お庭でのんびりしている時、急に「虫」が出現すると驚きますよね?
とくに、蜂の出現は少し心配な事件。なぜなら、蜂が近くにいると、安心して庭で過ごすのが難しくなってしまうからです。
「蜂、ちょっと待って!」と言えませんが、実は蜂に遭遇した時の正しい対処法、ご存知ですか?断り無く駆除するのは、かえって危険を作り出すことも…
そこで、今回の記事では「庭での蜂との付き合い方」をご紹介していきます!

安心して庭に出られることは大切なことです。ぜひ参考にしてください。
家の近くで見かける蜂の特徴と注意点
暖かい季節になると、庭やベランダ、公園などで蜂を見かけることが増えてきます。
蜂は花粉を運んで植物の受粉を助ける大切な存在ですが、種類によっては刺される危険もあります。とくに、巣が近くにある場合は、知らずに刺激してしまい、攻撃されることも…
そこで、このセクションでは、
家の周りでよく見かけるミツバチ・アシナガバチ・スズメバチの特徴や、それぞれの注意点について解説していきます。
そして、蜂を見かけた際の正しい対処法を知り、安全に過ごしましょう。
ミツバチ
心配なく、大丈夫です!ミツバチは大変おとなしく、よほどのことがない限り攻撃してきません。ただし、建物の裏などに居たりすることもあるため、慣れない人はよく確認しましょう。
特徴
- 体長:約10~15mm
- 体は丸みがあり、黒と黄色の縞模様
- 集団で行動し、花の蜜や花粉を集める
- 性格は温厚で、よほどのことがない限り人を攻撃しない
注意点
- 巣を作る場所として、屋根の隙間や壁の内部を選ぶことがある
- 大量のミツバチが一斉に飛ぶ「分蜂(ぶんぽう)」が春に発生することがある
- 刺されると毒はあるが、基本的にミツバチの針は一度刺すと抜けなくなり、その後ミツバチは死んでしまう
対策
- 巣を見つけても、刺激せず静かに距離を取る
- もし庭や家の近くに巣を作られた場合、専門業者に相談
アシナガバチ
長い足が特徴のアシナガバチは、ベランダなどによく居る生き物です。そして、建物や庭の周りに居ることがありますが、一般的におとなしく、人の近くに何もしなければ安全です。
特徴
- 体長:約15~25mm
- 細長い体型で、飛ぶときに足を長く垂らしているのが特徴
- 住宅の軒下、ベランダ、庭の木の枝などに巣を作ることが多い
- 比較的おとなしく、巣を刺激しない限り襲ってこない
注意点
- 巣ができると、数十匹のアシナガバチが住み着く
- 人が不用意に巣の近くを通ると、警戒して攻撃することがある
- 刺された場合は腫れや痛みが出るが、スズメバチほどの毒性はない
対策
- 初期の小さな巣であれば、夜間や涼しい時間帯に駆除する(市販の殺虫スプレーを使用)
- 巣が大きくなっている場合や、複数個所にある場合は業者に依頼
スズメバチ
最も危険とされるスズメバチは、攻撃的な生態を持つものもいます。自分で何か対処するのは楽しみましょう。必ず専門業者に任せてください。
特徴
- 体長:約25~45mm(種類によって異なる)
- 大型で黒と黄色のはっきりした縞模様が特徴
- 攻撃性が強く、特に巣を刺激すると集団で襲ってくる
- 屋根裏、軒下、庭木の中、地中などに巣を作る
注意点
- 秋になると攻撃性が増し、近づくだけで警戒して襲ってくることがある
- 刺された場合、激しい痛みと腫れが生じるだけでなく、アナフィラキシーショックを引き起こすことがある
- 巣ができると100匹以上のスズメバチが住み着くため、素人が駆除するのは非常に危険
対策
- 巣を見つけても絶対に近づかない
- すぐに専門の駆除業者に相談し、適切な処理を依頼
- 山や森、公園などでスズメバチがいる場所では黒い服を避ける(黒は敵と認識されやすいため)
このように、家の周りで蜂を見つけたら、慌てず冷静に観察し、安全な対策をとることが大切です!
