水道直結ウォーターサーバーは、新鮮で清潔な水をいつでも使える便利なアイテムです。しかし、さまざまなモデルが存在するため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事では、水道直結型ウォーターサーバーの基本知識から選び方、おすすめモデルまでを徹底的に解説していきます。
この記事を参考にして、あなたのニーズに最適なウォーターサーバーを見つけてください。
水道直結ウォーターサーバーとは？
水道直結ウォーターサーバーは、家庭やオフィスの水道管に直接接続して使用するタイプのウォーターサーバーです。
そにため、タンクやペットボトルの水を補充するタイプとは異なり、常に水道水を内部のフィルターで浄水し、そのまま冷水・温水として利用できるのが最大の特長です。
特徴と仕組み
水道からの直結供給
水道管から分岐してウォーターサーバーに接続。これにより、給水が自動で行われるので、水切れの心配がありません。
浄水フィルター内蔵
活性炭フィルターや中空糸膜フィルター、逆浸透膜（RO）などが使われ、不純物や臭気、塩素などを除去。
冷水・温水がいつでも使える
内部に冷却装置と加熱装置があり、スイッチひとつで飲料や調理用に適した温度の水をすぐに利用可能。
電源が必要
温水・冷水機能を使うため、設置場所には電源コンセントも必要です。
メリット
1. 水の補充が不要
ペットボトルやボトル型の交換がなく、常に水道から供給されるため、重たいボトルの持ち運びや交換作業が不要です。
2. ゴミ削減で環境にやさしい
ペットボトルのゴミが出ないので、プラスチックごみの削減に貢献。そのため、エコ志向の家庭や企業におすすめです。
3. ランニングコストが抑えられる
水の購入費用がかからず、フィルター交換代と電気代のみで運用可能。そのため、長期的に見て経済的です。
4. いつでも清潔な水が使える
浄水フィルターで常に処理された水が使えるため、味や安全性の面でも安心。
デメリット
1. 設置に配管作業が必要な場合がある
水道から分岐するため、キッチンや洗面台の下などで簡単に接続できることもあります。しかし、設置場所によっては業者による配管工事が必要になることがあります。
2. 製品によっては初期費用がかかる
本体価格のほか、工事費や設置費がかかるケースも…
とくに、RO（逆浸透膜）タイプなど高機能なモデルは高額になる傾向があります。
3. 設置場所が限られる
水道と電源の近くに設置する必要があるため、場所の確保や移設が難しい場合もあります。
選び方のポイント｜後悔しないためにチェックすべき6項目
水道直結ウォーターサーバーはとても便利なアイテムです。しかし、性能や価格、設置条件などは製品によってさまざまです。
そのため、後から「失敗した…」とならないためにも、導入前に確認すべきポイントをしっかり押さえておくことが大切です。
ここでは、初心者でも安心して選べるように、6つの重要チェック項目をわかりやすく解説していきます。
1. 浄水性能の比較（RO膜 vs UF膜）
RO膜（逆浸透膜）
仕組み
水分子しか通さない超微細な膜でろ過（孔径約0.0001ミクロン）。
除去できる物質
- 残留塩素
- 重金属（鉛・カドミウムなど）
- 細菌・ウイルス
- 農薬・硝酸態窒素など
特徴
- 99.9%以上の不純物を除去できるため、「限りなく純水」に近い。
- 安全性重視で、赤ちゃんのミルク作りや高齢者の健康管理にも安心。
デメリット
- 必要なミネラルも除去されるため、味に物足りなさを感じることも。
- 装置が大型になりやすく、価格が高め。
UF膜（超ろ過膜）
仕組み
RO膜より大きな孔径（約0.01ミクロン）でろ過。
除去できる物質
- 細菌・一部のウイルス
- 濁りや微細なゴミ
- 塩素やカビ臭など
特徴
- 有害物質を取り除きつつ、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルはそのまま。
- ナチュラルな風味の水が楽しめる。
- コストと性能のバランスが良好。
デメリット
- 超微細なウイルスや農薬成分は除去しきれない可能性がある。
2. フィルター交換のしやすさ
おすすめポイント
- ワンタッチ式で、工具不要の交換タイプが便利。
- 「フィルター交換時期のお知らせ機能」があると、交換忘れを防げる。
交換頻度の目安
- 一般的に6か月～12か月に1回。
- 長寿命フィルターなら年1回でOK。家事の負担軽減にも◎。
補足
- フィルター代もランニングコストに含まれるため、価格と交換回数のバランスを確認しましょう。
3. 電気代と省エネ性能
チェックポイント
- 消費電力（W数）だけでなく、年間電気代の目安表示があると比較しやすい。
省エネ機能
- 省エネモード：夜間や不在時に自動で温水機能をOFF
- 自動ON/OFFタイマー：使用時間に合わせて節電
- エコセンサー搭載：周囲の明るさで自動省エネ制御
目安コスト
- 一般的なウォーターサーバーの年間電気代：約6,000〜15,000円程度
- 省エネモデルなら年間3,000〜8,000円に抑えられるものも
4. 設置場所とサイズの確認
床置き型
- 容量が大きく家族向け。存在感あり。
- キッチン横やダイニングなどに最適。
卓上型
- コンパクトで一人暮らしや省スペース向け。
- 食器棚の上やキッチン台に置ける。
チェックすべきポイント
