動
- タイルにしたい場所を撮影(範囲・勾配・排水方向をメモ)
- 外観と相性の良い色・質感を選定(外壁・フェンスと合わせる)
- DIY範囲とプロ依頼範囲を仕分け(下地・勾配はプロが安心)
- 見積もりを1〜2社だけ取る(相場と工法を把握)
プロに任せたい人へ
「全部DIYは不安」「失敗したくない」なら、相談だけでもOK。とくに、仕上がりイメージと概算費用を“先に知る”のが後悔しないコツです。
ロイヤルガーデン
外構工事・修理まで幅広く相談できる外構工事専門業者。
外構・エクステリアパートナーズ
複数社の見積もりを比較して、条件に合う業者を選べるサービス。
まずは施工事例と料金の目安を見るだけでも、イメージが一気に具体化します。
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