蜂の巣の建設時期と作りやすい場所
春から秋にかけて、蜂は活発に活動し、新しい巣を作り始めます。とくに、春から初夏にかけては、女王蜂が巣作りを開始し、働きバチが増える重要な時期です。
そのため、巣が大きくなると蜂の数も増え、近づくと刺される危険性が高まるため、早めの発見と対策が大切です。
また、蜂は雨風をしのげる静かな場所を好み、
軒下やベランダの隅、木の枝、壁の隙間などに巣を作ることが多いです。
このセクションでは、蜂の巣が作られる時期と、とくに注意すべき場所について詳しく解説していきます。
蜂の活動時期と巣の建設時期
蜂は春から秋にかけて活発に活動します。とくに、春から初夏(4月~7月頃)にかけて巣を作ることが多いです。
春(4月~6月)
- 女王蜂が冬眠から目覚め、巣作りを始める
- 小さな巣を作り、働きバチを育てる時期
夏(7月~8月)
- 巣が拡大し、働きバチの数が増える
- 活動が活発になり、餌を求めて飛び回る
秋(9月~11月)
- 巣が最大規模になり、攻撃性が高まる
- 新しい女王蜂が誕生し、来年の繁殖準備が進む
冬(12月~3月)
- ミツバチを除き、多くの蜂は冬を迎えると死滅する
- 女王蜂だけが冬眠し、翌年の春に再び巣作りを始める
蜂が巣を作りやすい場所
蜂は、外敵から身を守りつつ、雨風をしのげる場所を選んで巣を作ります。そのため、以下のような場所が巣作りに適しています。
建物周辺
- 軒下・ベランダの隅・・・
屋根があり、雨風を防げるため好まれる - 換気口・壁の隙間・・・
外敵から身を守れる場所 - 倉庫や物置の内部・・・
静かで人の出入りが少ないため巣が作られやすい
庭や自然環境の中
- 木の枝や植え込み・・・
特にアシナガバチが木の枝や葉の裏に小さな巣を作る - 地中・朽木の内部・・・
スズメバチの一部は地面の穴や倒木の中に巣を作る
人工構造物の下や隙間
- 橋の下や高架下・・・
人の出入りが少なく、静かな環境が整っている - 電柱や看板の裏・・・
外敵から見つかりにくい場所
このように、蜂の巣を早めに発見するためには、
春~初夏にかけてこれらの場所を定期的にチェックし、巣が小さいうちに適切に対処することが重要です。
蜂を避けるための対策
蜂は特定の香りや環境を好み、適した場所に巣を作ります。
そのため、日常生活で気をつけることで、蜂を引き寄せにくくし、刺されるリスクを減らすことができます。そして、以下の対策を意識して、蜂を遠ざけましょう。
蜂が好む香りを避ける
蜂は甘い香りや花の香りに引き寄せられやすいです。そのため、香りの強いものを身につけたり、使用したりするのを控えましょう。
避けるべきもの
- 香水やボディミスト・・・
特にフローラル系・シトラス系の香りは蜂を引き寄せる - ヘアスプレーや整髪料・・・
甘い香りのするものは要注意 - フルーツの香りのする日焼け止めやハンドクリーム・・・
とくに夏場は香り付きの日焼け止めを使わないようにする - 甘いジュースやアルコール・・・
開封した缶やペットボトルに蜂が寄ってくることがある
対策
- 無香料のスキンケア用品を選ぶ
- 屋外での飲食時は、飲み物を開けたまま放置しない
- 特にキャンプやピクニックでは、食べ物の香りにも注意する
暗く深い部分に気をつける
蜂は暗くて狭い場所を好み、巣作りの場所として選ぶことが多いです。そして、巣ができてしまうと蜂の数が増え、危険度が増すため、定期的に確認しましょう。
特に注意すべき場所
- 屋根の隙間や軒下・・・
ミツバチやアシナガバチが巣を作りやすい - 換気口やエアコンの室外機周辺・・・
小さな隙間から入り込むことがある - ベランダの裏や物置の内部・・・
人の出入りが少なく、静かな環境が適している - 庭の木の枝や茂みの中・・・
アシナガバチが枝にぶら下がるように巣を作る - 古い家具や放置された物の中・・・
スズメバチの一部は地中や木の隙間に巣を作る
対策
- 定期的に屋根や軒下、ベランダ周りをチェックし、小さな巣でも早めに対処する
- エアコンの換気口や室外機の隙間をネットで塞ぐ
- 物置や倉庫を整理し、長期間放置されたものがないか確認する
毛布や材料をきれいにする
蜂は静かで人の手が入らない場所に巣を作ることが多いです。そのため、使っていない布や資材の管理をしっかり行うことが重要です。
気をつけるべきもの
- 屋外に置きっぱなしの毛布や布団・・・
アシナガバチが隙間を見つけて巣を作ることがある - 使っていないダンボールや木材・・・