- 水道の位置と接続しやすさ（分岐水栓を使えるか？）
- 電源コンセントの有無
- 前後左右のスペース（扉の開閉や換気のため）
5. 初期費用と月額料金のバランス
レンタル型
メリット
- 初期費用がほぼ不要で気軽に始められる
- メンテナンスやフィルター交換が料金に含まれているケースが多い
デメリット
- 月額料金が高め（3,000〜6,000円が相場）
- 長期間利用すると割高になる
購入型
メリット
- 長く使えば使うほどトータルコストを抑えられる
- 自分の好みに合わせて機種選びができる
デメリット
- 初期費用（3万〜10万円程度）が必要
- メンテナンスやフィルター代は自己負担
6. サポート体制・保証内容
- 故障時のサポート体制は手厚いか？
- フィルター配送の自動プランはあるか？
- 保証期間・・・購入型なら最低でも1〜2年の保証付きが安心
おすすめの水道直結ウォーターサーバー
水道直結型ウォーターサーバーは、ボトルの交換や在庫管理が不要で、いつでも手軽においしい水を楽しめるのが魅力です。
そのため、近年では、炭酸水対応モデルやデザイン性に優れたものなど、選択肢も豊富になってきました。ここでは、特に人気のあるおすすめモデルを厳選してご紹介します。
ご家庭のニーズやライフスタイルに合った一台を見つける参考にしてください。
OCEAN
特徴
- 水道直結型で、ボトル交換や水の受け取りが一切不要
- 月額定額で冷水・温水が使い放題
- 定期メンテナンス付きで、いつでも清潔な状態を維持
こんな人におすすめ
- シンプルで管理が楽なウォーターサーバーを使いたい方
- ペットボトルの購入や交換が面倒な方
PSJ SPARKLING
特徴
1．ボトル交換不要の水道直結式
- ボトルの持ち運び・交換・保管スペースが不要でラク
2．炭酸水・冷水・温水がいつでもすぐ使える
- ボタンひとつで、炭酸水・冷水・温水をすぐに抽出
- ソーダメーカーのような都度チャージ作業が不要
3．SDGsにも貢献
- ペットボトルゴミの削減で、環境にもやさしい
利用料金
- 初期費用・・・33,000円（税込）※一部地域を除く
- 月額レンタル費・・・9,900円（税込）
楽しみ方いろいろ！炭酸水アレンジ
- 美容酢 × 炭酸水
- フルーツ × 炭酸水
- クラフトコーラ × 炭酸水
- ハーブ × 炭酸水
- 果実酒・ハイボール・レモンサワーなどのソーダ割りにも最適
こんな人におすすめ
- 自宅で手軽に炭酸水を楽しみたい方
- 美容・健康ドリンクやお酒を炭酸で割って楽しみたい方
- ペットボトルのゴミを減らしたい方
FAQ：よくある質問
Q1. 設置に必要な時間はどれくらい？
A.
通常の設置作業は約1〜2時間程度で完了します。そして、作業内容は主に以下の通りです。
- 水道の分岐工事（既存の蛇口に専用分岐パーツを取り付け）
- サーバー本体の設置と水平確認
- 配管の接続と漏れ確認
- 動作テストと簡単な使い方の説明
また、専門業者に依頼すれば、短時間かつ確実に設置が可能です。そして、機種によっては壁や棚に穴を開けずに設置できるタイプもあるため、賃貸物件でも比較的安心です。
Q2. メンテナンスはどれくらい必要？
A.
主なメンテナンスは以下の2つです。
フィルターの交換
- 使用状況によりますが、目安は3ヶ月〜1年に1回。
- 長寿命タイプなら年1回程度の交換でOK。
- 交換時期をお知らせしてくれるモデルもあります。
内部の洗浄・点検
- 衛生面を保つため、年に1回程度の定期メンテナンスが推奨されます。
- レンタル契約には無料メンテナンスサービスが含まれていることも多く、プロによる清掃や点検で安心して使い続けられます。
Q3. 賃貸住宅でも使えますか？
A.
はい、多くの水道直結型ウォーターサーバーは賃貸住宅でも設置可能です。
- 設置方法は水道の分岐パーツを使う簡易工事が主流で、穴を開けない設置が基本。
- 配管や壁に手を加える必要がある場合でも、原状回復が可能な設置方法が採用されていることが多く、退去時も安心です。
- 気になる場合は、事前に大家さんや管理会社へ確認しておくとトラブルを避けられます。
まとめ：あなたにぴったりのウォーターサーバーで快適な暮らしを
いかがでしたか？
水道直結ウォーターサーバーは、ペットボトルの購入や交換が不要で、経済的かつ環境にもやさしい便利な選択肢です。
そして、日常的に使うものだからこそ、自分の生活スタイルに合ったモデルを選ぶことが大切です。
そのため、選ぶ際は、次の5つのポイントをしっかり比較しましょう。
- 浄水性能・・・
どこまでの不純物を除去したいか？赤ちゃんや高齢者のいる家庭ではRO膜がおすすめ。 - フィルター交換のしやすさ・・・
工具なしで交換できるか、交換頻度は少なくて済むか。 - 電気代と省エネ性能・・・
省エネモードやタイマー機能の有無で、年間コストが大きく変わります。 - 設置のしやすさ・・・
水道・電源との距離や、キッチンなどの設置スペースに合っているか。 - 初期費用と月額料金・・・
購入型とレンタル型、それぞれの総コストをチェック。
このように、これらを総合的に比較することで、あなたに最適なウォーターサーバーがきっと見つかります。そして、自宅にぴったりの1台を導入して、毎日の暮らしをもっと快適で美味しくしてみませんか？
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