湿気がこもると蜂が好む環境になる - 庭の資材やプランターの隙間・・・
適度な隠れ場所となり、巣を作る原因になる
対策
- 毛布や布製品は屋外に放置せず、使用後はしっかり片付ける
- 物置やガレージの不要な荷物を整理し、定期的に清掃する
- 庭の資材や道具は使用後に収納し、隙間に蜂が入り込まないようにする
このように、蜂を避けるためには、日常生活のちょっとした工夫が大切です。そして、これらの対策を意識することで、蜂を引き寄せるリスクを減らし、安全に過ごすことができます。
蜂と遭遇したときの適切な行動
蜂に遭遇すると、慌ててしまいがちです。しかし、不用意な動きや行動をとると蜂を刺激してしまうことがあります。そのため、落ち着いて対処することで、刺されるリスクを減らせます。
そこで、以下のポイントを意識し、安全に行動しましょう。
落ち着いて、急に手を振り回さない
蜂は急な動きに敏感で、手を振り回すと敵と認識して攻撃してくることがあります。
正しい行動
- 落ち着いてゆっくりとその場を離れる(できるだけ後ずさるように)
- 息を大きく吐かない(二酸化炭素に反応する蜂もいるため)
- 頭を低くしながら静かに移動する(蜂は高い位置を警戒する傾向がある)
やってはいけない行動
- 大きな動きで手を振り回す(蜂を興奮させる原因に)
- 叫ぶ・声を上げる(音や振動に敏感なため)
- 走って逃げる(蜂が興奮して追いかけてくることがある)
もし蜂が体や服にとまった場合
- 叩かずにゆっくり振り払うか、そのままじっとして飛び立つのを待つ
深みのある色や暗い色を避ける
蜂は黒や濃い色を敵と認識しやすいため、服装や持ち物に注意することが大切です。
避けるべき色
- 黒・濃紺・ダークブラウン(クマなどの天敵を連想し、攻撃的になる)
- 深みのある赤や紫(暗い色に近く、警戒されやすい)
おすすめの服装
- 白・ベージュ・薄い黄色などの明るい色(蜂にとって攻撃対象になりにくい)
- つるつるした素材の服(蜂がとまりにくい)
NGな行動
- 黒い帽子やマフラーを身につける(特に頭部への攻撃を受けやすい)
- 手袋や靴に黒いものを選ぶ(手足が刺されるリスクが高まる)
もし屋外で蜂が多い場所に行く場合
- 明るい色の服を選ぶ
- ハチ対策用の防虫スプレーを使用する(蜂を寄せ付けない成分を含むものを選ぶ)
自分で駆除せず、専門業者を呼ぶ
蜂の巣を見つけた場合、自分で駆除するのは非常に危険です。
とくに、スズメバチの巣は絶対に自分で手を出さないようにしましょう。
巣を見つけたら
- 小さな巣でも専門業者に相談(春の時期でも自己駆除は危険)
- 刺激せずに静かに距離を取る(巣の周りを騒がしくしない)
- 家の中に巣ができた場合は窓を開けずに業者を呼ぶ
やってはいけない行動
- 棒で巣を突く(蜂が一斉に攻撃してくる)
- 市販のスプレーを使って駆除しようとする(巣が大きいと逆効果)
- 夜間や早朝にこっそり駆除しようとする(蜂は巣に戻っており危険度が高い)
安全な駆除の流れ
- 巣のサイズと場所を確認(写真を撮って業者に伝えるとスムーズ)
- 市町村の役所や業者に相談(自治体によっては補助金が出る場合も)
- 巣の撤去後も予防対策をする(換気口や隙間をふさぐ、蜂が寄りにくい環境づくり)
そして、蜂の巣駆除をプロに任せるなら、「蜂バスター」がおすすめです。
なぜなら、専門の知識と経験を身に着けたプロが対応してくれるからです。詳しくは、公式サイトをご確認ください。
このように、蜂と遭遇した際は、落ち着いて行動し、無駄に刺激しないことが最も重要です。そして、適切な対策を知っておくことで、蜂とのトラブルを防ぎ、安全に過ごすことができます。
まとめ:【庭で蜂と遭遇!!】その時の行動と対処は?
いかがでしたか?
庭で蜂に遭遇した際は、落ち着いて無駄な動きをしないことが最も大切です。そのため、慌てて手を振り回したり、大声を出したりすると、蜂を刺激して攻撃されるリスクが高まります。
また、黒い服を避け、静かにその場を離れることで刺される危険を減らせます。もし、巣を見つけた場合は、絶対に自分で駆除しようとせず、専門業者に依頼しましょう。
とくに、スズメバチの巣は非常に危険なため、適切な対応を取ることが重要です。
そして、日頃から蜂が巣を作りやすい場所をチェックし、予防対策を行うことで、安全な環境を維持しましょう。
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